
このほど、カナダのブリティッシュ・コロンビア州の農場で1頭の馬が真夜中に出産。仔馬が危機にあることを察した農場の飼い犬は、いち早くその事態に気付き、寝ている飼い主を起こし、仔馬の命を救ったという。
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仔馬の危険を察知した犬、飼い主に救いを求める
カナダのブリティッシュ・コロンビア州タッペンで農場を運営するマリー・ハリーさんは、6月末に起こった出来事を7月10日に自身のFacebookでシェアした。
その投稿によると、6月24日の夜中1時50分頃、ボーアボールという犬種の愛犬“トフィー”(メス)に突然起こされたという。
トフィーは、眠っていたマリーさんを鼻で強く突き、大きな声で吠えた。トフィーの様子から異変に気付いたマリーさんがベッドから飛び起きると、トフィーは階段を降りて庭へと飛び出した。
生まれたばかりの仔馬が窒息寸前の状態に
トフィーに誘導されるようにマリーさんが農場へ向かうと、飼育している馬の1頭が出産しており、マリーさんは驚いた。しかし、生まれたばかりの仔馬は、羊膜が破れておらず膜に包まれたままで、その膜が仔馬の鼻に張り付き、窒息寸前の状態だった。
マリーさんは、呼吸にもだえていびきをかくような酷い音をたてる仔馬の危機を知ると、すぐに羊膜を仔馬から取り除き、鼻孔を綺麗にしてやった。
もし、このまま鼻孔に膜が吸い込まれていたら、仔馬の窒息死は免れなかった。そして、トフィーが知らせてくれなければ、私は目を覚ますことはなかっただろう。
トフィーがなぜ仔馬の危機を察したのかわからない。だがトフィーがいなければ、仔馬は命を失っていたかもしれない。そう思ったマリーさんは、トフィーの行動に深く感心した。
ヒーロー・トフィーに命を救われた仔馬、元気に成長中
マリーさんは。Facebookでトフィーが救った仔馬が元気に成長中であることもシェアした。犬は時に奇跡的な行動で他者を救おうとするという噂はいつも耳にしていましたが、それが実際に自分も体験することになるとは思っていませんでした。マリーさんによると、トフィーはマリーさん一家に2020年に迎え入れられたばかりだそうだ。
この出来事で、トフィーは素晴らしい犬の1匹であることを間違いなく証明しました。私は、彼女を迎えることができたことにとても幸運を感じています。
愛犬が救った仔馬については、マリーさんは「満月の下で生まれた仔馬は、非常に興味深いマーキングを持っています。干ばつ、熱波に見舞われた中で、奇跡的に危機を乗り越えたシマウマのような縞模様を持つこの仔馬に、どうか名前を付けてあげてください」と綴り、Facebook上で仔馬の名前を一般募集した。
すると、多くのユーザーから名前の提案が寄せられたが、その多くが「ラッキー」という名前だったため、マリーさんは「ユニークな名前を選択するには、しばらく時間がかかりそうです」と述べ、現在も選考中のようだ。
生まれた仔馬が無事だったことも何よりだが、マリーさんは愛犬の鋭い感覚を実体験したことに対して、「素晴らしいギフトを与えられた」と深く感動していることをメディア取材で語っている。
仔馬は、おかげで元気に成長中です。Top image:Marie Hurley / References:The Western Journal / written by Scarlet / edited by parumo
この1件は多くのユーザーらの大きな反響を呼びました。私にとっては、このストーリーを知った皆さんが、トフィーの勇気に感動して、ハッピーな気分になれたという声を寄せてくれることが何より最高です!
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コメント
1. 匿名処理班
ラッキーでいいじゃん!キラキラネーム狙いなのかな?
2. 匿名処理班
こういう羊膜とかって母馬が舐め取ってあげるんじゃないの
母ちゃん馬何してたん
3. 匿名処理班
ええ話
4. 匿名処理班
流石だ
5. 匿名処理班
うちの犬はミカンの皮を探し当てるのが得意です☆
6. 匿名処理班
人間の赤ちゃんが呼吸困難に陥ったかの危機になったとき吠えて知らせた犬もいたね。
犬は命の危険(特に呼吸関係?)が遠くからでもわかるらしい。
7. 匿名処理班
>>2
馬はわりと生まれたら後は知らん、という感じの母馬が多い
だから人間が出産手伝ったりするんだよ
8. 匿名処理班
血の臭いかな?
9. 匿名処理班
>>2
犬とか猫ならそうだけど、草食動物で大型の動物はどうかなぁ
10. 匿名処理班
どこかの牧場でも出産のタイミングを教えてくれる飼い犬がいると映像で見たなぁほんとうに凄い
11. 匿名処理班
※9
牛だと、子牛の顔や全身を舐めたり、胎盤を食べたりする。