
image credit:royalmintuk/Instagram
今年9月8日、老衰により96歳で崩御されたエリザベス女王の死は、英国民に大きな悲しみと衝撃をもたらした。そして今、新たな国王の時代に入り様々な変化がもたらされている。その1つが硬貨のデザインだ。英国君主の肖像を用いた硬貨の製造を長年続けてきた英国王立造幣局は、今回新たに国王となったチャールズ3世の横顔が彫られた公式硬貨を発表した。
歴代の君主のスタイルに従い、5ポンド記念硬貨と50ペンス硬貨は王冠のない国王の横顔になっているという。
英国王立造幣局がチャールズ3世の新硬貨を発表
9月30日、英国王立造幣局は新しくイギリスの金融シンボルとなったチャールズ3世の顔が彫られた公式硬貨を発表した。新硬貨の表デザインの作成を手掛けたのは、イギリスの彫刻家マーティン・ジェニングス氏だ。
ジェニングス氏は、数枚の英国王室の写真の中から王の肖像を作成し、その後石膏のスレートで彫像を作り、最終的なデザインをデジタル化したという。
通貨の端にあるラテン語の略字が刻まれた「CHARLES III • D • G • REX • F • D • 5 POUNDS • 2022」という言葉は、「キング・チャールズ 3 世、神の恩寵により、信仰の擁護者」という意味だそうだ。
英国では、王室の後継者の顔が前任者の別の方向に向けられる硬貨デザインが伝統となっているため、王冠を被っていないチャールズ3世は左を向き、故エリザベス女王は右を向いている。

image credit:royalmintuk/Instagram
亡き女王の硬貨と紙幣は引き続き使用が有効
英王立造幣局のアン・ジェソップ最高経営責任者(CEO)は、このように述べている。テクノロジーは進歩していますが、私たちは何世紀にもわたって受け継がれてきた英国の職人技を尊重し続けています。熟練した専門家からなるチームは、王の肖像が何百万もの硬貨に忠実に複製されることを保証します。故女王の肖像が彫られた硬貨と紙幣は、英国、およびオーストラリア、ニュージーランド、カナダなどの他の英連邦諸国の法定通貨として引き続き表示され、時間の経過とともに自然に廃止されるまでは有効であり、新たなデザインの硬貨と共に使用できるという。
コレクターにとって嬉しいのは、来週から硬貨のセット販売が始まることだろう。
市場へは、今のところ年末頃に50ペンス硬貨のみが出回る予定だが、1ペンスから2ポンドまでの硬貨は、来年初めから流通することになるようだ。
References:Coin designs for King Charles III released by UK's Royal Mint
written by Scarlet / edited by parumo/ written by Scarlet / edited by / parumo
あわせて読みたい





コメント
1. 匿名処理班
本当に女王はこの世にいないのかとちょっと考え深くなる
2. 匿名処理班
チャールズ契な轍爾和┛未気譴申峇屬鉾茲譴っていらっしゃる。
3. 匿名処理班
チャールズはラテン語のCarolusとかにしないんだ
4. 匿名処理班
チャールズさんて私より4歳上で同世代。
昔は英王室の話題がよく報じられていた、
ビートルズ全盛時代、妹姫に煽てられて宮殿でモノマネをしていた、その場面を教育関係のお偉方に見られて、エリザベス女王が「将来の国王が…」といわゆるお叱り。
思えば、彼は「おんな運」が悪い。
5. 匿名処理班
不倫した挙句にダイアナを離縁したこの男に国王の資格はあるのか?
イギリス国民にとって悲劇だろ
この男が君主じゃあ国はまとまらん
エリザベス女王が偉大過ぎる
エリザベス女王の威厳で抑えていた皇室パッシングはこれから無茶苦茶出るだろう
日本も同じことになりそうだが
6. 匿名処理班
バヌアツの神もフィリップ殿下から受け継いだのだろうか。
7.
8. 匿名処理班
最初から老けたデザインなのは少し気の毒だ
9. 匿名処理班
この硬化は作られる枚数が少なそうなので価値が出そうですね
10. 匿名処理班
>>1
感慨深い
11.
12. 匿名処理班
何の略だろう→
"Charles III Dei Gratia Rex Fidei Defensor"なんですね
13. 匿名処理班
この黒い色は金属の色?着色?
14. 匿名処理班
メイプルリーフ金貨(カナダ)とかナゲット金貨(オーストラリア)がエリザベスII世女王の肖像だったのでどう変わるか興味深く見守っていくつもりです。
15. 匿名処理班
※5
これ以外にも紙幣から郵便切手、郵便ポストのプレートetcの変更があるわけで、それもイギリス国内にとどまらず、国家元首をイギリス王(女王)とするイギリス連邦王国の多くの国でも、全部とは言わないが変更する必要もあるわけで当然変更するには金がかかる。
これまでもイギリスを含めてイギリス連邦王国の各国で共和制の話が出ていたわけでこれを機に共和制を言い出す国も出るのでは?
不倫はでかいが、それがなくても”イギリス”そのものでも相当以前から共和制の話は出ていたし、スコットランド独立の話は女王の時から出ていて住民投票があったわけで、女王は偉大ではあるが彼一人に押し付けて”悲劇”だ何とかだいうものではない。
16. 匿名処理班
英国がEU時代も€にしなかったわけだ。
17. 匿名処理班
※15
おまえは改行ができんのか?
しかも論点ずらしが甚だしい
一体どこにスコットランド独立の話を俺が書いてるんだ?
18. 匿名処理班
※17
歴史を分かってませんなぁ…。
彼が国王でなくても連邦王国を維持するのにコストがかかる。
イギリス(イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの連邦)を維持するのにもコストがかかる。
その上王室にも莫大な税金を払っているがほぼ同じ規模の国税が王室につぎ込まれる。
女王が就任して70年大きな変更がなかったから国民は気付かなかったが、”国王”が変わると様々なものが変わって馬鹿みたいにコストがかかる。
それもほとんど不要なコストだからその時点で”悲劇”なわけで、”不倫”というはっきり言えば家庭内の事情に惑わされているが、国家として考えれば彼が不倫してなくても、さらに彼以降では確実に批判は出る。
さらに言えばイギリスという国内の”スコットランド独立”の国民投票そのものはエリザベス女王であってもスコットランド人の約45%は独立の支持をしていたわけで少なくともその人たちはイギリス人なのは嫌だと言っているのだから、彼らは女王の時点でも悲劇だと言ってるようなものだろう。
さらに王太子であったウェールズの独立話も以前から出てきているわけで、ウェールズ地域のイギリス国民がいいのか、ウェールズ国民になるのかどちらが不幸なのかはどう転ぶか分からない。
”イギリス国民の悲劇”と言ってもあくまでイングランドだけの人間であって、他の地域では温度差があるわけで何を取って”悲劇”というのか?ということになるわな。
それにそもそもイギリスは王室であって皇室ではないしな。(笑)
19. 匿名処理班
王室なんかいらん
いまだに身分制、生まれながらに特別な存在を肯定してるのはおかしいだろ
20. 匿名処理班
何で禿げてないのこのコイン??
映像記録と誤差が出てチャールズって認識されんのでは??