メインコンテンツにスキップ

動物保護施設で火災が発生、ホームレスの男性が1人で全ての動物を救出(アメリカ)

記事の本文にスキップ

32件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
火事から動物たちを全員救い出したホームレス男性 image credit:thewunderdogs/Instagram
Advertisement

 アメリカのジョージア州で発生した動物保護施設の火災で、自らの命の危険を顧みず、犬猫たちの救助に尽力したホームレス男性がいる。

 彼は、危険と背中合わせになりながらも炎が上がる建物内へ突入し、16匹全ての犬猫たちを無事に施設から救い出すことに成功した。

 施設の創設者は、尊い動物の命を救ってくれた男性をヒーローと称賛し、大きな感謝の気持ちを露わにした。

ホームレス男性、動物保護施設の火災に遭遇

 12月18日、ジョージア州アトランタ市内にある動物保護施設『W-Underdogs』の台所から発生した火災は、施設内にいた6匹の犬と10匹の猫を危機的状態に陥れた。

 火災が発生した当時、ホームレスのキース・ウォーカーさん(53歳)は、愛犬のピットブル“ブラボー”を迎えに同施設に向かっていたところだった。

 キースさんは、パートナーのブラボーをとてもかわいがっており、同施設の厚意で毎晩預かってもらっていたのだ。

 しかし、施設が燃えていることに気が付いたキースさんは、すぐに犬猫たちを救助しなければと咄嗟に炎が上がる建物内へ突入した。

Facebookで開く

キースさんによって全ての犬猫が救出される

 火災現場の近くにいた動物保護施設の創設者グレイシー・ハムリンさんは、キースさんが危険を顧みず建物内に入り、動物の救助に奔走してくれたことに大きな感謝の気持ちを露わにした。

炎がどれほど速く燃え広がるかを、近くにいた私はこの目で見ていました。消防士でさえ、犬猫の救助に動物管理局へ通報していたのですが、キースさんは既に建物の中に飛び込んでいました。

全ての犬猫を無事に救い出してくれた彼には、感謝してもしきれません。彼は私たちの守護天使であり、ヒーローです。

Facebookで開く

 施設は全焼を免れたが、動物たちが住むことができない状態になってしまった。しかし幸いにも、同施設は1週間後には同市の新施設へ転居を予定していたこともあり、16匹の動物はそちらへ移されることになった。

Facebookで開く

 現在、犬猫たちは新しい施設で、暖かく安全で快適に、そして幸せに過ごしているということだ。

施設側、キースさんへの支援を決意

 13歳の時からホームレス生活をしているキースさんは、後のメディア取材でこのように語った。

煙が出ている場所に入ることは、地獄に向かうように緊張し恐怖を感じた。でも私があのタイミングであの場所にいたということは、神が私に動物たちを助けさせるためだったと思う。

ブラボーは私の親友で、彼無しでは今の私はここにいない。だから他の犬もなんとしてでも助けなきゃと思った。犬を愛しているなら、世界中の誰をも愛することができると私は思っているんだ。

 現在、クラウドファンディングサイト『GoFundMe』では、施設が失った必要品の再購入のための寄付を呼びかけている。

 キースさん自身にも支援が集まっているが彼は「全ての支援の申し出を断っている」と報告されている。だが施設チームは、尊い犬猫の命を救ってくれた彼のために、できる限りのことをサポートするつもりだという。

written by Scarlet / edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 32件

コメントを書く

  1. キースさんは「ブラボーや他の子たちのために使って!」て言えば受け取ってくれそう。ついでに、この機会に有償ボランティアとして保護活動に携わることはできないだろうか。

    • +36
    1. ※1
      彼としては見返りを求めて行ったことではないし、愛のためにやって当然としてやったことに対して金銭を受け取るのは違うと感じているのではないか?
      私としては今まで社会の失敗作のように存在を無視したり忌諱されていたホームレスに対し、目立った途端に全く関係のない人達が金を集めて無責任にほら金だ受け取れよ、とするのはまた違うと思う

      ただ彼に限らず自分のやって当然だと思った行為に対し無償で金銭を受け取るのに抵抗を感じる人は多いと思うが、
      仕事の紹介などの間接的な支援ならば受け取って貰えるかもしれないね

      • +3
  2. 消防士は何をしてたの?
    無装備のホームレスでさえ建物に飛び込めるというのに。

    • -32
    1. ※3
      おまえそれ消防士の家族にもいえるの?んで自分でもやれるの?

      • +14
    2. >>3
      消防士は1番火のことを分かっている。隊長が突入しては駄目と言ったら駄目。人命優先は仕方ながないよ。今回はたまたまホームレスの人が無事だっただけのこと。責めてはいけない。

      • +24
    3. ※3
      失うものが少ない人ほど無謀なことができるものだし、
      辛い境遇にいる人ほど、より辛い境遇を理解できるものだよ。

      • +3
  3. 朝から素晴らしい記事をありがとう
    彼の愛情で今日も穏やかに過ごせそうです

    • +21
  4. 「できる限りのサポート」ってなんだろう。
    彼を雇えばいいと思うんだ。

    • +9
    1. ※6
      支援を断ったっていうし、彼は彼なりのやり方があるんじゃないか
      もしかしたら好きで屋外で生活しているのかもしれないわけで
      施設側が誠意を持って彼に恩を返すというなら任せればよいと思う

      • +18
    2. >>6
      本人が強く拒否るパターンもホームレスの人にはよくあるらしいし、なんとも言えないと思う
      雇ったとして、その人が実際に業務を行えるかどうかって事情もあるしなぁ
      本人と話してみないとわからんことよね

      • +2
  5. キースさんを、その施設の職員に雇えないものでしょうかね?

    • +13
  6. きっかけは愛犬のことを考えて寒い夜は預けてだし、誠実な人っぽいから、一般社会で生きづらかったのかなと思っていたら、ホームレスになったのが十三歳!
    …福祉制度からすり抜けちゃったのか、それとも一度は保護されたけど逃げ出すほど劣悪な環境だったのか。
    作り物のドラマでは心打つけど、現実に知ると切ないというか、誰しも陥るかもしれない悲劇に恐れおおのく…。

    • +38
  7. 素直にすごいなあと思う…。
    こんな勇気俺にはない…。

    • +12
  8. 13歳からホームレス生活なんて想像もつかない世界
    自分も決して楽ではないだろうに、命をかけて動物を助けようと動けるなんて本当に素晴らしい
    このことがきっかけで、少しでも楽な生活が送れたらと願う

    • +39
    1. >>10
      どういう事情か分からないけれど、1980年に13歳という多感な年頃から“社会の中の見えない人”だったとすると社会復帰は相当な困難を伴うのでは?
      ご本人に強固な意志がないと日常生活(家電操作や常識とか)もなかなか順応は難しいでしょうね。
      出来合いのものを買うにも栄養バランスを考えるとか、寝るときはパジャマに着替えるとか、基本的生活習慣を身に付けるところからはじめないと。

      • +9
  9. キース・ウォーカーさんは犬を愛しているし、
    施設の人を信頼しているし、
    神を信じているんだね

    • +16
  10. キースさんがスゴイけど、みんなの米が泣かせるじゃねーか!

    • +5
  11. こういう人がいることを知ると世の中捨てたもんじゃないと思う
    ホームレスの人たちはコロナとか大丈夫なんだろうか
    そこが心配

    • +10
  12. 13歳のときからと言うと何かしらの障害や事情があるのだろう。彼の状況や状態の配慮からサポートは始まるだろう。雇うと言っても彼が拒否をすれば何にもならないから。このヒーローを尊重するには何をすればいいか、どうすればヒーローを救えるか。それを考えるのが1番目にやること。

    • +16
  13. 首輪だとどうしても苦しそうに見えるからハーネスに変えてあげたくなる…

    • -8
    1. ※19 ハーネスだと飼い主の指示が首輪よりも伝わりにくいので、
      散歩しにくく双方に不便。
      そして首輪は苦しそうに見えるかもしれないけど、首最上部、
      後ろは耳の付け根すぐ下にぴったりつけるのが一番指示が
      伝わる。ゆえにかかる力が弱くて済むので、犬は苦しくない。
      (もちろんしつけされておらず引っ張れば苦しいが)
      ハーネスで引っ張りを直すのは、難しい。
      どうしてもハーネスにする場合は、必ず抜けて迷子になる事の
      ないタイプを選んでほしい。

      • +6
    2. ※19
      ハーネスつけると犬がぐいぐい引っぱりたくなっちゃうらしいよ
      シーザー・ミランの番組見てるとハーネスつけてる飼い主は
      まず付け替えさせられてる

      • +6
  14. 13歳からってストリートチルドレンかそれでこの人格者って聖人か?

    • +13
  15. 5$だけど入れた
    突入した勇気に比べれば塵だけど頑張って欲しい
    そして苦労に見合った分の生活があれば嬉しいな

    • +14
  16. サムネの子がブラボーくん?表情が親子みたいに似てる♪

    • +3
  17. 彼にとっても、私たちにとっても、動物たちがみな助かったこと以上の喜びはないだろう。
    そして彼はもう十分すぎるほど社会に貢献したといっても過言ではない。
    あとは彼が彼なりに自由に、自らが望む生活を送っていることを願うよ。

    • +2
  18. 出来る限りのサポート、彼が一番喜ぶのは犬の事じゃないかな。自身に何かあって日中も一緒に居られなくなったとか最悪死んでしまった場合には保護するとか、犬が病気や怪我をした際には治療費を負担するとか。集まったお金もこの犬の財産という形で預かっておけば施設側も負担がないし、誰も損しない。で、いつかはどちらも亡くなるわけで葬いにかかる費用としてでもいいと思う。社会復帰とかホームレス脱却という面でのサポートはハッキリ言えば本人に強い希望があればもっと若いうちに支援制度を利用してると思うし。

    • +1
  19. 俺はカラパイアが気に入ってる
    優しい記事が多いよ

    • +3

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

知る

知るについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

動物・鳥類

動物・鳥類についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。