この画像を大きなサイズで見るZ世代より若い、2010年前後に生まれたα世代は、日本だとほぼ令和生まれだ。
次世代を担うα世代の海外の子供たちは、AIに対しては「デタラメ」や「安っぽくて嘘くさい」という印象を強く持っているという。
そのため「それってAIじゃん」という言葉が冷笑系の悪口として流行しているという。
「それってAIじゃん」が意味する安っぽさと嘘くささ
英語圏の小学校などで、最近子供たちが盛んに使っている言葉がある。
「それAIじゃん!(That’s AI!)」や「マジAI!」というフレーズだ。
AIが人類を滅ぼすかもしれないと大人が懸念している中、2010年前後から2020年代中盤に生まれたα(アルファ世代)は、AIに対して冷ややかな評価を下している。
ほぼ子供の彼らにとってAIとは、最新のテクノロジーそのものを指すのではなく、偽物くさいものや嘘っぽいもの、あるいはクズのようなものを意味する言葉なのだ。
この画像を大きなサイズで見る胡散臭いものはすべてAI。α世代の鋭い観察眼
α世代がこの悪口を使う理由は、AIが生成した粗悪品の特徴をよく理解しているからだ。
AIが作り出した画像や文章は、表面的にはもっともらしいが、結局のところ安っぽくて疑わしい。
α世代の子供たちは、その特徴が現実世界にある他の多くのものにも当てはまることに気がついた。
たとえば、海賊版のようなパチモノのグッズや、大げさな誇大広告、さらには親が子供につく言い訳まで、少しでも怪しいと思われるものは、彼らの定義によればすべて「AI界隈」となる。
大人が適切な安全対策(ガードレール)を設ければAIは暴走してしまうかもしれないと議論している間に、子供たちはすでにAIはくだらないという結論を出しているのだ。
意味不明な言葉とは一線を画す社会への痛烈な皮肉
英語圏の若者の間では、「シックス・セブン(six-seven:まあまあ、微妙なもの)」や「スキビディ(skibidi:やばい)」といった大人が理解できないスラングも流行している。
これらは主に高齢者を困惑させたり、イラつかせたりするために使われる無意味な言葉だ。
しかし「それAIじゃん」はそれらとは異なり、デタラメと同じ意味を持つ明確な冷笑を意味する悪口として使われている。
何十億ドルも投資してチャットボットや画像生成AIを開発してきたテクノロジー企業にとって、自社の最先端製品がデタラメの代名詞として使われるとは、痛烈な皮肉である。
裸の王様の物語のように、大人たちがもてはやしている最新技術の中身のなさを指摘するには、子供の純粋な目が必要だったのかもしれない。
この画像を大きなサイズで見るデタラメならすべて「AI」の代名詞に
デタラメなものはAIという認識は、さまざまな対象に向けられている。
たとえば、トランプ大統領が人工知能(アーティフィシャル・インテリジェンス:AI)を超知能(スーパーインテリジェンス:SI)と呼び変えたとしても、子供たちに言わせればSIもAIであり、トランプ自身もAIなのだ。
乱高下するハイテク株も、無人の自動運転タクシーも、胡散臭いものはすべて「それってマジAI」となってしまうのだ。
若い世代の流行語って時代を反映している部分もあるので、今は、何を信じていいのかわからない混沌とした時代ということなのだろう。
私もAIをいくつか使っているのだが、生成AIが好んで良く使う言葉がある。
「静かに」、「具体的には」、「つまりは」などがそうで、そういう言葉を使った文章を読むと、「AIみがあるな」とか「AI構文」と思ってしまいがちなのだが、もともとは人間が使っていた言葉だし、人間か書いた文章かもしれないのに、AIが頭をよぎってしまうんだ。
みんなは、何を見たり読んだりすると「AI」っぽさを感じる?
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References: ‘That’s so AI!’ What gen Alpha’s biggest insult tells us | Young people | The Guardian













