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燃え盛る民家から5人の子供を救助したピザの配達員

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(著) (編集)

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 アメリカ・インディアナ州の民家で深夜に火事が発生した。5人の子供が眠る家が炎に包まれる様子を目撃したのは、ちょうど仕事帰りのピザの配達員男性だった。

 男性はすぐさま家の中に駆け込み、子供たちを救出したが、6歳の少女がまだ取り残されていた。

 男性は危険を顧みず、窓を突き破って煙に包まれた室内からようやく子供を見つけ出すと、抱きかかえて脱出に成功。

 自らも火傷を負ったが「子供は大丈夫でしたか?」と救急隊に尋ね、最後まで子供の心配をしていたという。

Watch: Indiana Man Saves Five Kids From Burning Home

民家の火災に気付いた男性、燃える家の中から子供6人を救出

 7月11日の午前0時半頃、インディアナ州北西部のラファイエットで、民家の大規模な火災が発生した。

 ピザ配達員のニック・ボスティックさん(25歳)は、仕事帰りで車を走らせていたが、民家のベランダから燃え盛る炎に気付くと、すぐに車を私道に止めた。

 ニックさんは携帯電話を持っていなかったため、911に緊急通報することができなかった。そこですぐに家の裏に回って「誰かいますか!?聞こえますか!?」と大声で呼びかけた。

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pixabay

 その後、意を決し家の中に入ったニックさんは、2階に4人の子供の姿を発見した。18歳の子供を筆頭に、13歳とその友達(13歳)、更には1歳の幼い子供がいた。

 4人の子供たちはニックさんによって2階から1階へ降ろされ、外へ連れ出されたが、もう1人、6歳の少女が家に取り残されていることがわかった。

 再び燃える家に近付き、炎と黒煙が激しく上がっている家を見たニックさんは、「もうすぐ爆発してしまうかもしれない」という恐怖を感じながらも、勇気を振り絞って家の中に駆け込んだ。

 煙で全く見えない中、必死の捜索を続けていたところ、泣き声が聞こえてきた。ニックさんは2階で立ち往生して泣いていた少女を抱えて、2階の窓から飛び出した。

 近所住民から通報を受けて駆け付けたラファイエット警察の警官のボディカメラには、少女を両腕にしっかりと抱きかかえて家から現れたニックさんの姿が捉えられていた。

ヒーローと称賛されるも「私はヒーローではない」

 子供5人はニックさんによって命を救われた。全員が無傷だったという。

 しかし、ニックさんは脚や腕に火傷や切り傷、水ぶくれを負い、かなりの煙を吸い込んでいたため、その後病院へ搬送され、数日間入院しながら治療を受けた。

毎朝目覚めると、あの時の情景が思い出されます。まだ生きているんだな、と。神は私を生かしてくれたのだな、と。

 ニックさんは最後の少女を助ける為に家に飛び込んだ時、自分はここで終わるんだ、と死を覚悟したという。実際、死んでもおかしくないほどの火災状況だったのだ。

 そんな中、夢中で子供たちを救うことに奔走したニックさんを、ラファイエット警察は「無私無欲の勇気ある行為は英雄的だ」と称賛した。

 また、当日留守にしていた両親は、子供たちの命を救った恩人と連絡を取ることができ、大きな感謝を口にしたそうだ。

 現在、退院して自宅で回復中のニックさんは、このように話している。

子供たちの両親は、落ち着いたら私を夕食に招待したいと言ってくれています。私を命の恩人として、家族の一員に迎え入れたいとも言ってくれました。

でも何度も言うように、私はヒーローなんかじゃありません。適切なタイミングで適切な場所にいただけのことです。するべきことをしただけです。

もし私が同じような目に遭えば、きっと誰かが私のために同じように助けてくれると信じていますし、もしまた、自分が別の住宅火災を目撃したら、同じように助けに行くでしょう。

 なお警察によると、ニックさんは来月に地元で開催される野球の試合中に、名誉賞が贈られることになっているということだ。

References:Indiana man hailed a hero after saving 5 people, including children from house fire / Indiana Man Praised After Saving 5 Kids from Burning Home | PEOPLE.com/ written by Scarlet / edited by / parumo

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この記事へのコメント 23件

コメントを書く

  1. わたしだったら立ちすくんで動けないだろうな…見知らぬ子供たちのために、自分を顧みず助け出すなんて本当にすごいと思う

    • +44
    1. ※2
      正直、家族でも助けに行けないと断言できてしまう。
      全身大火傷の可能性を考えると死より怖いわ。

      • +23
  2. おいおいアメリカのピザは配達員のハートまでアツアツなのかよ

    • +32
  3. すっげえな…単なる火事どころか完全に豪火。ここに最後の子供探して突っ込んでいくなんて並の根性超えてるわ。
    この英雄を讃える米文化は見習うべきだと思う。

    • +32
  4. こういう時に使われるDIDの響きがすごく好き
    条件反射してしまう

    • -5
  5. この心意気を見習おう、なんて安易に言えないくらい強い炎。
    いやほんとすごいわ。子供達はかなり怖かったろうけど、助けに来たニックさんの雄姿で怖い記憶が和らいでいるといいな。ニックさんには次は幸運が訪れますように。

    • +38
  6. 勇気あるスーパーマンね
    誰にでもできることなんかじゃない
    ヒーローだわ

    • +15
  7. スパイダーマンやんか
    ピッツァタイム!

    • 評価
  8. 自分に出来るかわ分からないけど、老衰で死ぬ以外の最後はこう言う事に命を使って終わりたいね。

    ここんとこ死刑なる為に他人をとかばかりでウンザリ。

    • +19
  9. >でも何度も言うように、私はヒーローなんかじゃありません。
    いやいや、こんなことをできる人がヒーローじゃなきゃいったい誰がヒーローなんだと

    • +23
  10. 応急処置受けてるニックさんの顔が痛そうで辛いわ
    この人も子供たちも助かって本当に良かった
    もし自分だったら例え家族が相手でもこの勢いの炎に飛び込む勇気は出ないかもしれない
    情けない話だが

    • +19
    1. >>19
      情けなくない。それが普通。何度も大きな都市災害を経験してきた日本ではそうやって生き残っている人達が大勢いる。生き残ることは情けなくない。

      • +17
  11. 医療費大丈夫なのかなぁ・・・って心配になるんだよなぁ・・(ヽ”ω`)・・人助けして医療費で破産とか結構ドライなとこあるからアメリカは・・

    • +8
    1. >>21
      州知事とか市長に談判して医療費は州や市が支払っても良いレベル。

      て言うか、いくら上が18歳とは言え、5人も置いて両親が外出とか、どうかと思う。

      • +3
      1. >>24
        確かに。
        子どもたちを養うために夜勤してたときもしれないな

        • +3
      2. >>24
        18歳なら大丈夫だと思ってしまうだろ、それぐらいの子なら面倒見てるから行って来なよぐらい両親に言うだろうしさ

        でも助かって本当に良かった

        • +2
    2. >>21
      この人の治療費のためにクラファン立ち上げてもいいかもしれんね
      逆に必要額をオーバーしすぎないように調整するほうが至難の業かもしれないが

      • +3
  12. 記事のタイトルだけ見てほえーすごいなーくらいの気持ちで動画みたらめっちゃ燃えててびっくりした。
    この炎の中に2回も飛び込むなんて凄まじい勇気だね。彼は子供たちとご両親の英雄だ。かっこいい!

    • +2
  13. クラファンで治療費はなんとかなったみたいです。
    https://japan.techinsight.jp/2022/07/iruy07261233.html
    テックインサイトの記事からの引用
    「ニコラスさんの勇敢な行動を各メディアが報じると多くの人が感動しており、ニコラスさんのいとこであるリチャードさん(Richard)がクラウドファンディングサイト「GoFundMe」で治療費を募ると、目標額の10万ドル(約1356万円)を大きく上回り56万ドル(約7592万円)超もの金額となった。

    募金した人々からは「あなたこそ本当のMVPだよ」「なんて素晴らしい勇気の持ち主なの」「早く回復しますように」などのコメントが寄せられている。」

    • +5

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