
image credit:Whitby Wildlife Sanctuary/Facebook
秋になると、木々の葉が赤や黄色に変わる光景は美しい。だが、風や雨の多いイギリスでは、色とりどりの葉が散るのも早く、落ち葉となりゴミと化してしまう。落ち葉のほとんどは捨てられてしまうのだが、ノース・ヨークシャー州にある保育園の子供たちは、落ち葉を集めて地元の野生生物保護区に持って行くのが毎年の恒例行事となっている。
なぜならそこには、落ち葉の山をとっても楽しみにしているキツネたちがいるからだ。今年も、キツネたちはたくさんの落ち葉をもらって大喜び!この楽しそうな顔を見れば一目瞭然だ。
集めた落ち葉を動物保護区に寄付
ノース・ヨークシャー州ウィットビーにある保育園の庭には、今年もたくさんの落ち葉が絨毯のように敷き詰められてしまった。子供たちは、その落ち葉をせっせと集めて、袋に入れる作業を喜んで手伝う。なぜならこの落ち葉を、毎年待っている動物たちがいるからだ。
落ち葉の行先は、地元にあるウィットビー野生生物保護区だ。
ここでは、保護が必要な野生動物たちが暮らしている。中でも、キツネたちは毎年この時期になるのが待ちきれない。
寄付された落ち葉の山で思う存分遊ぶのが大好きなのだ。
キツネたちにとって、落ち葉の山は楽しい遊び場なんです。刺激を与えられて、仲間と楽しむいい機会ですし、落ち葉から自然のにおいを嗅いだり、葉っぱで楽しむことは、キツネたちに癒しと喜びの時間を与えてくれますこのように話す保護区スタッフは、地元の人たちが保護区の動物たちの幸せを考えてくれていることに、とても感謝している。
キツネたちの笑顔でスタッフも幸せに
保護区には、3本脚のキツネや神経系の問題を抱えた盲目のキツネなど、様々な障がいを持つキツネが暮らしている。できれば自然へ還してやりたいが、中には人間の周りにいることに慣れ過ぎてしまい、野生に戻すことが困難な動物たちもいるという。
10月18日、保護区のFacebookには、キツネたちが落ち葉遊びを楽しんでいる様子がシェアされた。
嬉しそうに落ち葉で遊ぶキツネたちの姿に人間たちも癒される。
見て!このうれしそうな表情を!
3本脚のルビーは、森のにおいがたっぷりついて、ふわふわの大好きな落ち葉の上で昼寝をするのが大好き。ここで1日の大半を過ごした。
いつも悪知恵が働くボーは、タイヤを使って落ち葉の山にジャンプを繰り返して遊んでいたようだ。
飛び込んだ時に落ち葉の「カサッ!」という音がたまらなく好きらしい。
落ち葉に鼻を突っ込み、そのにおいを堪能するキツネたち。
今年は、大量の落ち葉を保育園から寄付されたので、キツネたちだけでなくアナグマの囲いにもおすそ分けしたそうだ。
実は、現在この保護区では資金不足やボランティア不足など、多くの課題を抱えて厳しい状況に直面しており、SNSで寄付を呼びかけている。
そんな中ほんの束の間でも、保護区の動物たちが楽しいひと時を過ごすことができたことを喜ぶスタッフ。「キツネたちの喜んでいる姿を見ていると、私たちも幸せになります」と話している。
References:Rescued Foxes Have Fun In Autumn Leaves Children Gathered For Them/ written by Scarlet / edited by / parumo
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コメント
1. 匿名処理班
可愛い〜〜!
キツネ村行きたすぎる
2. 匿名処理班
昔飼ってたワンコも落ち葉の上歩くの好きだったなぁ。
3. 匿名処理班
キツネと木の葉の組み合わせは人を化かすのを連想するけどイギリスでは違うようです。
4. 匿名処理班
農家だと落ち葉集め春に向けた肥料用つくりをする人いる
狐らは前世そういう人だと見た
5. 匿名処理班
🦊「木の葉隠れの術!」
6. 匿名処理班
緑のきつねと赤いたぬき!
7. 匿名処理班
キツネをみても可愛いと思わなくなった。
ひたすらにエキノコックス怖いだわ。
飲酒運転で「酒を飲んだら乗るな」「乗るなら飲むな」と同じで、
エキノコックスでは「北海道に住んだら犬飼うな」「犬を飼ったら北海道から引っ越すな」と思うね。
10年以上経過してから回避不能な死亡とか実害が大きすぎる。
8. 匿名処理班
キャッキャうふふ
9. 匿名処理班
キツネ可愛い(*'ω'*) 近所にこういうとこあったら 庭で育てた人参とか持っていくのに・・
10. 匿名処理班
なんか写真がない。
11. 匿名処理班
>>7
一つの事実で視野が狭くなってしまう性格なのかもしれんけど、それ生きづらくないか?
12. 匿名処理班
※7
イギリスにエキノコックスおらん定期
13. 匿名処理班
そういえば・・・
秋になると、落ち葉に突っ込んでいく
ワンコとオジサン。元気かな〜?
14.