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10の驚くべきアルビノ・白変種動物

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(著)

公開: (更新: )

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 白い実験用ラットならなじみがあるが、新たな調査によって、珍しいアルビノ種の動物たちの特徴だけでなく、興味深い色素形成の生物学的な面がわかってきた。

 これら白い動物たちは、遺伝子の変異によってメラニンを形成する色素沈着がなくなってしまったわけだが、これまでベールに包まれていた色素形成の影響のない、白化現象化した動物の世界も垣間見ることができる。

10.白いムース(ヘラジカ)

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 ムースは最大のシカで、人間にとって危険な存在になりえる。たいてい黒い体毛に覆われていて、暗い森の中で目立たないはずなのだが、カナダのオンタリオ州の雪に覆われる森にはまれに全身白いアルビノ種がいる。

 ただし雪が溶けてしまうと、オオカミのような捕食者から狙われやすくなる。北の哺乳動物にとってアルビノであることの不利な点は、目立ってしまうこととともに、まぶしい太陽の光をまともに浴びてしまうことだ。

9.真っ白なハチドリ

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 北米東部原産のノドアカハチドリのアルビノが、ヴァージニア州の民家の庭で目撃されて以来、マスコミが注目するようになった。

 多くのアルビノ種は仲間からのけ者にされるか、捕食者に襲われてしまうが、この一羽のすばしっこいハチドリは動きがとても速くて天敵に捕まらない。

 ハチドリの体はエメラルドのように色鮮やかなのが普通だが、この個体は喉の赤い部分もなく、目だけが赤い。このハチドリはメキシコ湾をノンストップで移動できるだけの膨大なエネルギーを蓄えている。

8.脱色した節足動物

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 アルビノ種は鳥や哺乳類、魚、爬虫類などの脊椎動物だと思いがちだが、もっと小型で原始的な節足動物などにも色のない生き物はいる。

 この珍しいロブスターのアルビノはまるで塩素で脱色されてしまったように見えるが、完全に自然のものだ。色素の遺伝子がないため、メラニンが形成されないのだ。

 通常は茶色いニュージーランド産の巨大肉食カタツムリpowelliphanta snailのアルビノも見つかっている。

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7.白いジンベイザメ

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 この世界最大の魚にも色素の抜けたアルビノ種がいる。幽霊のようだが穏やかなこの真っ白なジンベイザメが見つかったのは2008年、ガラパゴス諸島のダーウィン島でのこと。

 おもに大型のプランクトンやイワシなどを食べるため、大きな歯はない。人間に危害を加えることもないが、10メートル以上もある巨大な白い魚が不気味なことは確かだ。

6.白いカラス

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 人間の感覚では、コンドル、カラスなどの類の真っ黒な鳥は、不吉の象徴というイメージがある。

 白いカラスがそんな黒いカラスを哀れんで、泥でその羽を汚したという伝説があるが、伝説ではなく実際に白いカラスは存在する。

 この写真はブリティッシュコロンビア州で撮られたもの。北南米には死肉を食べる白いヒメコンドルもいる。

5.白いワニ

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 ニューヨークの下水道に白いワニが棲みついているというは都市伝説かもしれないが、実際に白いワニは存在する。

 自然の沼にいるワニは普通、獲物にこっそり忍び寄るためグリーン系の色をしているが、アルビノ種は目立ちすぎて普通は野生では生き残れない。

 やはり本物の白いワニは、暗い下水道の中を好む謎めいた生き物なのかもしれない。色素のない目には虹彩に入ってくる光の量が増え、明るい光の影響を極端に受けやすい。アルビノ種は、人間も含めて光に対して非常に敏感だ。

4.白いコウモリ

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 昔からフクロウは知恵のシンボルとして崇められてきたと同時に、破滅の前触れや邪悪な魂だという迷信も信じられてきた。ましてや異質な白い個体はよけいに恐れられたかもしれない。白いアメリカワシミミズクは“空飛ぶトラ”として知られている。

 同様に異様で不気味な白いコウモリも存在する。食虫性のこの空飛ぶ哺乳類が全身真っ白なのは、幽霊のようで自然界ではそれこそ異質な存在だ。

 幸いなことに白いフクロウも白いコウモリも、明るい光に敏感なたいていのアルビノ種のように、太陽の悪影響を受けるということはないようだ。

3.白いヒョウ

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 黒い色素で色のついた黒豹は一般的だが、例にもれずまれに白い豹も存在する。

 大型のネコの仲間、ジャガーやクーガーなどにもアルビノはあるのかもしれない。黒い色素のないアルビノと、黒色素のメラニンだけでなくあらゆるタイプの色素がないリューシスティック(白変個体)とは違う。

 アルビノと違って目は光の影響を受けない。

2.白いゴリラ

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 霊長類の中には人間だけでなく、ほかの動物にもアルビノはいる。1964年に赤道ギニアで、野生のニシローランドゴリラの唯一のアルビノが生まれたという記録がある。

 スノーフレークと名づけられたこのゴリラは、普通のメスゴリラとそのおじにあたるオスとの間に生まれたが、黒い顔や黒い体毛といったこのゴリラの特徴はまったく見られず、彼だけに特異な遺伝子変異が起こったことがわかった。

 人間とは違う類人猿の独特な姿を見せてくれた彼は39年間、スペインのバルセロナ動物園で暮らした。

1.白クジラ

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 海洋の哺乳類のアルビノは、伝説の巨大な白鯨モービー・ディックとエイハブ船長のフィクションの中だけの話ではない。

 ヒゲクジラの仲間のザトウクジラの14メートルのアルビノが初めて目撃されたのは、1991年オーストラリアのクイーンズランド沖。

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 このクジラはミガルー (Migaloo) と名付けられ、オーストラリア政府によって保護されており、今も健在のようだ。

 2012年には、ロシア沖でシャチのアルビノが撮影された。

 アルビノ種は光に敏感でほかの個体より免疫力がないし、天敵に狙われやすいと考えられているため、このシャチの年令が16歳ということに科学者たちは驚いた。これまではもっと若い個体しか見つかっていなかったのだ。

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via:10 Incredible Albino Animals・原文翻訳:konohazuku
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この記事へのコメント 50件

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  1. 黒い→カッケー!!!
    白い→神々しい…(うっとり)

    • +43
  2. アルビノに生まれたかったと思った中二のあの頃

    • +40
  3. 白いザトウクジラは神々しい… うっとり

    • +24
    1. ※4
      あれ?俺はいつの間にコメントしてたっけ?
      白いワニが16匹来るんだったなw

      • +1
  4. >天敵に狙われやすいと考えられているため
    シャチなら親が敵を無双して生き残りそうだけどそうでもないのかな?

    • +2
  5. やたら神秘的に見えるけど、数が少ないからそう感じるよね
    でも日本じゃ白い鳩と白いウサギはよく見るよね
    けっこう忘れがちだけど

    • +3
  6. どれも美しいけど、ジンベイザメとザトウクジラの神々しさすごい。
    でも白いゴリラは、かわいいおっさんにしか見えないw

    • +23
  7. 中国の孤児院で火事が起こったという記事で孤児達が写真に写っていたけれど
    あきらかにその中で髪も肌も白い幼稚園児位の子供が居たんだよね。
    人間にもアルビノって居るんだなと思ったわ。

    • -2
  8. 白クジラは遠くから見たら
    ヒトガタ・ニンゲンに見えるなw

    • +5
  9. 野生のアルビノを物珍しさで特別視するのは分からんでもないけど
    ペット用の動物のアルビノをありがたがる感性がわからんのよね
    ブリーダーによって形質固定されてアルビノ品種として流通していたりするが
    概して病弱で短命だし目も凄く悪いし単なる奇形じゃないか

    • 評価
  10. インドでは、白い猿が神様として祀られてたり、ヨーロッパでは白鯨。
    日本でも白い鹿が神様を乗せてやってくるとか、世界中で白い生き物が神聖視されてるのは
    たしかにおもしろいよね。実際このように写真であっても神々しくみえる。
    実際にみたらかなり衝撃を受けそう。
    今回の記事でクローズアップはされてないけど、トップ画像の白い孔雀の動画なんか美しすぎてため息が漏れたよ

    • +4
  11. 北極にゴリラ繁殖させたら1万年後には全員白ゴリラになってそう

    • -1
  12. 昔バイトしてる時にアルビノの子供を見かけた。4、5歳くらいでグラサンに目深い帽子被ってて大変そうだなぁと思ってたら大阪弁?で親に突っ込み入れてて何か和んだ

    • +7
  13. サムネ画像のクジャクはやばい
    こんなに美しい鳥はいないだろ
    ハチドリはまじ欲しい
    少女のアルビノ見かけたことあるが、本当に美しいよ
    今まで40年、生きてきた中で一目惚れダントツ一位

    • +3
  14. 人間のアルビノもいるよ
    タンザニアの呪術医たちからアルビノの人肉は「権力や幸福、健康をもたらす」と言われ狩りの対象になってる

    • +2
    1. ※23
      誰でも知っていることを今更言われてもねえ

      • -29
  15. 白いゴリラがどっかのじいさんぽくて笑える。

    • +4
  16. インドガビアル
    名古屋コーチン
    アルバトロス!

    • -1
  17. 「死肉を食べる白い七面鳥」じゃなくて、turkey vultureとはヒメコンドルのことです。
    Turkey違いですぉ…

    • +3
  18. ハチドリはどっちの方が目立つのか疑問だな。

    • +2
  19. 何か知らんけど白いカタツムリで吹いたw

    • +5
  20. アルビノは自然界で生き抜くの難しいっていうけど
    その他の生物は色がわかるの?

    • -2
  21. 白くてもシャチに敵なんていないと思っていたがアルビノだといるのか。

    • +1
  22. オーストラリアのバナナナメクジもすごいよ!

    • 評価
  23. 自称「白人」という(実は赤い)アルビノが入ってないなw

    • -9
  24. アルビノじゃなく白変種だけど、競走馬にもいるよね。
    野生で生き残る必要もないから生存の問題は全くないけど、ちょっと肌弱いとかなんとか。
    あと、調教中とかレース前とかに他の馬が二度見するらしいw

    • +2
  25. アルビノは病弱でも短命でもないよ
    紫外線を受けやすいため太陽に弱いのと、外敵から見つかりやすいから、結果病弱短命と思われガチ
    リアルモビーディックとは感服の一言に尽きる

    • -1
  26. なんかカタツムリの驚きの白さに衝撃をうけた

    • +2
  27. Johnny & Edgar Winterをいれといて欲しかったhttp://www.youtube.com/watch?v=zPbHWvVoPKs

    • 評価
  28. 「 鴉が黒いと、誰が決めた。」
    っていう、昔のCanonかなんかのプリンターのCMが蘇った。
    あれは虹色になってくカラスだったけれど。

    • 評価
  29. 白いクジラ!神の使い!ていうかムーの白鯨(笑)

    • 評価
    1. ※45ムーの白鯨はマッコウクジラ。ザトウクジラじゃないよ。

      • 評価
  30. 白いカラスって足一本無い八咫烏みたいでかっこいい。

    • 評価
  31. 何で読んだのか聞いたのか忘れてしまったが、白い動物は次は人間に生まれ変わるのだそうだ。

    • 評価

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