ぼくが守ってあげるから。赤ちゃんが心配で毎晩様子を見に行く大きな犬

　ある家族に赤ちゃんが誕生した。するとこの家で飼われている大型犬のバークリーは、すぐに自分のやるべきことを決めた。それは、赤ちゃんの成長を見守り、安全に暮らせるようお世話をすることだ。

　バークリーは小さな女の子の赤ちゃんを見た瞬間に庇護欲が芽生えたようだ。彼は毎日夜になると、赤ちゃんに異常がないか、部屋に入ってその様子を観察するのを日課にしているようだ。

新たな家族の誕生を喜び、強い絆を結んだ大型犬と赤ちゃん

　おそらくはバーニーズ・マウンテン・ドッグと思われる、オスのバークリーは、クリスティン・ジョ・ミラーさんの家族と一緒に暮らしている。

　2018年、ミラーさん夫婦に子供が生まれた。娘のエレイニーちゃんだ。

　小さなエレイニーちゃんの何倍もある大型犬のバークリーは、彼女にどう反応するのか心配していたというミラーさんだが、バークリーはエレイニーちゃんに対し「守りたい！」という本能が芽生えたようである。

　すぐに仲良くなったというバークリーとエレイニーちゃん。エレイニーちゃんも部屋にバークリーがいるととても幸せそうだったという。

　しばらく両者の様子を付きっ切りで観察していたミラーさんは、彼が彼が彼女の周りにいても大丈夫だとわかった時、彼が実際にどれほど優しくて穏やかな性格を持っているかを理解したという。

赤ちゃんが寝ていると、自主的にパトロールを開始したバークリー

　海外では小さな赤ちゃんでも子供部屋で1人で寝るのが一般的だ。

　エレイニーちゃんが8ヶ月頃になると、ミラーさん夫妻は彼女が寝ている間により良く見守るために、部屋に複数のベビーモニターを設置した。

　すると映像には、バークリーがエイリニーちゃんの部屋に入り、その様子を見守っている姿が映っていた。 　どうやら彼はエレイニーちゃんに異変がないか、ちゃんと眠れているかを自主的にチェックしていたようである。

　その行為は毎晩続けられており、しかもエレイニーちゃんが起きないよう、眠りを妨げることなく、静かに見守っていたのだ。

　そしてエレイニーちゃんの無事を確認すると安心したように立ち去っていく。

特別な愛情で結ばれた犬と娘

　エレイニーちゃんは大きくなり、いろいろなことが理解できる年齢になると、彼女はそんな友好的な愛犬が自分を見守ってくれることをありがたく思うようになったという。

　「彼があなたの安全を毎晩確認するために見守りに来てたんだよと言ったら、彼女はうれしそうに微笑んだという。

　エレイニーちゃんとバークリーは特別な愛情でしっかりと結ばれ、彼女が5歳になる今でもその中の良さと関係性は変わらないという。 　ミラーさんによると、エレイニーちゃんとバークリーはどこにいくにも一緒で、バークリーは常にエレイニーちゃんに対して保護的な態度をとるという。

　エレイニーちゃんもお姉さんになり弟が生まれたが、弟とも良好な関係を保っているという。

　この話は、家族の一員として愛犬が果たす役割と、その愛犬との絆が子供の成長にどのように影響を与えるかがよくわかる。

　体の大きなバークリーは自ら子供たちの見守り役としての任務を嬉々として行っており、子供たちもそんなバークリーが大好きなのだ。

　どうかバークリーが長生きして、このやさしい友情がいつまでも続きますように！

written by parumo
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