ネイルサロンに強盗に押し入った男、全員に無視され挫折、手ぶらで店を立ち去る

　事件は舞台はアトランタにあるネイルサロンだ。客とネイリストが談笑する中、黒のバッグを持った男が突然押し入り、店の中は緊張と静寂に包まれた。

　男はバッグに手を入れ銃を持っているようなそぶりを見せ、「みんな伏せろ、金を出せ」と脅した。

　だが誰も男の指示に従うことはなかった。店長と思われる男性は電話をとりそのまま店の奥へ。ネイリストの1人は外に出るも、他の人々は完全に無視。

　すると男は挫折したのか、何も盗らずにその場を立ち去っていったようだ。

アトランタのネイルサロンに強盗が押し入る

　7月3日、ジョージア州アトランタのネイルサロンに強盗が押し入り、その様子が監視カメラ映像にとらえられていた。

　その男は青い帽子、サングラス、黒いTシャツ、ジーンズに白いスニーカーといういで立ちで、突然店に入ってきた。

　黒いバッグに手を入れながら、さも中に銃があるようなジェスチャーで、「みんな伏せろ！金を出せ」と椅子に座っていたネイリストや顧客に要求。

全員に無視され強盗をあきらめ去っていく

　だが誰一人男の要求に応じる者はいなかった。完全に無視だ。

　すると男は、店の奥のレジ前の店長と思われる男性に近づくも、その男性は電話をしながら店の奥へと言ってしまう。 　その間、1人の女性が立ち上がり、ゆっくりと店の外に出ていったが、他の顧客やネイリストたちは、引き続き男性を無視し続けている。

　これ以上粘ってもお金が手に入らないと悟った男は、店の中央に立ち尽くし、周囲を見回した後、ついに諦めて店を出て行き、その後、シルバー色のセダン車で逃走した。 　アトランタ警察署では現在この事件を捜査中で、映像を公開し、一般市民に協力を呼び掛けている。 Crime Stoppers Greater Atlanta

　強盗事件が比較的多いとされる地域なので、こういったケースが頻発しており、強盗に出会ったときの対処法を心得ているのか？

　もし本当に銃を持っていたら、必ずそれを見せるはず。バッグの中から「銃があるそぶり」は、フェイクであるとか、そんなガイドブックかなんかが出回っていて、それを見抜いたのだろうか？

　強盗の方も長居はせずにすぐに立ち去るところを見ると、この手口でお金が入れば儲けもの、ダメなら次、みたいな作戦なのだろうか？

　「無視」が効果的なのかどうかは、相手（強盗）にもよるだろうけども、今回はこれが功を奏したようだ。

　しかしこんな緊迫した場面でパニックにならず、無視できるってかなり肝が据わっているというか、やっぱ日常的なのかな？ written by parumo
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