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カナダに住む家族が、1週間ぶりに休暇から帰ってくると、家に隣接した作業場にヤギが住み着いていたのを発見した。ヤギは、まるで我が家のように作業場から出てきて、家族を驚かせた。居住権を主張している気配すらあったという。
まったく去ろうとしないヤギに家族は困り果てていたが、最終的に農場に引き取ってもらうことになったようだ。
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#TheMoment a goat moved into a B.C. family’s shed
休暇から帰宅したらヤギがお出迎え
3月15日、ブリティッシュコロンビア州プリンス・ジョージに住むターニャ・モールドさん一家は、メキシコでの休暇を経て、1週間ぶりに我が家に戻ってきた。すると、自宅に隣接した作業場が荒れていることに気付いた。
ターニャさんの家は田舎にあるため、最初は野生のヘラジカもしくはシカが作業場に侵入し、物を壊したのかと思ったそうだ。
しかし、ターニャさんが車から荷物を降ろしていると、作業場の窓を覆ってあるプラスチックを噛んでいるヤギに気付いた。
どうやら、ヤギは一家が休暇に出ている間に、ターニャさんの作業場に住み着いていたようだ。

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誰もいなかったんで住むことにしましたけど何か?なヤギ
ターニャさんは、敷地内に野良猫をよく見ることがあるが、野良のヤギが入ってくるという事例は初めてで、とにかく驚いたという。作業場のドアを開けると、ヤギはまるでそこが自分の家であるかのように、しれっと出て来たんです。ターニャさん一家に“ゴード”という名前を付けられたそのヤギは、作業場の内側に向かって開くドアを押して、簡単に中に入ったとみられている。
私たちは7日間、留守にしていました。いつから住み着いたのか正確なことはわかりませんが、絶対に数日は住んでいたのでしょう。
ヤギは、私たちが帰ってきているのに、まったく出て行こうとしませんでした。
一旦中に入ると、今度はドアを引かない限り外に出ることができなくなるわけだが、ヤギはあまり気にしていなかった様子だ。
飼い主を探してみたが未だ見つからず
最初、ゴードはターニャさんの友達によるドッキリか何かだと思い、尋ねてみたが「知らない」と言われた。そこで、ゴードの写真をSNSのペットネットワークに投稿し、飼い主がいるかどうか問い合わせしたが、こちらも名乗り出る者はいなかった。

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私の両親は、私が幼い頃に一時的にヤギを飼っていたことがありますが、私は農家に住んでいるわけではないし、ヤギは怖いんです。
作業場から外に出てきたゴードは、今度は家の中に入ってこようとするんですけど、中には入れません。近づかれると恐怖を感じます。
出て行かないので、近所の人から干し草をもらってゴードに食べさせていますが、どうにかしてどこかに引き取ってもらわないと困るという状況です。
10歳の息子は、ペットにゴードを飼いたいと言ってますが、ゴードは巨大だし、私は反対しています。
単独で行動していたことから、誰かに飼われていた可能性
なお、同州バンダーフーフ近くのコミュニティに住むヤギ農家のカトリーナ・ホールさんは、ゴードについて次のような見解を述べた。ヤギは通常は群れで生活します。ゴードは人間と密接な関係を持つように育てられた可能性が高いでしょう。
おそらく、最近新しい所有者に売却され、そこでの生活が気に入らないと判断して逃げたのかもしれません。それでターニャさんの家に落ち着くことにしたのではないでしょうか。
ゴードは、前から小屋や納屋にいることに慣れているヤギだと思います。だからきっと人間にもとても慣れているのでしょう。

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ひとまず農家に引き取ってもらうことに
最終的に、ゴードは経験豊富な農場の所有者に預かってもらうことになり、17日にターニャさん宅を去った。現在も、ゴードの本来の飼い主の捜索は続いているそうで、ターニャさんはこのように話している。
ゴードがいなくなったことで、家と庭はすっかり静かになりましたよ。私の家ではヤギを飼っていたのだが、ヤギは人に懐くし、犬や猫のような絆だって築くことができる。
悪ふざけがなくなっちゃったのは寂しく感じるけれど、だからってヤギを飼いたいと思うほどではないですね(笑)
広い敷地があるのなら、試しに飼ってもよかったかもね。でも苦手というなら、ヤギにとっても良い環境とは言えないから、しょうがないか。
References:Family Comes Home to Find a Goat Squatter/ written by Scarlet / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
外国でもヤギ→八木くん みたいな名前付けるんだね
2. 匿名処理班
ヤギよりターニャさんのまつげ(つけまかまつエクか知らんが)がクッキリしていてそっちが気になってしまったw
3. 匿名処理班
沖縄だと食材
学校から帰って
自分の家に近所の人が集まって宴会してるな〜と思ったら
可愛いがっていたヤギが汁にされてたとか
4. 匿名処理班
昔ヤギを飼っていた家だからヤギにとって落ち着く家だったのかな?
5. 匿名処理班
ターニャさんが山羊に似過ぎていてびっくりした。飼わないとかありえないっていうくらい同じ顔!
6. 匿名処理班
ヤギは人に懐く
何度も頭から体当たりするけどな
7. 匿名処理班
何で作業場の扉に鍵をしなかったし
8.
9. 匿名処理班
ヘラジカやシカが作業場で暴れるのは想定内だけど、野良のヤギが入ってくるのには驚くという環境がピンとこないw
まあとりあえずみんな落ち着くべきところに落ち着いてよかったね
10. 匿名処理班
>>7
田舎なんだろうけど野生動物以外にも不法侵入の可能性もあるし危ないよね
11. 匿名処理班
日本ならぬらりひょんと呼ばれるのか?
12. 匿名処理班
ヤギは美味い
13.
14. 匿名処理班
ヘラジカの侵入想定してるのにそれがヤギだと驚くの笑える
15. 匿名処理班
「このヤギ、お宅のヤギじゃありませんか」
近所でヤギを飼っているという家があると警察官に教えてもらったターニャはゴードを連れてその家を訪れた。
「どうですか、お宅のヤギではありませんか」
ターニャは藁にもすがる思いで訊いた。
ターニャの問い掛けが耳に入っているのかいないのか家の主人──メエはじっとゴードの顔を見るだけで返事をしようとしなかった。
「どうなんです?!」
痺れを切らしたターニャが荒らげた声をぶつけた。
メエは顔を上げてターニャの目を見ると残念そうに頭を振ると口を開いた。
「メエんじゃない」
ターニャはメイが嘘をついていると瞬時に悟った。どうしてかはわからないがわかってしまったのだから仕方がない。
「メエのバカ、もう知らない!!」
ターニャは気がつくと声を張り上げで叫んでいた。
隣のゴード。絶賛公開中