
そのうちの一人がマーク・トウェイン(1835-1910)だ。「トム・ソーヤーの冒険」などの傑作を残した彼も、実は大変な猫好きだった。
人間よりも猫を愛し、多い時には19匹もの猫を飼っていたというトウェイン。彼と彼の猫たちを記録した写真が公開されていた。
猫を愛した作家マーク・トウェイン
「トム・ソーヤーの冒険」で脚光を浴び、その続編「ハックルベリー・フィンの冒険」でアメリカ文学界に名を馳せたマーク・トウェインは、プライベートではかなりの愛猫家だった。
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筋金入りの猫好きだった彼は、なんと一度に19匹もの猫を飼ったこともあり、生涯で32匹以上のもの猫と交流があったという。

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愛猫たちの名前はいずれもはかなり個性的で、バッファロー・ビル(アメリカのガンマン)、ゾロアスター、サタン、ベルゼブブ(悪霊の君主)、サワーマッシュ(ウイスキーの製造工程)、タマニー(アメリカ民主党の団体名)、といった調子だった。

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こうした名の由来は定かではない。だが、トウェインはすべての愛猫を慈しみ、つねに敬意を払っていて、人間よりも猫を好んでいた。

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猫を「堅苦しい紹介もなしでつきあえる友だちや仲間」とみなしていたトウェインは、猫の愛情に応じない人にとまどうこともあったそうだ。

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執筆活動のかたわら、たくさんの猫を愛したマーク・トウェイン。その作品の中には、猫にインスピレーションを受けて書き進めたものもあるかもしれない。References:vintag / wikipediaなど /written by D/ edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
米国の作家で猫好きと言えばヘミングウェイが有名ですが、マーク・トウェインもそうだったんですね
どの猫も可愛い
2. 匿名処理班
子猫ばっかやんな、かわええww
3. 匿名処理班
猫は人の鏡になりうるからね。
4. 匿名処理班
この人の本を読んで、人間を根っから信じていなかったのだと解釈したが、その反動?そんなにもネコ好きだったとは!
ネコに対する考察も書いて欲しかったな
5. 匿名処理班
トムソーヤーの家にも猫がいたね、よくトムにひどい目にあわされてた(いたずらの範疇)
6. 匿名処理班
しかめっつらしてるのがなんかいいわ
7. 匿名処理班
ベルゼブブちゃんがいるならエターナルちゃんはいないんですかね?
8. 匿名処理班
マーク・トウェインの由来から船が一番好きじゃないかな?
そのあと猫が来る。
この人で感心することは黒人差別を改めたことだ。
当時、黒人は白人より低く見られていた風潮、もちろん彼もそうだった。
晩年、母校の奨学生選考で黒人を選んでいて、コメントを残している。
それが良かった覚えがあるんだ。
9. 匿名処理班
トム・ソーヤーの冒険って本来大人向きで作ったのに
なぜか子供向きにされ作者に苦笑いされてた
また、発売当初は注文製だったので、受注する人によって
背表紙が違うなどいろいろなパターンもあり、参考用の
サンプル本を所持し営業するのが普通だったようです
10. 匿名処理班
トムキャット
11. 匿名処理班
※5
確かひもで宙づりにしたネコに、担任教師のカツラをむしり取らせたような…
12. 匿名処理班
今も昔も西洋も東洋も作家業ってのは猫好きだよね
家に引きこもる事が多い彼らにとって、散歩にも行かなくていいし放っといたら勝手に寝て起きてて構って欲しい時は向こうからじゃれて来る猫って言うのは相性が良いんだろうね
紙原稿とか必要なメモとか…ぐしゃぐしゃにされることもあるけどね…
13. 匿名処理班
圧倒的子猫
なぜなのか
14.
15. 匿名処理班
その肩に乗っているの、ください
16. 匿名処理班
猫は小さな冒険家だからね
そこは洞窟ではない!食器棚だ!
17. 匿名処理班
子猫を膝に乗せてドヤッてしてるのいいね‼
おじいちゃんと子猫、どっちも可愛い!
18. 匿名処理班
猫は噛みつくけど裏切らんのや
19. 匿名処理班
子ネコがすきだったんじゃないのかな?
それで子ネコをひろって家につれてくる、段々そだって11匹にまで増えちゃったw
20. 匿名処理班
別に動物を愛するのはいいことなんだが、数多く飼うのは「違う」と思うんだ。多分に自己満足成分が大目なんだとおもう。
実際近所のネコの多頭飼いしてるとこは(数匹)常にしっこ臭く、かなり不潔。マークなら金の力で人をやとったりで清潔にできるかもだが、1匹1匹完璧に個々を愛するとか、正常な人間には無理だよな。
21. 匿名処理班
この方「トムソーヤ」「ハックルベリーフィン」で超有名だけど、エッセイも面白いんだよね。
22. 匿名処理班
猫とロッキングチェアと私
23. 匿名処理班
「トム・ソーヤの冒険」や「ハックルベリー・フィンの冒険」はアメリカでは大人が普通に読む本なのに、日本では児童文学のコーナーに置いてあると誰かが書いていたけれど、日本には確かに子供のモノと大人のモノを妙に分けたがるところがあるね。本当はそんな垣根はないはずなのにね。
24. 匿名処理班
※5
ひまし油を飲まされたこともあったな、トムのうちの猫
25. 匿名処理班
SF作家のコード・ウェイナー・スミスもかなりネコ好きで、作品によく猫が出てきます。
26. 匿名処理班
おいらにとってのこの人の代表作は『人間機械論』だな。
哲学的思考力の本質を教えてくれた。
そして、晩年はルーズベルト(セオドア)に対する批判の最先鋒
だった。アメリカ文学史上最高の知性と言って良い。
そんなお方が猫大好きとか、いい話をありがとう。
27. 匿名処理班
※9
もう少し昔の欧州では印刷本はページだけの販売で、表紙は自作(もしくは作らせる)というものがあったんだって。
だからお金持ちは皮とか使い金張りにしていた、その名残というか過渡期なんだろうね。
なお印刷本から活版の都合で16p単位(8p同時印刷を両面)になったのだが、初期はコレも自分で切り離すのが普通だった。
今でもフランスではこの類の出版があるそうで、表紙や装丁は自由にカスタマイズするそうだ。
28. 匿名処理班
たまたまかもしれないけど子猫ばっかだな
youtubeなんか見てても子猫のときだけ飼ってるのがたくさんいる
保護活動とかじゃなくて本当に子猫のときだけ野良を家に入れてる
29. Parama000
愛猫たちの名前が、…。
>人間よりも猫を愛し、
>人間よりも猫を好んでいた。
>猫の愛情に応じない人にとまどうこともあったそうだ。
分かる、同意する。
30. 匿名処理班
※20
え? じゃあ野良猫一匹を助けるのに情熱を燃やす保護団体の人たちは正常じゃないんですね?
金のある人が自分の資産を費やしているんだから、他人がとやかく言う余地はないな。
31. 匿名処理班
ロッキンチェアと猫の図が絵になることに疑いの余地はないけど、シッポを踏んでしまう情景が容易に想像できてしまって苦手だ
32. 匿名処理班
中二病的なネーミングセンスに好感が持てる
33. 匿名処理班
多頭飼いしてる人の多くは最初に飼った猫は自分のためにだけど
後から増えてく猫たちは、自分が欲しくてというより見て見ぬ振りができない
自分が保護してあげなければこの子は病気と飢えと寒さに苦しみ、最悪虐待や事故に遭うかもしれない
強迫観念のようにそう考えて居ても立っても居られず飼うことになる
マーク・トウェインにも少なからずそういった憐れみの気持ちがあったのだと思う
自分のために猫を飼うなら一匹か二匹で充分
34. 匿名処理班
「ん?アインシュタイン?」
って思ったのは俺だけだろうか…
35. 匿名処理班
※34
うんうん、少し思ったよー。
ぼかあアインシュタインという人が特に好きなせいもあるけれど。
ちなみにアインシュタインの飼ってたニャンコの名前はタイガーだって。(ワンコの名前はティコ。)なんだかいつしかストーカーじみたことまで知ってるほど好き。
でもマーク・トウェインも好きだー。
そう。もしこの両者に共通点を探すとしたら、時の社会通念よりも普遍的な価値観に基づく人生を目指したことといえますまいか。まあそのため両者とも死ぬまで淋しい思いをせざるを得なかったけれども…
36. 匿名処理班
どの写真も頬笑ましくてフフッとなった
本当好きだったのが伝わる
37. 匿名処理班
私は「アーサー王宮廷のコネチカットヤンキー」が面白かった
38. 匿名処理班
広〜い敷地内に放し飼いかあ。いいなあ。
猫が増えたのはまあ、そういう飼い方してると
困窮した猫が流れてきたり、世話焼きな性格の猫が連れてきちゃったりするんだよね。
この頃ペットの避妊なんて無かったろうし。
39. 匿名処理班
可愛いおじいちゃんだなぁw
40.