
image credit:rhonatotherescue/Instagram
アメリカ在住のヘザー・ケネディさんが、特別なケアを必要とする犬たちを家族に迎え入れ、献身的に世話をするようになったのは、3年前にローナに出会ったことがきっかけだった。3本足のローナを家族に迎え入れたところ、先住犬ロミとすぐに意気投合。まるで出会うのが運命だった姉妹のように、ロミはローナにいつも寄り添うようになった。
ある日、犬の保育園に2匹を連れて行ったヘザーさんは、ロミがローナを他の犬たちから守るように尻尾をローナの体に巻き付けている姿を見て、とても心が温かくなったようだ。
3本足になったローナを家族に迎え入れる
犬と旅が大好きなヘザー・ケネディさんは、2020年の3月末に保護施設で初めて出会ったローナに、とても惹かれた。右側の前脚が機能しておらず、うまく歩けない状態だったローナを一目見て、ヘザーさんは、夫に「この犬を家族に迎えたい」と伝えた。
4月、ローナは右の前脚を切断し、3本足になった。その後、ヘザーさんはローナを正式に家族として迎えた。
ローナは最初、とてもナーバスでした。でも、私が声をかけると尻尾を振って近寄ってきてくれました。(ヘザーさん)その後、自宅に連れ帰ったローナを先住犬のロミと初対面させたところ、2匹はすぐに意気投合した。
ローナは、ヘザーさんたちに迎え入れられた家が、安全で安心できる場所だと悟ったのだろう。新しい家族の前で、喜びをあらわにしたという。
翌朝も、ローナはまるでクリスマスの朝を迎える子供のようにはしゃいで、とても興奮していました(笑)
ロミが3本足のローナを守るようになる
ローナを引き取った時は、ちょうどコロナのパンデミックで、すべてが閉鎖状態だった。他の犬たちとの交流がなかなか持てない状況で、3本足になったローナを特に社会と孤立させるのはよくないと、ヘザーさんはロミと一緒に犬の保育園に連れて行った。
すると、ヘザーさんが見ている前で、ロミがとても愛らしい行動を取った。
ロミは、他の犬たちからローナを守るようにしてそばに寄り添うと、尻尾をローナの体に巻き付けるようにしたんです。
ロミはローナが3本しか足がないことを知っていて、だからこそ何があってもローナを守ろうとしたんでしょう。そう思うと、心が温かくなりました。

image credit:The dodo/Facebook
2匹は、それからも絆を育みあい、いつも一緒に過ごすようになった。
ロミとローナを見ていると、まるで出会うべくして出会った運命の姉妹のように感じます。そう語るヘザーさん自身も、ローナと出会って人生が変わったという。
image credit:The dodo/Facebook
特別なケアを必要とする犬たちのお世話をしたいと思うように
ヘザーさん夫婦は、ローナのように特別なケアを必要とする他の犬たちも、家族に迎えたいと思うようになった。その後、インスタグラムでローナのように足を失った犬を見たヘザーさんは、自分たちのもとへその犬を呼ぶことを決めた。
だが、犬を養子にするにはフライトを利用しなければならず、ヘザーさん夫妻は犬のフライト費用を集めるために、SNSで寄付を呼びかけた。
そして、家族に迎え入れたのがロリーだ。
ロミ、ローナ、ロリーの3匹と、ヘザーさん夫妻はキャンピングカーで一緒にワイオミングからカリフォルニアまで、旅に出た。
3匹は、親友のように仲が良く、すぐに強い絆を育むようになった。
そして現在、もう1匹新たな仲間が家族に加わったそうだ。
合計4匹の愛する犬たちと一緒に、ヘザーさん夫妻は大好きな旅を続けるという最高の人生を送っている。
インスタグラムアカウントには、そんな一家の幸せな冒険の日々がシェアされている。
References:Protective dog wraps tail around her tripod sister and makes sure she’s safe at daycare/ written by Scarlet / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
次はこの子の記事を書くがよい
2本足の子猫
https://eureka.tokyo/archives/336466
泣けるぞ
2.
3. 匿名処理班
寄付かぁ…
4. 匿名処理班
>>3
自分もそこ気になっちゃった
犬だけが移動するフライトってそんなに高い?それを支払えないような人がこの先犬の生涯を全うさせるの大丈夫?とか、4匹目迎えてるの見ても支払えたんじゃないの?とか考えちゃう
どういう理由があったんだろうね
5. 匿名処理班
>>4
飛行機乗らなアカンくらい遠くにいる子を引き取る為に寄付を募るより
その子が保護されている地域の人にもらわれるまで施設で暮らしてもいいんだし
6. 匿名処理班
それは寄付というものに対する意識が日本とちがうんだと思う
日本だとあくまで自分の力不足でお金を出せないから寄付をお願いするのであって
本来なら自分ですべてまかなうのが正しく当たり前って感覚だけど
あっちは全部のお金を自分で出すよりその子のことを広く世に知らしめて
いろんな人に応援してもらってそれぞれの記憶の片隅に置いてもらったり
こんな子もこういう手段で幸せにできるよって意識をみんなに持ってもらって
「こういうことなら自分もできるんじゃ?」って思ってもらったり
そういうメリットを重視してるんだと思う
自分もいま事情があって犬猫は飼えないので
その寂しさを埋めるためにちょこちょこクラファンで動物関係の寄付とかしてるけど
不特定多数のいろんな人がその子のことをちょっとずつ気にかけたりしてるのって
それはそれでいいもんだなあと思ってる