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頭ぱっくり透明なデメニギスの高画質4K動画の撮影に成功!これは眼福、お宝映像

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(著)

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デメニギスの高画質映像の撮影に成功 Image credit:© 2026 MBARI
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 これぞ深海の神秘!透明なドーム型の頭部の中に、緑色のビー玉のような大きな目を持つデメニギスは、地球に潜むへんてこクリーチャーを愛してやまない人にとっては、上位にランクインしているはずだ。

 かくゆう私もそうなのだが、超お宝映像がアメリカのモントレー湾水族館研究所から届けられた。

 40年近く深海探査をしても、わずか10回しか出会えなかったデメニギスが、カメラの前に20分もとどまったという。

 研究チームは、照明をじっくりと調整し、史上初となる4Kの高画質で撮影することに成功したのだ。

ファンサかな?帰還直前に現れたデメニギス

 2026年10月中旬、モントレー湾水族館研究所(MBARI)の科学者チームは、調査船デビッド・パッカード号に乗り込み、カリフォルニア州モントレー湾の沖合およそ90kmの海域で、深海のゼラチン質動物を調べていた。

 その日の探査を終え、遠隔操作型の無人潜水機(ROV)を海面へ引き上げようとしたとき、水深600mの暗闇の中に、デメニギスが姿を現した。

 デメニギスの仲間は十数種いるが、今回現れたのは、仲間のグループ名にもなっている本家のデメニギス(Macropinna microstoma)だ。

 標本の整理のために別の部屋へ移動していた科学者たちは、この知らせを聞いて急いで制御室へ駆け戻った。

 船の乗組員たちも集まり、制御室は立ち見が出るほどの満員になったという。

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デメニギスを見るために制御室に集まる乗組員たち。Image credit:Kyra Schlining © 2026 MBARI

 MBARIは過去40年にわたり、約7,000回の潜水探査を行い、41,000時間以上の映像を記録しているが、デメニギスを記録できたのはわずか10回しかない。

 今回は11回目であり、2021年に観察して以来の出来事だった。

 めったに出会えないデメニギスだが、運よく出会うことができても、これまでは数分で逃げてしまっていた。

 しかし今回の個体は20分間もその場にとどまってくれたという。 

 もしかしたらファンサしてくれたのかもしれないし、そうでもないのかもしれない。

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Image credit:© 2026 MBARI

最新カメラがとらえた透明な頭部と緑色の目

 調査を率いたMBARIの上級研究員スティーブン・ハドック氏によると、デメニギスはとても落ち着いた様子だったという。

 チームはこの時間を利用して、無人潜水機に搭載された4Kカメラで、さまざまな角度から照明を当てて撮影を行った。

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Image credit:© 2026 MBARI

 さらに、無人潜水機をデメニギスのすぐそばまで近づけてVRカメラで撮影し、将来の教育活動に活用できる3D立体映像を記録することにも成功した。

 デメニギスは、太陽光がわずかしか届かない水深200〜1,000mの「トワイライトゾーン(中深層)」に生息する。

 全長は約15cmほどで、大きなヒレで姿勢を安定させながら、その場に漂って暮らしている。 

獲物を追ってぐるりと動く緑色の目

 デメニギスは、普段は透明な頭の中にある緑色の大きな目を真上に向け、獲物の影を探している。

 頭上に美味しそうな獲物を見つけると、目をくるりと前に回し、獲物を追いかけて、小さな口で食べるのだ。

 デメニギスは、毒針を持つクダクラゲの仲間が捕まえた小さな甲殻類を、横取りして食べることがある。

 目を覆う透明なドームには、クダクラゲの触手などから目を守る役割もあると考えられている。

 また、深海の生き物の中には、わずかな太陽光に自分の影を溶け込ませるため、体の一部を発光させてカモフラージュを行うものがいる。

 デメニギスの緑色の目玉も、自然の光と生き物が放つ光を見分けるフィルターのような機能を持ち、獲物のカモフラージュを見破るのに役立っていると推測されている。

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Image credit:© 2026 MBARI

高精細な映像でデメニギスの目の謎に迫る

 めったに出会えないデメニギスはまだまだ多くの謎に包まれている。

 MBARIのハドック氏は、この魚が獲物を見つけるためにどの部分を見ていて、いつ目を回転させるのかは、まだ正確には分かっていないと説明する。

 深海の生き物たちは、わずかな光を利用するために、複雑な視覚能力を進化させてきた。デメニギスを見るとそのことを思い知らされるという。

 デメニギスの透明な頭はとても壊れやすく、網で海面まで引き上げると、たいてい途中でつぶれてしまうため、今回記録された4K映像は、深海生物の視覚能力を解明するための貴重な資料となる。

 2026年の夏にはアメリカのシュミット海洋研究所(SOI)が、大西洋の深海調査で別種のクロデメニギス(Winteria telescopa)の生きた姿が初めて撮影することに成功した。

 最新の機材を用いた深海探査により、デメニギスの謎が明かされる日がくるかもしれない。

References: MBARI researchers film rarely seen deep-sea barreleye fish in 4K • MBARI

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この記事へのコメント 2件

コメントを書く

  1. > しんk
    深海への想い、しかと受け止めました。

    • 評価
  2. しんk(メッセージはここで途切れている

    • +1

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