
人間を含め、この世に存在する生物は昔から今に至るまで、一定確率の割合で異質なものが生まれてくる。これが進化に大いなる役割を果たしたというのが最近の研究の仮説だが、ここで取り上げられるこれらの生物たちも、何らかの役割をもって世に生まれてきたのかもしれない。
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15. 双頭のヘビ

このヘビは、セントルイスのワールド水族館が15,000ドルで購入し、8年後のオークションで10倍の値で売却しようとした。結局目論見は当てが外れ、某バイオテクノロジー企業が落札している。
おそらく最も注目すべきは、このコンビがこの類の突然変異を起こしたヘビよりも長生きなことだろう。こうした特徴を持つ動物が大人になることは滅多にない。
14. 尋常性白斑のロットワイラー

幸いにもそれほど重篤な症状ではない。だが確実な治療法はなく、フケが増えるかもしれない。皮膚の脱色素は部分的なもので、おかげでこうした印象的な姿となった。
13. 鱗のないガラガラヘビ

鱗がなくても生存率にはそれほど影響ないという。ペットとして非常に人気があるという事実も驚きだ。
12. 左右くっきり柄の分かれたキメラ猫

専門家によるとヴィーナスはキメラではなく、三毛猫のモザイク現象の驚くべき事例でしかないという。本来のキメラは二つの別個の胚を結合させたものから生まれるが、ヴィーナスの場合はただ毛並みのパターンがユニークに発現しただけなのだそうだ。
11. モントークモンスター

膨れ上がり、毛が抜け落ち長い牙を生やし、皮膚には青灰色の斑点。耳は短く、たくましい脚といった姿で、地上の人間を駆逐するために地獄の底から遣わされたのではと想像したくなる。だが、専門家はアライグマのようなもっと一般的な動物が溺死して膨れ上がった姿ではないかと推測する。
10. ホワイトタイガーのケニー

ホワイトタイガーのケニーは、口を閉じることができず、脳にも発達障害があった。結局ケニーは保護されてから10年後、2008年にガンで死亡した。
専門家によれば、こうした遺伝子の異常は自然環境では10,000分の1の確率でしか発生しないそうだ。ホワイトタイガーには、他にも内反足、口蓋裂、追加奇形、免疫系の問題などの症状がよく見られる。さらに色が白く目立つことから狩が難しくなるため、その生存率が低まる。
9. チュパカブラ?

だがチュパカブラと疑われた動物はほとんどが専門家によって否定されている。チュパカブラを見たという人は、おそらくは疥癬にかかったコヨーテが家畜に襲いかかった場面などを目撃したのだろう。
とは言うものの、ネットにはきちんと説明できないチュパカブラとされる死体の写真も出回っている。例えば、ここに載せた写真のものは、後ろに棘が突き出ており、ネズミのような長い尻尾を持つ。どう見てもコヨーテには似ていない。逃げ出したサルが他の動物と交配して生まれた動物という説もある。
8. ツートンカラーのクジャク

単純に半アルビノと呼びたくなるが、そうではない。これはただの不可思議な色の組み合わせにすぎない。純白のクジャクはこれまでも例があったが、基本的に羽の色素がないものだ。写真のクジャクは羽の複数の色素と構造的な反射を披露しているようだ。
7. ヤヌスキャット、フランクとルイ

ヤヌスキャット(ローマ神話の顔が二つあるヤヌス神に因む)とも呼ばれ、クラネオプラスティア(craneoplastia)というと突然変異がある。
6. 二つ顔をもつブタ

猫のフランクとルイと同じで、口は片方しか使えず、真ん中の目もきちんと機能しない。頭蓋骨が二つあるために正面が大きな死角となっている。またバランスを崩しやすいため、飼い主はルディにヘルメットを被せていた。
保護施設に5,000ドルで引き取られたが、すぐに健康状態が悪化。何度も転んだ末に亡くなった。
5. トカゲのような手を持つヘビ

4. 三位一体カエル

2004年に学生が発見し研究所に持ち込んだが、残念なことに専門家はカエルをほとんど調べることができなかった。水槽から逃げてそのまま行方を晦ましてしまったからだ。
ただしこの異質な体で逃げるのは難しいことから、画像もストーリーすらフェイクである可能性も浮上している。
3. 8本足のヤギ

獣医は1週間以上もたないと診断したが、仮にその期間を生きることができれば数年は生き伸びる可能性があると話したという。だがやはり、8本の足はどれも弱々しく体を支えることができなかった。
2. 尻尾を持ったワニ

蹄があり、手足は長い。クロコダイルのような吻、暗灰色の皮膚。悪夢から飛び出して来たかのような姿で、誕生後間も無く死んだにもかかわらず、村人は吉兆と考えていたようだ。
1. サルの顔をもったブタ

via:Is this the world's most terrifying creature?・15 Most Shocking Mutant Animal Discoveriesなど/ translated hiroching / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
いくつかは進化の兆しかもしれない。
だがほとんどはただの未熟児だ。
2. 匿名処理班
蹄を持った動物の双頭写真をよく見る気がするけど、多いのかな?
3. 匿名処理班
こういうのから派生して進化していくんだろうねぇ
4. 匿名処理班
15双頭の蛇!ダブルヘッドスネークか!おっさん世代には懐かしいビリヤード漫画を思い出す。
5. 匿名処理班
こんな怖い猿見たこと無いんだけど
6. 匿名処理班
このような写真を見ると、
妙な恐怖と焦燥感を憶えるのは俺だけか。
7. 匿名処理班
最後の豚の目は機能しないんだろうなぁ
8. 匿名処理班
環境汚染など色々考えられるが
それを抜きにして生命の遺伝子には進化の過程で失ったものの情報も有していると
でなければ蛇に足は生えてこない
9. 匿名処理班
ちょっと…このワニこわい(>_<)
10. 匿名処理班
1の豚って養豚だとよくあるぞ
ただ異常な豚の場合育てても値もつかないので
普通は生まれた時点で絞めて昔は庭のゴミ捨て場へ
投げ捨てて処分してた
11. 匿名処理班
ワニはしっぽがあるのが普通でしょ
12. 匿名処理班
クジャクがどーーーーん!
かと思ったらふつうに羽根だった
13. 匿名処理班
13の鱗がないだけで、かなり見た目が違うなー。
14. 匿名処理班
遺伝子変異じゃなくて個体発生のエラーは進化には繋がらんと思うぞ。
15. 匿名処理班
>発見者の女性はすぐにこのヘビを滅多打ちにしてあの世に送ったという。
なんだろう、この一文で進化とかUMAとかに感じる不思議発見!な気分がぶっ飛ぶ感じ…
16. 匿名処理班
11の豚さんは単眼症の程度の軽いものだと思う
豚とか牛の単眼胎児はわりとよくある
生きて産まれてきたのは珍しいけど、可哀想だが長くは生きられないだろうね
17. 匿名処理班
どれも同じ命。
みんな可愛いと思う(^ ^)
痛みがなく幸せに生きてほしい。
18. 匿名処理班
13. 鱗のないガラガラヘビはちょっぴり「蒲田くん」風だね
19. 匿名処理班
>>鱗のないガラガラヘビ
白竜シース !?
20. 匿名処理班
最後のブタは、単眼症だと思う。両目が分かれ切ってなくて、目の上に鼻の形らしきものがある。
21. 匿名処理班
※2
こういうのって人間だと双子の成り損ないとかじゃないっけ?
子を多く産む動物はなりやすいのかねぇ…
にしても夜に見るには刺激が強かった…
22. 匿名処理班
尻尾を持ったワニ?普通じゃん?
23. 匿名処理班
9は、フェイクですね。
昔、日本でも輸出用に作っていました
24. 匿名処理班
ワニみたいな奴はかいせんにかかった動物の様な。
触らない方が良さそう。
25. 匿名処理班
※3
うーん、ほとんどは単なる奇形だと思うのだけれど。
26. 匿名処理班
どんな容姿に生まれ落ちようと
衆目にさらされず、人格を尊重されて生きられる世の中が来るといいね
27. 匿名処理班
こういう話題のときの中国率の高さよ
色んな可能性が考えられるけどホンマどうなっとんねん
28. .
これがほんとのシャムネコです
29. 匿名処理班
繁殖能力がなければ進化もなにもない気がする
30. 匿名処理班
昔、教育テレビで見たんだけどイモリの受精卵を細胞分裂した時期をずらしながら核の部分をテグスで緩く縛るのね。
生まれたイモリ達は横に縦に双頭だったり上半身や下半身が二つあったり。
わりと簡単に出来るんだなーと子供心にも感心したよ。
31. 匿名処理班
※24
尻尾を持ったワニは元記事だとBuffalo-Alligatorってなってる
鰐皮バッファローみたいな感じだね。なんでこんな訳にしたのかはわからないけど
32. 匿名処理班
2はワニじゃないよね
33. 匿名処理班
なんか見世物小屋って感じだね巨大猿人なんかと同じ匂いがする。
34. 匿名処理班
「鱗=鎧」だと勝手にイメージしていたから
心配になったけど問題ないんだね。蛇の皮膚は鱗がなくても強靭なのかな?
双頭の蛇は他でもよく報告を見るけど今回のは驚いた。雌雄でとは珍しいね。シヴァとパールバティーを思い出したよ。
35. 匿名処理班
鱗のないヘビも脱皮するの?
36. 匿名処理班
ワニっぽいのは魚鱗癬の家畜かな
37. 匿名処理班
ヴィーナスちゃんの可愛さにホッとさせられた
38. 匿名処理班
14のわんわんが、猿が犬の皮被ってるように見えた…
口からお猿でてるかと思った…
39. 匿名処理班
※4
DHS
40. 匿名処理班
鱗のない蛇は、白竜シースみたいだな。
41. 匿名処理班
猫のヴィーナスはナルトで見た。
42. 匿名処理班
環境を人間が変えたからとか、何かの薬のせいだみたいな考え方する人いるけど
昔から普通にあることだからなぁ
43. 匿名処理班
※29
その奇形が生存に有利に働いて世代交代で遺伝していくのが進化なのでは?
44. 匿名処理班
ねこ可愛いv
チュパカブラって名前からしてかぶりついてチュパチュパみたいな雰囲気w
45. 匿名処理班
チュパカブラは作り物だろうなこれ
46. 匿名処理班
※4※39
ブレイクショット懐かしい。
47. 匿名処理班
14.はノブオかな?
48. 匿名処理班
※38
飼育下では問題ないだろうけど、野生だと外敵からの防御力の低下はもちろん、皮膚からの水分損失も多くて不利だろうね。
49. コテハン
※48
奇形や突然変異の遺伝子は、子孫を残せないか、世代を重ねる毎に圧倒的な数の普通の遺伝子によって薄れてしまう。
50. 匿名処理班
※54
進化は自然淘汰と突然変異の両方によるもの
51. 匿名処理班
※2
家畜で人の目に触れやすいだけだと思う
野生なら人が見つける前に捕食動物が見つけてしまう
※54
奇形や突然変異は、生存に不利とは限らない
逆に生存に有利な物もある
だが、奇形とは扱われず「優秀な個体」としか認識されない
「鳶が鷹を生んだ」って言われるだけだ
52. 匿名処理班
健康上問題が多いからそうならないのが1番だけど、生きて生まれた以上幸せになってほしいね。。
ホワイトタイガーのこととか環境汚染とか、人間のせいで起きてるのは改めないとね。
53. 匿名処理班
1の豚は軽度の単眼症だろ
54. 匿名処理班
いやー、怖い!
とくに頭とか目が多いやつ。
猿豚も怖い!
気持ち悪くなってくる。
55. 匿名処理班
※16
家の裏にマムシ出たら誰だって殺しますわ
56. 匿名処理班
中国のは進化ではない
57. 匿名処理班
※31
今の中国の川ってショッキングピンクだったりして、空気も水も汚染が異常な状態だよ
58. 匿名処理班
8のクジャクは体の色と羽の色が逆なんだろうか
色の現れ方が面白いです
59. 匿名処理班
ナニこれ?
60. 匿名処理班
2はニュースサイトでワニとウシのハリブリッドだと言われていたな
61. 匿名処理班
x51.orgを思い出した
懐かしいサイトだ
62. 匿名処理班
※11
確かに!!言われてみるとワニに尻尾があること自体は普通だねw