
犬と一緒に犬を救う旅に出た男性 image credit:keepingfinn/Instagram
バン(車)で暮らしていた男性が、ある保護犬と運命の出会いを果たした。その犬を飼うことになった男性はその犬とともに、困っている多くの犬たちを救うことが人生の目標となった。男性は地域の保護犬に永遠の家を見つけるプロジェクトを発足させ、愛犬と共に全米各地への旅を続けている。
現在はSNSを中心に活動中だが、多くの人々からの支援や寄付を受け、この3年間で60匹以上の犬に飼い主を見つけることに成功したという。
保護犬フィンとヘンリーさんとの出会い
ヘンリー・フリードマンさん(30歳)は、「The Dogist」の創設者である兄のエリアスさん(32歳)と共に、2018年5月にプエルトリコの街から救済された1匹のオスの野良犬を、新たな飼い主となる家族のもとへ届ける旅に出た。ニューヨークから南カリフォルニアへ移動し、空飛ぶ動物救済団体『https://wingsofrescue.org/" target="_blank" title="">Wings of Rescue』と『the Sato Project』の協力を得て、ヘンリーさんはその犬を搬送する役割を担った。
ところが、犬を引き取るはずの一家に変更が生じ予定がキャンセルとなってしまった。
当時、ヘンリーさんは広告業界を辞めて半年の予定でバンに住み始めたばかりで、ペットを引き取るには厳しい状況だった。だがヘンリーさんはその犬に運命を感じ、自身が飼うことに決め、フィンと名付けた。
以降ヘンリーさんは愛犬となったフィン(2歳)と共にバンで旅を続けることにし、その様子をインスタグラムでシェアした。
車暮らしで犬を飼うことはある種の冒険でしたが、彼はとてもいい旅の仲間になりました。今では僕の大親友です。(ヘンリーさん)2019年8月には、SNSを活用しながら、旅で出会った地域の野良犬たちを救う保護活動を行うことを決意。救済・支援プロジェクト『Patreon』を立ち上げた。
犬と人間がワンチームとなり犬の救済・保護活動
ヘンリーさんとフィンは1組のチームとなって、旅先で訪れた地域の犬の救済・保護、そしてSNSを介して保護活動の意識を高め続け、資金を集めることに奔走した。プロジェクトのサイト『Patroen』を介して、月に13000ドル(約134万円)を調達し、これまでに15万ドル(約1550万円)を集めることに成功したヘンリーさんとフィンは、これらの資金で避妊去勢クリニックを旅先で主催したり、無料の予防接種を提供したりしている。
ヘンリーさんとフィンの活動は、保護された犬たちが素敵な飼い主と巡り合うのを助けること。完璧な飼い主が見つかるまで、ヘンリーさんは保護犬たちをバンで一時預かりしながら世話を続け、これまでに60匹以上の犬たちに永遠の家を見つけることに成功した。
最近では、Wings of RescueとSato Projectの協力で特別フライトでの輸送飛行を実施。プエルトリコで救助した犬150匹を、東海岸で待つ新たな家族のもとへ届ける活動を行った。
当初6か月間と予定していたバンでの生活は、今や既に3年目。フィンと旅しながらのバン生活は、ヘンリーさんにとって人生の大きな喜びとなっている。
これからも、フィンと一緒に旅を続けながら、あと5年は救済活動を続けていきたいと話すヘンリーさん。彼らの日常は、インスタグラムアカウント『keepingfinn』から見ることができる。
written by Scarlet / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
歩き続けて、どこまで行こうか〜
犬と 一緒に また進み出そう〜
大地ふみしめ どこまでも行こう〜
保護したあの犬を 救うまで〜
(*´Д`)〜♪
2. 匿名処理班
犬が犬らしい良い顔してる
阿った顔じゃなくて、自分の意思を持ったいい顔
3. 匿名処理班
※2
ほんとそう
誇り高い表情をしてる
この人たちはお互い運命の人間と犬だったんだなと思うわ
4. 匿名処理班
なんで
犬がカメラ目線の上に
ヘンリーより男前なんだぜ。
5. 匿名処理班
イケメン二人と一緒に旅したい
6. 匿名処理班
犬と、困ってる犬を救うための旅を続けるなんておとぎばなしみたい
前世でどんな徳を積んだらこんな人生を歩めるのか…
7. 匿名処理班
フィン君脚長いw
8. 匿名処理班
苦労は計り知れないけど憧れてしまう
しかし撮影してる人もレベル高いなぁ