中世ファンタジー風に女戦士の鎧を革でハンドメイド「ワンダーウーマンバトルアーマー」

　古きものから猫、ネズミ用までロマン漂う甲冑類の情報は過去にもお伝えしているが、精巧に作られた海外の鎧系衣装専門会社の作品がネット上で話題になっている。

　それはなんと女性用の中世の鎧。しかも映画やステージ用コスチュームを手掛ける皮職人が「中世のワンダーウーマン」をテーマに手作りした本格的な革製アーマー、いわゆる「皮のよろい」だ。

　優雅なフォルムを持ちつつ頑丈そうなデザインは、ワンダーウーマンを思わせる金と深紅を基調とした美しい仕上がりで、ファンタジーの世界に登場する強い女性騎士のたたずまいそのものだと評判だ。

女性用の皮のよろいが完成！

　これは米テキサス州を拠点に、映画や舞台衣装のほかディープなコレクター向けにヒーロー系カスタム鎧やアクセサリーを制作する、プリンスアーモリー社のハンドメイド品だ。 　社の代表であり革職人のサミュエル・リーは、この「ワンダーウーマンバトルアーマー」を中世ファンタジー風の最新デザインと紹介している。

まさに女性向けの鎧。「中世編」を希望する声も

　このクオリティの高さには海外メディアもくぎ付けで、素晴らしいと大絶賛。

　DCコミックス「ワンダーウーマン」の流れをくみながらも重厚でディティールに凝った作りに圧倒され、中世バージョンにも使えると評価されている。 盾や剣、投げ縄も装備。背中のマントも凝っている 革ならではの柔らかさを生かした翼モチーフのヘルメット 革を重ねて縫い合わせた高級感のある仕上がり メタルらしき部分もおそらく革なのだろう 頑丈そうな手袋と盾にも伝説の装備らしき雰囲気が漂う ワンダーウーマンを象徴する金色の「真実の投げ縄」もついている

定価は無くカスタマイズに応じて異なる受注生産

　 なお、ここの製品は一般販売やレンタル用ではなく、メールによる受注生産だ。

　そのため価格はオーダー内容次第となっているがローンも可能。完成までは標準で1〜3年。デザインに制限がある舞台衣装用などは6〜8カ月で、最速3カ月の製作も受けつけるそうだ。

　その他のプリンスアーモリー社の作品は公式サイトやFacebookでも紹介されている。

　女性用の鎧といえば3Dプリンタでできた王妃の鎧も捨てがたい。あっちは上半身のみで身軽そうだったけどこっちのほうが防御力は高いかもしれないな。

via:dangerousminds / geekologie / geeksaresexy / neatorama / princearmory / など / translated by D/ edited by parumo
あわせて読みたい
すごくかっこいいぞ！超本格派、猫用甲冑・ネズミ用甲冑


肩に宿した目が疼くぜ。ルネッサンス期、イタリアの鎧師の超絶アーマー


騎士の時代から20世紀まで、面白奇妙な鎧兜（ヘルメット）の歴史


動ける、光る、パソコン操作もできる。3Dプリンターで作った女性用アーマーがすごく着たいし何かと戦いたい！


奇想天外クリーチャー、鉄の鎧を身にまとう磁石巻貝「ウロコフネタマガイ（スケーリーフット）」

この記事に関連するキーワード

キーワードから記事を探す

• アーマー
• 鎧
• 女性用
• ワンダーウーマン
• 中世
• ファンタジー
• 衣装
• 甲冑
• 革
• 職人