この画像を大きなサイズで見る先日アメリカで、「ペットのトラが住宅地で逃走、現在も行方不明」という仰天ニュースをお伝えしたばかりだが、そのトラが無傷で見つかったという続報が入った。
トラは生後9カ月で、今月9日にテキサス州の住宅街でうろつく姿が目撃されたのち、殺人容疑のある保釈中の男性に連れ去られた後に行方不明になっていた。
それからおよそ1週間後、この逃走事件は意外な形で解決した。住民の不安の種だったトラはやはり、連れ去った男性が飼い主だったようで、その妻により無事に引き渡されたという。
逃走事件から1週間。行方不明のトラが見つかる
今月15日、テキサス州ヒューストン警察が行方不明になっていたベンガルトラを発見したと発表した。
インディアは同月9日にヒューストンの住宅街を歩き回っている姿を最後に行方がわからなくなっていたが、幸いにも無傷で見つかった。
このトラの名は「インディア」という。ヒューストン警察のツイッターでは、長きにわたる捜索を指揮したロン・ボルザ警視が保護されたインディアをなでながら「ついに発見しました。彼は健康です」と報告している。
飼い主は連れ去った男性だった、妻がトラを警察に引き渡す
発見されたインディアはヒューストンのバーク動物保護施設で保護されていたが、まもなくテキサス州の動物保護区に運ばれる。
インディアを保護中のヒューストンのバーク動物保護施設
この画像を大きなサイズで見るそのインディアの飼い主だが、やはりインディアを車に乗せて逃走しようとしていたヴィクトル・ユーゴー・クエバスだった。
トラを連れて警察から逃げた容疑で5月10日に逮捕されたクエバスは、自分は飼い主ではない、インディアはさまざまな人を介してどこかに行った、などと主張していたため捜索は難航を極めていた。
ところがおよそ1週間後の15日、ボルザ警視がバーク動物保護施設に連絡したところ、事件は意外な形で幕引きとなる。
施設に着いたボルザ警視に、クエバスの妻ジョルジアが自らインディアを引き渡してきたのだ。
捜索中もインディアの居場所を知っていたと話すジョルジアナは、哺乳瓶でインディアに給餌しながら「これは夫のトラ」だと告白し、夫婦で9カ月ほど飼育していたと証言した。
インディアに餌をやるクエバスの妻ジョルジアとボルザ警視
この画像を大きなサイズで見るヒューストンでは虎の飼育は違法。警察が告訴を検討
はからずも世間を震撼とさせた幼いトラが人を襲うことも無く、しかも無傷で見つかったことは喜ばしいことだったが、当局はこの件の告訴を検討している。
なぜならヒューストンでは、動物園の飼育員など特殊な例を除きエキゾチックアニマルの飼育は禁じられているからだ。
一方でクエバスの弁護士は、クエバスがインディアの出生証明などを持たないこと根拠に、所有者ではないと未だに主張を続けている。
ビクターは正式な飼い主ではなく、一緒に過ごす時間もわずかでした。でもペットを愛するようにインディアに愛情を注ぎ、こまめに世話していたんです
当分出れそうもない。保釈金上乗せで投獄中のクエバス
クエバスは2017年に隣の郡で発生した銃がらみの死亡事件の容疑者で逮捕（本人は正当防衛を主張）された過去がある。
今回、注目を集めたクエバスは保釈中とも報じられたが、実は逃走前日に保釈が取り消されていたそうだ。
その後トラと一緒に逃げた罪で捕まったクエバスは、数日後の審問会を経て殺人容疑で再逮捕された。罪に罪を重ねたために保釈金を上乗せされて投獄されため、当分出れそうにないという。
すでに体重80キロ。保護区に移されるインディア
クエバスの弁護士は、トラなどの私的所有を禁じる法がないテキサス州を引き合いに彼の無罪を訴えるが、ボルザ警視はそもそもトラを飼うべきではないと語る。
なぜならトラ界では幼いインディアも体重はすでに80キロほど。彼が望む望まないにかかわらず「多くのダメージ」を与える可能性があり、体は大きくなる一方だからだ。
インディアは動物保護区に運ばれます。彼はとても安全な環境で残りの寿命を生きるでしょう。そう願っています
今回の事件では、人々を守るため住宅街をうろつくインディアに銃を向け続けた保安官もいた。
その保安官はのちに、クエバスが「殺さないでくれ！」と叫びながら家から飛び出し、インディアの首輪を引き寄せてその頭にキスをした後、家に連れ帰るところを見たと言っていた。
もうじきケージごとトレーラーで運ばれるようだ
この画像を大きなサイズで見る育ての親の都合によりペットとしての暮らしから一転、動物保護区に運ばれるインディア。今後の彼のトラ生がどうか幸せに満ちたものになりますように。
References: / twitter / twitter / youtubeなど /written by D/ edited by parumo
タイガいにしろ、まったくもー
飼い主も「保護区」に引き渡されたみたいで安心した。
なっトラん!!
写真の印象ではだけど、奥さん美人で優しそうな人なのになぜこんなバカ男と結婚してしまったんだろう。
>>5
お金持ちなのでは？不法に稼いだお金かもしれないが…
※5
旦那が捕まったのに満面の笑顔ってのも不思議。
>>28
清清したわって顔してるもんな。虎よりも旦那の方をもて余してたのかも。
ようやくトラえたのか
なんとも悲しい事件
人間のエゴで動物を飼ってはいけない
アメリカは絶滅危惧種を個人で飼えるんだ
大型ネコをステータスとして飼いたがるのはなんでかねえ
※9 ネコ科は毛皮も動きも美しいからね。
西洋にいないし、普通飼えないような肉食獣を飼うことにステイタスがあるんだろうね
「イエネコのように飼えばイケル」と思ってそう
ミルクもらってモフられてる姿が完全に巨大なぬいぐるみで可愛い。
ペットとして猫可愛がりされてた生活から新たな環境に変わって馴染めるかどうかが心配。
そもそもこんな希少なトラさんどこで手に入れたんだよ
まだ子供だったんだな
成獣になれば200kgくらいになっちゃうものな
野生動物を飼うのはエゴだし、悪質な繁殖業者も居るらしいから収まって何より
とりあえず良かった
これでズドーン！！
だったら後味最悪だもの
それにしても迷惑な飼い主だな
まだミルク飲むような子供だったのか
このビクトルユーゴーとかゆー、
フザけた名前で法律違反しまくりの馬鹿は無期懲役で
出て来てもまたきっと周囲に迷惑かけるだけ
無事に見つかって良かった！！！
このニュース気になってたから、誰かを傷つけて撃たれることになったりしなくて本当に良かったよ。
飼い主は一生反省し続けてもう二度とこんなことしないでほしい。（罪重ねてしばらく出てこれないとのことだけど）
インディアがずっと保護区で健やかに過ごせるよう願ってるよ。
これ、トラからしたら大好きな飼い主さんと急に引き離されて…って事にならない？大丈夫かな。
まだ子供みたいだし、新しい環境に慣れて幸せに過ごしてくれるといいね。
ヴィクトル・ユーゴーとはまたすごい名前だな
もうすこし大きくなったら爪と牙を抜かれるからね？
子供の頃に保護されてよかったよ
前にあった、トラとクマとライオンが麻薬組織に虐待されながら飼われてて、救出された話よりはましかなあ。
動画みるかぎり、件のトラは元気で人を嫌ってる感じはないし。
これからも元気で幸せになれることを願いたい。
容疑者と楽しく遊ぶ動画が公開されていたので虎さみしくないのかと心配しないでもないですが、忘れはしないんでしょうけれどあきらめてくれるのでは。
保護施設：Cleveland Amory Black Beauty Ranchには到着していて（Cleveland Amory氏個人の意思で始まったとは思えないほど広いテキサスの地ですが）数日屋内柵で過ごしたのちに彼用の屋外柵に出ることができる予定みたい。検疫？健康観察？に30日ということなのでズレはあるかもしれませんね。
屋外は半エーカー（約2000平方メートル）とのこと。テニスコート3面くらい？ 多摩Zooだとチーター屋外放飼場2面ぶんだろか。
同施設には他に2頭のトラがレスキューされていて片方はやはり9か月の若さとか。どんだけ取り引きされてるのか。トラなので互いの交流はさせないかもですが同種や他の動物たちの声や匂いがする環境は自覚に役立つのかな。
Linda McIngvale, wife of Jim ‘Mattress Mack’ McInvgale, confirms she helped arrange tiger surrender(khou.com)
動画最後にあるのが彼の家となる場所ぽいですね
Missing Houston tiger found safe, transported to sanctuary(The Humane Society of the United States,YouTube)
嗚呼、無情！
こんなにデカくて乳飲み児なのか…確かに人間社会にはオーバースペックだわ
80kgあるのに哺乳瓶ちゅぱちゅぱしているの可愛すぎるだろ
8キロのトラネコで我慢しとけよ
殺人容疑で逮捕されたり、ペットの虎のために銃を構えた警官の前に飛び出したり
人間て不思議