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木の上に洗濯かごを設置したところ、快適な巣として利用するアメリカワシミミズク

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(著) (編集)

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 カナダのブリティッシュコロンビア州で、木の上に設置された洗濯かごに巣を作っているアメリカワシミミズクの家族が目撃された。

 野生動物と洗濯かごの組み合わせは、自然なイメージとしては奇妙に見える。

 だが専門家によると、アメリカワシミミズクは巣を作らず、既存の他の鳥の巣を乗っ取ってしまうため、あえて洗濯かごを木の上に設置し、そこで巣作りをするよううながしているのだそうだ。

 実際に現場を見た自然愛好家によると、ミミズクの親子は洗濯かごの巣の中で、快適そう暮らしていたという。

Great horned owl nest return

洗濯かごを快適な巣にするアメリカンワシミミズク

 カナダ・ブリティッシュコロンビア州ビクトリアに住む自然愛好家ブランドン・ウィリアムソンさんは、洗濯かごを巣として利用しているアメリカワシミミズクの写真をSNSで見て新鮮な衝撃を受け、実際に現地のバンクーバー島に出向いた。

 最終的に巣を見つけたウィリアムソンさんと友人は、1時間ほど洗濯かごの中で暮らすアメリカワシミミズクの親子を観察し、その様子をTwitterでシェアした。

 木の上に設置された緑色のプラスチック製の洗濯かごの中には、小枝や枝がいっぱい入っていて、そこから 2 羽のアメリカワシミミズクの親子がのぞいていたが、ミミズク一家はちょっぴり風変わりな巣の中でとても快適そうだったという。

他の巣の乗っ取り防止のため洗濯かごを設置するように

 それにしても、なぜ洗濯かごがアメリカンワシミミズクの巣として使用されているのか?

 その答えを語るのは、地元のロッキーポイント野鳥観測所(Rocky Point Bird Observatory)で理事を務めるアン・ナイチンゲールさんだ。

アメリカワシミミズクは、自分で巣を作りません。

ほとんどのフクロウは、他の鳥の巣や幹の穴など適切な営巣施設を使用することで知られています。

彼らはとても合理主義者というか、ちゃっかりやさんというか、カラスやタカなど既存の他の鳥の巣を乗っ取ってしまう性質があるため、私たちが洗濯かごで巣を作り、そこに自分たちの巣を作るよう促しているというわけです。

 また、乗っ取った既存の巣が、古くなって木から落ちたりして壊れてしまうと、なかの雛(ヒナ)に危険がおよぶ。乗っ取られた鳥の方もたまったもんじゃないだろう。

 それを避けるために、野鳥観察者や野生動物のリハビリテーション担当者が、洗濯かごの巣を与え、底にいくつかの棒を置いて、木に設置しているそうだ。

 ナイチンゲールさんは、洗濯かごを代用してフクロウの巣を作ることに興味がある人に向けて、このようにアドバイスをしている。

洗濯かごの巣の設置方法なら、インターネットにたくさんあります。ただし、フクロウが巣を選ぶまでに数年かかる可能性があるため、忍耐が必要です。

彼らは一般的に、かなり森林の多い地域を好みます。車道沿いの開けた木にアメリカワシミミズクを見つけることはできません。

この地域にフクロウがいることを知っていたある人物によると、設置された洗濯かごを実際にフクロウが使用するまで7年かかったそうです。

 また、天然素材と同じようにプラスチックやその他の人工素材は劣化するため、洗濯かごを設置することを決定した場合、人々はその責任を負って巣を維持する必要があると警告した。

プラスチックを取り付けたまましばらく放置すると劣化するので、そのまま 7 年も放置しないでください。

鳥が7年目に来て、洗濯かごが劣化していたりすると、鳥を傷つけてしまう可能性がありますから。

野生の生き物に人の手をくわえて何かをする時はいつでも、状況を注意深く観察して、何か起こった時に責任をもって対処しなければなりません。

以前から洗濯かごはフクロウの巣に使用されていた

 洗濯かごの巣は、ずいぶん前から代用されている。10年前に、YouTubeで 2羽のフクロウが洗濯かごに入っている動画をシェアした男性は、このようなキャプションをつけている。

great horned owlets in laundry basket

これらのフクロウは元の巣を失った可能性があり、木の中で巣かご (この場合は、木にしっかりと固定された洗濯かご) に入れられました。

彼らはこの巣で自分たちの雛を孵すことができ、また雛も自分の親にちゃんと育てられるので、誰にとってもウィン・ウィンです。

場合によっては、このような適切な巣かごが、毎年繁殖期に戻ってきた親によって何年も使用されることになるでしょう。

地元の野生生物のリハビリテーション担当者は、健康な両親のもとで健康な雛が孵る手助けをしているのです。

References:Great Horned Owls Take Over Laundry Basket As Nest/ written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 16件

コメントを書く

  1. こういうのって良いことなのかどうなのかいまいち分からん事がある。
    そこまで関与することなのか?
    何か理由があって巣を奪っているのでは?
    とか色々、俺ら人間の考えでは理解できない野生の考えもあるだろうし。

    • -3
    1. >>2
      奪ってるというよりも、他の鳥が巣立った地域は安全が確立した
      地域なので、自分らが住むにも適してるぜという考え
      なので要注意深く見てるし、最初は巣をつくらず軽く住み
      数回ほど確認後、逃げる(飛び立つ)には距離があり他の
      鳥とぶつからんなど更に目定め、数年ほどかけてる
      なので簡単に奪ってるように見えても実際は意味が違う

      • +2
    2. >>2
      保護に値するならするべきだろ。君、自然に任せて降りてきた熊殺すなとか言っちゃうタイプ?

      • +5
    3. >>2
      絶滅危惧種と棲息域が被っている場合には悪くない手段だと思う
      天敵も増やしているようで悩ましいところだけど、敵になるのは巣作りの間だけだし

      • +3
    1. ※3
      盆ザルはジャストフィットだろうね
      アメリカに梅干し文化が根付いていたら大変なところだった

      • 評価
  2. どうやって劣化しないよう維持するんだ? 劣化してきたら新しいのと交換するのか?

    • -1
    1. >>6
      交換してと書いてある
      やっぱり劣化するよね

      • +4
  3. 木の巣箱は毎年外して清掃して付けるか腐ってたら捨てるのよね プラも交換するなら木で良いような

    • +2
    1. >>11
      洗濯かごの方が軽くて安価だから交換が楽なのかも

      どちらにしても車道から離れた深い森で7年かそれ以上の長年に渡って管理するって根性いるよなあ

      • 評価
  4. 専門家なら承知済みだろうが、天然素材のカゴは物によっては劣化がプラより早い。
    庭で鉢カバーに使っていたのを持ちあげたら、底がぬけてアブナカッタ経験あり。
    見た目は断然いいんだけどねー。
    いや、住み心地も天然の方がいいかもしれない。

    • 評価
  5. フクロウってマジで巣の素材、敷物以外は選ばないからな。
    シマフクロウもそのおかげでFRP製の巣箱が大活躍してる。

    • 評価
  6. 事情を知らない人からすると見た目がな~(特に雛がいないとき

    • 評価

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