オーストラリアで人魚のような形をした謎の漂着物が発見される。果たしてその正体は？

　様々なものが打ち上げられるビーチでは、時にミステリー漂う摩訶不思議な漂着物が発見されることがある。

　今回、オーストラリアの海岸で、人魚のような形をした謎の漂着物が発見された。SNSで画像がシェアされると、多くのユーザーが興味を示した。果たしてその正体は？

人魚のような謎の漂着物がビーチに打ち上げられる

　7月5日、オーストラリア・クイーンズランド州に住むボビー・リー・オーツさん（34歳）は、同州ケッペルサンズの海岸でミステリアスな漂着物を発見し、驚いた。

私たちは、キャンプ場を探して海岸に沿って車を運転していましたが、その頭蓋骨が人間の形によく似ていると気付いたんです。

もしや死体では、とびっくりしたのですが、すぐにこれは何かの新種ではないかとも思いました。

　ボビー・リーさんは、早速その漂着物を撮影した画像を、海洋生物学を専門とする Facebook グループアカウント『Marine Biology』でシェアした。 　画像を見る限り、胸郭が見えた長い胴体が確認できるが、手足や耳は確認できない。下半身が魚のように見えることから、人魚を彷彿とさせるような形だ。 　ボビー・リーさんによると、この物体の長さは、180cm以上あったそうだ。

それは細長い顎の輪郭を持つ人間の形をした頭蓋骨を持ち、牛かカンガルーに似た色の毛を持っていましたが、腐敗によって多くの箇所は毛が欠けていました。

人魚のような形をしていましたが、毛深くて、ある種の尾か手足があるように見えました。

最初は人間かと思いましたが違うようで、私たちは奇跡の発見したと思って興奮しました。

　投稿を見たユーザーからは、困惑の声があがったと同時に、次のようなコメントも寄せられた。

・人魚だな。
・あなたは人魚を発見したんだ。
・地元の警察官に連絡してください。人間かもしれません。
・腐敗したジュゴンでは？
・いや、一本足のカンガルーの死骸だろう。
・アザラシの死骸に見える。
・イルカかそれに近い海洋生物じゃないかな？

専門家は海洋哺乳類と推測

　イギリスを拠点とする専門家が、Facebookに投稿された写真を調べたところ、クジラ、シャチ、イルカ、ネズミイルカを含む哺乳類のグループに絞り込むことができたようだ。

　ロンドン動物協会の英国鯨類座礁調査プログラムのプロジェクトマネージャー、ロブ・ディアヴィル氏は、次のように述べている。

私には間違いなく小さな鯨類のように見えます。

だた、私はその地域のことも、そこに通常どの種が生息しているのかも詳しくないので、それ以上詳しく知ることはできません。

　よって、ボビー・リーさんにとってこの漂着物の正体は謎のままだ。

　それが何であれ、このような謎の漂着物をボビー・リーさんはこれまでの人生で見たことがなく、「なんだか非現実的だった」と話している。

References:People are convinced mermaids are real after mystery corpse washed up on beach/ written by Scarlet / edited by parumo
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