この画像を大きなサイズで見るモルディブやスリランカ沖に生息する薔薇のように美しいグラデーションカラーの魚は、実は新種であることが明らかになったそうだ。
研究者たちはこれまで、この魚をイトヒキベラ属の「レッドベルベット・フェアリーラス(Cirrhilabrus rubrisquamis)」と混同していたという。
新種のイトヒキベラ属は、水深50~150メートルの「海のトワイライトゾーン」と呼ばれる、海面から差し込む光がわずかしか届かない瓦礫(がれき)だらけのサンゴ礁に潜んでおり、サンゴ礁の生態系には、未知なる生物多様性がまだ残されていることを物語っている。
色のバリエーションが豊富なイトヒキベラ
イトヒキベラ属は、インド洋や太平洋の岩礁に生息するベラ亜目のグループだ。50種ほどが知られており、英語では「フェアリーラス」とも呼ばれる。
特徴的なのはその泳ぎ方だ。ベラの仲間は胸ビレと尾ビレを使って泳ぐのだが、イトヒキベラはそれに併せて背ビレも利用する。
また色にも特徴がある。イトヒキベラの一部の種は、学者によっては本当は別種なのではないかと考えるほど、色のバリエーションが大きいのだ。
それは今回新種と特定された魚も同様である。
この画像を大きなサイズで見る実は別種だった薔薇色のベラ
今回認定された新種には、「Cirrhilabrus finifenmaa(サライラブルス・フィニフェンマー)」との学名が授けられた。以前から知られていた魚で、一般には「ローズベールド・フェアリーラス」と呼ばれている。直訳すれば「薔薇のベールをまとった妖精のベラ」という意味だ。
ローズベールド・フェアリーラスが最初に研究者に知られるようになったのは、1990年代のことだ。だが当時、その魚は「レッドベルベット・フェアリーラス(Cirrhilabrus rubrisquamis)」という別の種の成魚だと考えられていた。
「広い範囲に分布する単一の種だと思われていたものが、実は別々の種だったのです。それぞれの分布地域はずっと限られているのかもしれません」と、シドニー大学博士課程の学生イー・カイ・ティ氏は話す。
「今回の発見は、生物多様性の保全管理をするうえで、新種の記述や分類がとても大切であることを示す格好の事例でしょう」
この画像を大きなサイズで見る海のトワイライトゾーンに生息するイトヒキベラ属
ローズベールド・フェアリーラスは、「Cirrhilabrus jordani上種」に属している。このグループは、深い海のサンゴに生息するイトヒキベラである。
彼らは同属のほかの仲間と同じく、水深50~150メートルの「海のトワイライトゾーン」と呼ばれるまばらなサンゴにおおわれた瓦礫だらけの海底で暮らしている。
新種として記載されたのはつい最近のことだが、愛好家たちの間ではすでに取引されているようだ。
「豊富にいるので、乱獲の恐れは今のところ少ないですが、学名が与えられる前から商品として流通しているのだとすれば、気になることではあります」と、カリフォルニア科学アカデミーのルイス・ローシャ博士は語る。
「サンゴ礁の生態系に、まだ記載されていない生物多様性がどれほど残されているか物語っているでしょう」
この画像を大きなサイズで見るこの研究は『ZooKeys』(2022年3月8日付)に掲載された。
References:Stunning new-to-science fairy wrasse is first-ever fish described by a Maldivian scientist | California Academy of Sciences / New Species of Fairy Wrasse Discovered | Sci-News.com / written by hiroching / edited by parumo














見てみたいね。
色はいいが鱗感と顔がいかついなあ
ハタタテハゼみたいな可愛らしさが欲しいところ
現地の漁師が乱獲するんだろうな~
配色もグラデーションも素晴らしい
キレイだなぁ。水槽映えしそうだ
カラーバリエーション毎に別種って訳でもないのか
調べるの滅茶苦茶大変そうだな
うっとりするほど綺麗だなあ
>>7
薔薇のベールをまとった妖精とか、素敵過ぎるネーミングですよね(*^^*)
海の生き物を扱うショップに高値で売りつけて儲けようとする輩がいなきゃいいけど
今回バラのベラが見つかった
海にはもともとボラがいることが知られている
残るはビラとブラだ