ぼっちの猫に親友できたよ!
ぼっちの猫に親友できたよ!image credit:fuzzybuttrescue/Instagram
 アメリカ・ニューヨークで劣悪な環境から保護された1匹の猫は、トラウマを抱えて人に怯え、仲間とはぐれた寂しさから孤独を感じていつも鳴き声をあげていた。

 そんな猫が、ある日保護された子猫と出会った。すると2匹の間にたちまち友情の絆が芽生え、離れられない仲になったという。
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Kitten and her best friend

飼育放棄の果てに仲間とはぐれた猫、孤独で鳴き続ける

 去年、ニューヨーク市ブルックリンにある動物救済団体『FuzzyButt Rescue And TNR』は、生後7か月のオス猫を救出・保護した。

 とても内気な性格をしていることから、猫は「マウス」と名付けられた。

 同団体の創設者ニッキーさんによると、その猫は飼育放棄され瀕死の状態で捨てられており、同居していた仲間とも引き離され、トラウマを抱えていたという。
マウスは、当時10匹の仲間と一緒に飼育放棄され瀕死の状態で発見された1匹でした。

他の9匹は飼い主が見つかったのですが、マウスは性格や行動に問題があったようで、1匹だけ飼い主を見つけることができず、取り残されていたのです。

まだ生後7か月だったのですが、完全に人に怯えていました。保護されて里親の家に預けられてからも、孤独を感じて仲間を求めて、ずっと鳴き声をあげ続けていました。(ニッキーさん)
 しかし、そんなマウスに友達ができる日がやって来た。今年3月、路上から保護された孤児の子猫とマウスが引き合わせられたのだ。

ぼっちだったマウス、子猫とベストフレンドに

 FuzzyButt Rescue And TNRのスタッフは、サゾンと名付けたメスの子猫がとても外向的であることに気付き、内気なマウスと引き合わせればいい友達になるのではと考えた。
 そこで、サゾンをマウスに会わせてみたところ、案の定すぐにマウスはサゾンに夢中になった。
 数日後にはマウスを完全に受け入れてくれたサゾンに対し、マウスは兄として懸命に世話をし、多少サゾンがやんちゃをしても、優しく見守り愛情を注いだ。
 2匹の友情はたちまち開花し、マウスはもう孤独を感じて鳴き続けることはなくなった。

サゾンの成長とともに絆を深めた2匹

 小さなサゾンにとっても、兄のようなマウスは成長のいいお手本となったようだ。いつも見守ってくれるマウスの傍で、サゾンは元気に成長を続けた。
 ニッキーさんは、異なる状況で保護され、引き合わされた2匹がとても強い絆を育んだことをとても喜び、一緒に引き取ってくれる飼い主を見つけたいと話していた。

 この出来事がインスタグラムでシェアされてから、今は9か月の月日が経っている。

 今頃美しく成長しているだろうサゾンと、サゾンのおかげで孤独から解き放たれ自信を取り戻したマウスが、同じ永遠の家を見つけ一緒に幸せになっていることを願うユーザーらのコメントが、アカウントには多数寄せられている。

written by Scarlet / edited by parumo
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コメント

1

1. 匿名処理班

  • 2020年12月31日 12:03
  • ID:2oDwzCTW0 #

一方的すぎw

2

2.

  • 2020年12月31日 12:22
  • ID:jiEs3VpS0 #
3

3.

  • 2020年12月31日 12:57
  • ID:8b37T8a20 #
4

4. 匿名処理班

  • 2020年12月31日 13:24
  • ID:IS6dF.Pl0 #

突っかかるつもりは無いが、猫って単独で生活する生き物だし、ぼっちで寂しいとか考えてるのは人間だけじゃないかなって思う
人間だって一人のが楽な人もいるのに、すぐに寂しそうって決めつけるから生きづらい世の中だね

5

5. 匿名処理班

  • 2020年12月31日 13:29
  • ID:KIVGRSpc0 #

兄妹かと思うくらいよく似てる。ほんとにいい飼い主さんが見つかっているといいのだけれども……

6

6. 匿名処理班

  • 2020年12月31日 14:26
  • ID:MgG2WjTT0 #

子猫って本当早く大きくなるんだな
最後の方の写真、二匹とも殆ど同じ身体の大きさだ

7

7. 匿名処理班

  • 2020年12月31日 15:22
  • ID:lYjBu61c0 #

みゆき

8

8. 匿名処理班

  • 2020年12月31日 15:31
  • ID:R4LQIQte0 #

うちの二番目の猫は逆だ。地域猫の生まれで、なぜか母猫叔母猫とかの血族にも嫌われていて、誰に噛まれたのか後ろ足は悪く、いつも怯えていた。
うちに連れてきたら、人間に怯え、月齢の近い先住猫はまあ苛めはしなかった。だからか、その先住の後をついて回っていた。
人間にも懐いてきたけど、根っこで情緒不安定。
今年の夏、赤ちゃん猫保護して、最初警戒していたけど、いいお姉さんになってくれてる。
情緒も安定してる。

9

9. 匿名処理班

  • 2020年12月31日 16:15
  • ID:e4xuOKC80 #

人も猫も性格は千差万別なのに
※4みたいな決めつけるのは良くないね

10

10. 匿名処理班

  • 2020年12月31日 18:21
  • ID:xBxF4K4r0 #

ニッキ―マウス

11

11. 匿名処理班

  • 2020年12月31日 19:00
  • ID:3.GrSDlt0 #

※4
猫にもいろいろいて「猫好き人間嫌い」「猫好き人間好き」「猫嫌い人間好き」「猫嫌い人間嫌い」みたいなタイプ分けあるんだよ
それによって「仲間猫がいて人間はそんなに猫をかまわない家」「仲間猫もいて人間も猫かまいたがる家」「他に猫はいなくて人間は猫をかまいたがる家」「他に猫はいなくて人間も淡泊に猫と水魚の交わりの家」みたいに里親希望者を分けて
自分ちに合った猫をひきとってもらったりする海外のシェルターの番組見たことある
この子は仲間がいなくてずっと鳴いてて気の合う仲間が来たら嬉しそうなんだからぼっちは嫌で猫好きな猫なんだよ

12

12. 匿名処理班

  • 2020年12月31日 20:10
  • ID:GOcmizRr0 #

※4
人間って群れて生きる生き物だし、1人で生活する人はとても寂しい思いをしていると思う
生き物って子孫を残すために存在するんだし、子供がいない生物はとても哀れだと思う

って言ってるのと同じな訳だが

13

13. 匿名処理班

  • 2020年12月31日 20:23
  • ID:zgaK2FXx0 #

「お兄ちゃん、ひとりぼっちになってしまって
さみしいのね。でも、これからは私がそばにいるよ」

14

14. 匿名処理班

  • 2020年12月31日 22:26
  • ID:aLxZff1k0 #

偶然ふたりともキジだけど、マウスくんはマッカレル・タビーで
サゾンちゃんはクラシック・タビーなんだね。キジマニア垂涎。

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