作業員ホイホイ。15階の窓から誘惑する猫

　マンション15階の窓越しから、その魅力で次々と新しいボーイフレンドを獲得していったのは、白猫のクレオ（メス）だ。

　クレオが住むマンションでは数か月前から修繕工事が始まり、窓の外では作業員男性たちが高所での仕事を行っている。

　その気配を察するとクレオは部屋のどこにいても、すたすたと窓際に行き、作業員たちをじっと見つめる。彼らは窓越しから、クレオとのコミュニケーションを楽しんでいるという。

高所作業員をつぎつぎと誘惑する猫

　ケーリン・スミスさんは、コロナの影響で自宅で仕事をするようになってから、あることに気が付いた。

　ブラインドを降ろした15階の窓の向こう側で、1歳半のメス猫、クレオが甘い声でニャーニャーと鳴くことがあるという。 　クレオが何をしているのか確認しようと、ブラインドを開けたところ、クレオはマンションの修繕工事で高所作業を行っている作業員たちと窓際の交流をはかっていたのだ。

　作業員男性らは、窓の外からクレオを見つめたり、話しかけたり、手を差し出して気を引こうとする。 　スミスさんはクレオと彼らの交流が見たくて、以来ブラインドを開けておくことにしたという。 　クレオは、電気技師、配管工、ケーブル作業員を次々と魅了していった。作業員らもクレオに会うのを楽しみにしているようだという。 　クレオはとても人懐こい猫で、特にコロナになってスミスさんが自宅で勤務するようになってからは、2時間でも外出しようものなら寂しがるという。

　クレオにとっても、作業員たちにとっても、高所窓越しからのひと時の交流は日常の楽しみの1つとなっていることだろう。 written by parumo
あわせて読みたい
孤独な辛い作業が楽しくなる瞬間。高層ビルの窓清掃をしてたら猫が釣れた！

「あれがリスという生き物だ」猫一家、窓越しからリスを鋭意観察中

精神的な社会的距離は猫で縮まる！？自宅待機中の住民たちが窓越しからネコミニケーション（アメリカ）

窓越しで友情を育んでいるっぽい飼い猫とオオヤマネコ

猫？余裕っす。ガラス越しの鳥、猫の肉球攻撃を完全スルー