アフリカ大陸最南端に位置する南アフリカでは、数多くのUFO目撃や宇宙人との遭遇に関する報告があるという。
それらの報告は1970年代頃から着実に増加している。報告の信ぴょう性はまちまちだが、いずれも興味を惹かれるものばかりだ。
ここでは南アフリカで目撃された中でも特に興味深い11件のUFO事案を紹介しよう。
1. ミンダロー事件
References:ja.scribd
1979年1月3日の真夜中、ミーガン・ケゼットは12歳の息子アンドレを寝かしつけるため、お茶を入れようとしていた。キッチンへ向かおうとすると、表で飼い犬のチーキーが激しく吠え出した。様子を見ようとドアを開けると、チーキーは庭から灯りのない新しい道路へ飛び出していった。ミーガンはアンドレを呼び、近所迷惑を心配しながら犬を追うことにした。
道路に着くと、ピンク色の光が見えた。近づいてみると、その光は空から降下してくる灰色の金属でできた船を縁取っていた。それは地上すれすれまで降下すると卵のような物体からクモのような足が伸びて、着陸した。
そこから6人が降りてきて、周囲を調べ始めた。うち2名がミーガンとアンドレに気がつき、聞いたこともない言葉で挨拶してきた。
恐怖に襲われた彼女が逃げ出そうとするや否や、6人は宇宙船に戻り、出入り口が閉まった。宇宙船はハチの巣のようなブーンという音とともに空へ飛び去り、ものの数秒で遠くに輝くピンクの光しか見えなくなったという。
2. 白い服をまとったタバコを吸う男
image credit:exopoliticssouthafrica.
1972年8月21日の朝、ルースブームで暮らすドリス・ムスワと12歳の娘が奇妙なものを見たと報告した。川で水汲みをしていた時、白いスーツを着てタバコを吸っているらしき男がいたという。ドリスがしばらく見つめていると、奇妙な青ピンクの光が男の胸から飛び出し、大きな火事でも起きたように煙がもくもくと広がり始めた。
驚愕のあまり釘付けになっていると、男は地面から浮き上がった。
ドリスによると、男の身長は3メートルを超えており、しばらく浮かんでいたかと思うと、空に向かって勢いよく飛び上がり、一瞬で消えてしまったという。
ドリスたちはこの間、皮膚に電気ショックのような感覚を感じたと証言しており、電子波動が関連する技術ではないかと推測されている。
この地域では他にも煙を上げる怪物を見たという証言が寄せられている。
3. ロボットによる誘拐
References:wikipedia
1972年後半、ある匿名女性が誘拐されるという事件が発生した。ベッドで横になっていた彼女は家の外でヘリコプターが飛んでいるような音を耳にした。次第に家の周囲がカタカタ鳴り始め、つむじ風に包まれているような感覚に襲われた。次の瞬間、彼女は見知らぬ部屋におり、ロボットのようなもの数体に囲まれていた。彼らはいくつもの実験をしているような様子で、テレパシーを通じて彼女に話しかけてきたという。
何の実験だったのかはまるで分からないが、痛みはなく、恐怖も感じなかった。それからしばらくすると元の自室に戻っていた。
驚いたことに、その後ロボットは再び彼女の元を訪問し、足に器具を残してあると告げてきたそうだ。
4. ロスミード小学校事件
References:ufoevidence
1972年11月12日の晩、静まり返ったロスミードを運転していたハロルド・トルーターは、自身が校長をしていた小学校のテニスコート上空に緑色の光を目撃した。学校の門に車を停め、校内に入ると、そこは異常なほどの静けさに包まれていた。トルーターはエンジンの音くらいは聞こえるだろうと思ったがそれはなく、代わりに油が焼けるような臭いが立ち込めており、それはテニスコートに近づくほどに強まった。
コートのフェンスから中を覗くのと、光は若干弱まったようだったが、驚いたことにアスファルトが焼けて割れていた。
またタールが溶けて、そこに月光が反射していた。アスファルトには奇妙な穴があった。それはまるで何かが置かれていたが、アスファルトが溶けて沈み込んだかのようだった。
駆けつけた警官も首をかしげたが、彼らによると実はその晩、ロスミードの他の住人からもUFOを目撃したと通報があったらしい。
5. マクノーマン誘拐事件
References:ufoexperiences
1974年5月、マクノーマン夫妻は旅先のローデシア、ソールズベリー(現ジンバブエ、ハラレ)から南アフリカの国境の町バイトブリッジへ戻るため、曲がりくねった道を夜通し運転をしていた。午前2時半頃、妻のフランセスが背後に奇妙な光があることに気がついた。それは車に接近し始め、ついには追いつかれた。
夫のピーターはふと145キロもスピードが出ていることに気がつき、アクセルを緩めた。しかし車は減速しない。ブレーキを踏んでも無駄で、車は暴走していた。
次の瞬間、南アフリカの国境に近づいていることに気づいた。国境で時計を見ると朝の8時半をまわっていた。しかし車の時計も腕時計も7時半を指していた。どういうわけか1時間が失われていたのだ。
それまでの帰路の記憶もなく、かろうじて真っ直ぐな長い道路を運転していたことだけを思い出せた(曲がりくねった道を運転していたはずなのだ)。さらに不思議だったのは、320キロを運転したというのにガソリンが満タンだったことだ。それどころか、タイヤまで新品同様になっていた。
後日、ピーターは退行催眠療法を受けて驚愕の事実を知る。光が現れてすぐ、大きな頭をしたエイリアンがビームとなって車の後部座席に潜り込んできていたのである。車もまたビームに捕まり、空を飛んでいた巨大な宇宙船に吸い込まれた。
そこでピーターは何やら検査された。船内にはトランス状態となった妻や他の人間の姿もあった。また車が小さな2つの円盤の間に停められており、その周囲で宇宙人4人がエンジンを修理する姿もあった。
6. ハート形の宇宙船
References:news24
2010年7月下旬、プレトリアでは二晩連続で空に奇妙な光が目撃された。目撃者の1人である女性は、「3つの光は眩し過ぎて形までは分からなかった」と証言している。光はオレンジ、ピンク、青、エメラルドグリーンなど様々な色をしていたが、その下に「大きな白いライト」があり、地上を照らしていたという。
また町から離れた場所で2時間も静止したまま浮遊していた物体も目撃されている。それは結局、音もなく町を離れ、地平線の向こう側へ消えてしまった。午後6時半に出現し、8時半を過ぎた頃に去ったという。
当局は手がかりを得るために空軍とヨハネスブルグ・プラネタリウムにこの事件について問い合わせたが、いずれも分からないとの回答だったという。
7. 三角形の宇宙船
References:wikipedia
先ほどの事件の20年前、プレトリアでは三角形の宇宙船が目撃されている。1991年4月7日の夕暮れ時にある家族が目撃したそれは「各足の部分に星のような照明」がついていた。また中央には赤い照明があり、静かに浮遊していたという。プレトリアの別の地区では8日、9日と連続して同じような宇宙船らしき物体が目撃された。
興味深いのは、この前年、ベルギーで似たようなUFOが目撃されていることだ。この事件は「ベルギーUFOウェーブ」として知られる有名なもので、捜査にあたってベルギー政府と軍が協力するという前代未聞の事件であった。
8. レーダーにUFOの機影
References:tall-white-aliens
プレトリアではさらに1996年8月28日にも光る物体が報告されている。この事例ではヨハネスブルグのレーダー管制官も異常を確認している。最初の目撃者はヨハン・ベッカーという警察官で、エイドリアン・ブロク署の「上空に光が浮かんでいた」と証言する。
仲間を連れて調べようとすると、「この世のものではない何か」であることに気がついた。ベッカーによると、物体は円盤状で、「赤い三角形のライト」が薄く光っていたという。
物体は90分そこに浮遊し続け、その間、警察はヘリコプターで調査を行おうとした。パイロットは最初冗談だと思っていたらしいが、実際に光る円盤を目にして「これまで経験したことのないこと」であると感じたという。
ヘリコプターが接近すると物体は突然動き出した。パイロットは追跡を試みたが、あまりの速さについていくことができず、燃料が切れたために断念した。
9. サソルバーグのUFO
References:thenightsky
1993年11月18日の夜はサソルバーグの住民にとって奇妙なものだったろう。町の方向へ向かう水滴のような形の宇宙船が複数の人間によって目撃されたのだ。それは数瞬ほど上空で浮遊した後、突如として閃光を放ち忽然と消えた。住人が呆然としていると、1分後に同じ物体が戻ってきた。だが今度は葉巻のような形に変形し、色も黄色からオレンジや黒へと変わり、またもや元の形に戻ると上空に静止。さらに奇妙なことに、青いビームが真下に照射され、裁断した。これによる大きな被害はなく、物体は再び閃光を放つと消え去った。
2ヶ月後、付近の農場で不思議な痕跡が発見された。単なる推測に過ぎないが、サソルバーグで目撃されたUFOの着陸跡ではないかと噂されている。
10. 2011年のオレンジ光
References:rekordeast
2011年は南アフリカ中でオレンジの光が目撃された年だった。例えば、ティールプアルトでは空を高速で移動するオレンジ色の光が20個目撃された。また別の住人は頭上を移動する7個の光を見たと証言する。クルーガーズドープからは、5月21日の晩に町の上空を飛んでゆくオレンジの光1個が報告されている。さらにワーレントンでは複数のオレンジの光が空を通過し、巨大な母船らしきものの中に入ったという証言がある。
目撃は特に5月に集中していた。一説によると、光は単なる隕石群であるという。UFOの研究者は確かにその可能性が高いことを認めながら、証言されている光の動きの中には隕石と考えられないものもあると主張している。
11. ケープタウンに輝く緑の光
References:news24
2015年11月、SNSはケープタウンを貫いた緑の光の噂でもちきりになった。南アフリカ天文台はかなり曖昧に、光はスポーツスタジアムに設置された「光を使ったショー用機器の実験」であると説明した。しかしそれについてコメントを求められたスタジム側は、「そのような器具は知らない」と答え、天文台と同じく曖昧に「一種のマーケティングキャンペーン」ではと述べた。
こうした煮え切らない反応を考えれば、この事件がネットで話題になったのもうなずける。また同じような緑の光がヨハネスブルグやダーバンでも目撃された。中には別次元へつながるポータルではないかという説を唱える者たちもいる。
All written by hiroching / edited by parumo
追記(2018/5/15): 本文の一部を修正して再送します
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コメント
1. 匿名処理班
宇宙人がスパナやドライバー持って笑いながら修理してる光景を思い浮かべてしまった
しかもコーラ片手に笑いながら談笑してる
勝手に思い浮かべて良い宇宙人だなぁと納得してしまった・・・w
2.
3. 匿名処理班
1. ミンダロー事件の異星人、ちゃんと挨拶してくれたのか。未開惑星の調査隊か何かかしらん。
4. 匿名処理班
南アフリカには結構隕石も落ちて来るから、何となく信憑性も高いかな?って気がする。
5. 匿名処理班
※1
ディスカバリー星人マイケルとディスカバリー星人エドがいて
今回の撮影は修理を目的にしてるのかw
でも宇宙で地球製のオンボロ(あちらさん技術と比べて)を
あえてほしいと思えないし修理する技術あるのかな
6. 匿名処理班
オートバックス星人の仕業だ !
7. 匿名処理班
ガソリン満タン&タイヤ新品に交換してくれる宇宙人いいなあ。
8. 匿名処理班
やっぱ惑星間渡航しちゃうくらいの技術力を持つと、人間の記憶の操作なんてたやすいんだろうな
知的生命体同士の争いってなさそう お互いの力量がすぐに分かっちゃうからんじゃ合併するか!って
いたずらに動物実験したりもしないと信じたい
9. 匿名処理班
ロボのやつ医療ミスやんけ!
10. 匿名処理班
ハート型の宇宙船が、ハート様の宇宙船に見えた
11. ナパチャット
未確認飛行物体って言うのに北朝鮮の弾道ミサイルだったらどうすんの?
アメリカのレーダーは大丈夫ですか?
12. 匿名処理班
で、映像は?
13. 匿名処理班
近年になるほどあんまり大胆な接触はないんだな。だいたい意味不明な行為ばかりだし。何だよ青ピンクに光って消えるとか…そんなの見せられてもわけ解らんわ。
でもシュールなところは好き。
14. 匿名処理班
遅れてきたUFOブームか
グレンダイザーとか放映すれば
受けるんじゃ無い?
15. 匿名処理班
※8
逆に、それほどの技術力がありながら
やってることが古典的っていう見方もあるみたいだね。
本当に技術力があれば、効率的かつ見つからずにできるはずだ〜って。
16. 匿名処理班
ジンバブエでは、62人が宇宙人を同時目撃した有名な事件があるけど、アフリカにもUFOの基地があるのだろうか。
17. 匿名処理班
ちょっと前に矢追純一さんのインタビューを読んだら「(当時の)日本人は精神的に余裕が無い感じがしたから、たまには立ち止まって空を見ろよ、という番組にしようと思った。」で空を見る理由としてUFOを持ち出したというような事を言っていた
18. 匿名処理班
子供の安全を守る為の河童伝説に通じる気もする。
19. 匿名処理班
10の事例なのに11あるぞ…?
宇宙人の仕業か?
20. 匿名処理班
宇宙人もタバコ吸うんですね(笑)
車の修理してくれるなんてサービス精神おおせいですね。
車の修理してくれるならもっと沢山技術協力していただきたい。