この画像を大きなサイズで見る外はカリッ、中はポクポク、そんなフライドポテトは地球の偉大な力、すなわち「重力」の思し召しだ。
油にジャガイモを投入すると、その表面に泡ができる。そこに「浮力」が働くために、泡は表面から離れて、上へ浮かんでいく。これがカリッと揚がる秘密だ。
だが重力がない宇宙では浮力が働かないため、完璧なフライドポテトは食べられないはず。だが本当にそうだろうか?揚げ物の魅力に抗えない科学者たちは実験を行うことに。
すると宇宙空間でもフライドポテトを揚げることができたのだ。
おいしいフライドポテトを作るのに必要な浮力
浮力がないと上手にフライドポテトが揚がらないのは、泡がいつまでもジャガイモから離れず、水蒸気の層を作ってしまうからだ。
そもそも液体の中の物体が浮かぶのは、その上側と下側にくわわる水圧に差があるからだ。上側よりも下側が受ける圧力のほうが大きいので、その力によって物体は上へと押し上げられる。つまり浮かぶ。
そして、その水圧の差は重力によって作られる。だから重力のない宇宙では、上向きの浮力が働かない。
結果、泡が浮かんでくれず、ポテトはカリッと揚がらない。フライドポテトが大好物で、なおかつ宇宙を目指す人にとっては由々しき事態だ。
この画像を大きなサイズで見る特別な装置で低重力下でポテトを揚げる実験
そこで、ギリシャのテッサロニキ・アリストテレス大学の研究チームは実験を開始した。まずはこの「浮力理論」が本当なのかどうか実際に試してみることにした。
欧州宇宙機関ESAの支援をうけ、揚げる様子を一部始終観察できるよう特別な回転式フライヤーを開発。これを飛行機に乗せて放物飛行を行い、そのときの低重力下でポテトを揚げてみたのだ。
この画像を大きなサイズで見る揚げている様子は、フライヤーに内蔵された高速・高解像度カメラで観察された。
特に注目されたのは、美味しいフライドポテトの鍵を握るとされる泡の様子だ。重力がほとんどない状況では、気泡はどのように大きくなり、ジャガイモから離れていくのか?
そして実験の結果、意外なことが判明した。低重力でも、普通のキッチンと同じように、泡がジャガイモの表面から離れることがわかったのだ。
この画像を大きなサイズで見る宇宙でもフライドポテトを揚げることは可能だった
でもいったいなぜ、低重力下で浮力が働いたのだろうか?
研究チームによると、油の中でジャガイモの水分が沸騰して蒸気ができ、これが表面にある小さな孔の圧力を高めることが関係すると考えられるそう。
実験結果が科学者の予想を裏切るのはよくあること。何事も最初から決めつけず、実際に試してみるのが大切ということかもしれない。
この画像を大きなサイズで見る宇宙でもおいしいものを食べたい
ちなみにこの実験をESAが支援しているのは、いずれやってくる宇宙時代に美味しい料理を食べられることが、とても大切なことだからだ。
いくら火星に到着できても、ずっと味気ない宇宙食ではやる気も失せるというものだ。
また研究チームによると、宇宙での揚げのプロセスを研究することは、低重力化の煮沸から水素製造まで、食事以外のことにも関係しているのだそうだ。
この研究は『Food Research International』(2022年12月7日付)に掲載された。
References:ESA – Flying frying in microgravity / Frying potatoes in space may be possible, thanks to new apparatus / written by hiroching / edited by / parumo
















冷凍フライドポテトに油からめてからオーブントースターでチンすると揚げたてっぽくなるでよ。やった事無いけど多分宇宙空間でもいける
フライバイ航法
>>2
フライパン工方
逆に宇宙限定レシピを作れる可能性もあるのか
どの程度が低重力なのか何も説明ないので意味が分かりません
少しの低重力ならできて当たり前じゃね?
食は大事
こういう実験はポテトを揚げる以外の様々な分野の役に立っていくのだろうけど
キャッチーなネタとしてわかりやすく注目を集めるには「フライドポテト」になるのかなと
よし、宇宙でも出来立てのプーティンが食べれるな!
低回転遠心分離機を使えば解決
味のレビューがないやん!
浮力は「油の密度」と「気泡の体積」と「重力加速度」の積で決まります。実験では重力加速度は厳密にゼロにはならないだろうし、油の密度は空気より大幅に大きいから浮力が発生したのでは?
火星に行けば火星の重力があるから心配する必要もないけど。
宇宙生活のためというのを隠したらイグノーベル賞取れそう
>>12
隠さなくても取れると思う
実験中、火事ならなくてよかった!
将来宇宙へ遊びに行くのが普通になった時、宇宙空間上に
マック月の裏店とか金星の輪店とかできるようになり、そこで
フライドポテトも出てくるのだろうな
食ってみたい気もするがさすがにそこまで生きれねえや
>>14
ほんまの月見バーガーやな
何百年後か分からんけどロマンある
>>14
金星の・・・輪?
>>14
でも「そういう時代」になったら調理場などは疑似人工重力の中につくるだろうから
この特殊なフライドポテトが食べられるのは本当に限られた人だと思う
ちゃんと表面カリッ中はホクホクになったんだろうか
こういう執念やこだわりや探究心が新しい世界を切り拓くんだろうな
>>16
それはマックの火星支店のことだろうか
上手くいったらお次は上手に塩を振りかける研究だな
こち亀で中川が幹事会やった回の宇宙船の中で天ぷら作る機械のデザインが意外と実現出来たりしてな
気泡が逃げる事が揚げ物の必須項目と言われるのはなにか違う気がする
宇宙だと油漬けのジャーマンポテトになりますって言われたとして
やっぱりぴんとこないから違う気がするって感想になるだろうけど
ふにゃポテ派
将来一般人も宇宙に行ける時代が来るかもしれないし
そうじゃなくても宇宙飛行士さんが地上同様美味しい食事をいただけるようにするためにもこういう実験は必要なんだね
一方、ソ連はドラニキを焼いた。
正直、無重力化での揚げ物の成功の可否より
高音の油内を監視できるカメラの方が凄いと思ってしまった