世界にはさまざまな文化があり、国によってタブーやマナーも多様だったりするが、挨拶にもいろんな種類があったりする。
例えば握手やハグ、手を振る以外にも、互いの頬をくっつけるチークキスや、握りこぶしをくっつけ合うのはわりと知られている方法だが、頭を下げたりする日本の挨拶も他国の人からは変わった仕草に見えたりする。
一部の国や民族のあいだで伝統になっている、世界でもちょっと珍しいとされる6種の挨拶をみていこう。
1. 額と鼻を合わせる (ニュージーランド)
ニュージーランドの先住民、マオリ族の伝統的な挨拶は「ホンギ」という。
ホンギはお互いの額と鼻をくっつけ、神からもたらされる活力のやり取りをするというもの。それは団結の象徴でもある。
この風習はかつてマオリ族が訪問者と交わしたもので、相手を土地の人間とみなす意味があったが、今は一部のマオリ族を除き握手の代わりになっている。
ニュージーランドでホンギをする英王室サセックス侯爵とメーガン妃
Harry and Meghan receive traditional Maori haka greeting in New Zealand | ITV News
2. 舌を突き出す (チベット)
チベットの人々は自分の舌を突き出して人を出迎える習慣がある。これは7〜9世紀頃にチベットにあった吐蕃(トバン)王国の王、ラン・ダルマの時代以後にできた伝統だという。
ラン・ダルマは黒い舌を持つ王で、当時盛んだった仏教を厳しく弾圧し、仏教徒の殺害なども行ったため、国民から反感を持たれて仏僧に暗殺されたといわれている(諸説あり)。
だが、その後も「残酷な王」の生まれ変わりを恐れたチベットの人々が、お互いに舌を見せて確認しあう風習ができ、それが挨拶になったそうだ。
3. 鼻のあたりを押し付けてこする (グリーンランド)
グリーンランドの先住民カラーリット(グリーンランド・イヌイット)の伝統的な挨拶は、鼻から鼻の下までを相手の顔に押しつけてこするというもの。
こんな感じらしい
Inuit Kiss
4. 頬を押しつけて鼻をクンクンさせる (ツバル)
ツバルでは片頬を相手に押しつけながら、匂いを嗅ぐように鼻をクンクンさせる伝統的な歓迎の挨拶があるそうだ。
5. 歓迎の布を見せて渡す (モンゴル)
モンゴルでは知り合いや初対面のお客を迎えたときに特別な布を見せる。その布は絹か綿でできていて、相手は軽くお辞儀しながらその布を両手で受け取ることになっている。
モンゴルの伝統的な挨拶の様子
Mongolia’s greeting custom with khadag
6. 相手の右手を自分の額にあてる(フィリピン)
フィリピンでは、高齢の人の右手を持ちながら頭を下げ、その手の節の部分を自分の額に当てる風習がある。
これは「マノ・ポ」という挨拶で年長者への深い尊敬を表す風習だという。
References:whenonearthなど /written by D/ edited by parumo
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コメント
1.
2. 匿名処理班
脂ギトギトの顔なんかくっつけられたくないな
3. 匿名処理班
日本は多湿だからスキンシップが薄いという説
4.
5. 匿名処理班
※2
顔が脂ギトギトになるのは工業化による大量生産された食品を食べている所為。
古代から続いている加工されていない食品のみを摂取する限り、そのようにはならない。
6. 匿名処理班
※3
なるほど確かに。
考えてみれば、挨拶の根源ってフィジカルな利得なのかも。
寒い冬ほど、人の手を握りたくなるもんね。
7. 匿名処理班
日本だとこういうスキンシップが少ないから、ちょっと手が触れたりしただけで勘違いしちゃうことが多いのかな?
8. 匿名処理班
俺は娘さんとのグリーンランド風挨拶だけで10日戦える。
9. 匿名処理班
舌ペロはかわいい。
10. 匿名処理班
※2
なるほど
11. 鼻が低いから挨拶できないよ
キスするロシアのおっさんが居ない…っ!
(この習慣も年寄りだけになってるそうな)
12. 匿名処理班
※5
だよなあ、今の時代加工食品ばかり食べているからな。
先住民の人はそんなもの食べ無いから健康なんだよ。
13. 匿名処理班
>>5
嘘臭い