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イギリスの海岸に大量のフライドポテト(揚げる前)が打ち上げられる

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(著) (編集)

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image credit:Joel Bonnici TK photography/facebook
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 イギリス南部のビーチー岬が、ある朝まるで別世界になった。大量のフライドポテト用の冷凍ポテトが海岸を埋め尽くしたのである。

 嵐で海に落下したコンテナが壊れ、積んでいた袋入り冷凍ポテトが漂着したのだ。

 そこには生の玉ねぎや発泡スチロールも混入しており、海岸は一夜にして住民が清掃に乗り出す“食材の山”になってしまった。

一夜でできた白い砂浜?正体は冷凍ポテト

 イギリスのイーストサセックス州にて2026年1月18日、ビーチー岬(Beachy Head)周辺を一晩で占拠したもの。

 それは太陽に照らされて輝く“白い砂浜”…じゃなく、無数に広がる白っぽい小さな”何か”だった。

 正体は調理前のフライドポテト用の冷凍ポテト。まだ揚がってないから白っぽいままだ。

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 量は数千袋単位だという。袋が破れ、波に打ち上げられたポテトの数も途方もなく、80cm近く積もっているところもあった。

 よく見ればポテトだけでなく、生の玉ねぎや発泡スチロール、使い捨てマスクも混ざり、まるで“食品倉庫の爆発現場”のようにも見える。

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 発見者のジョエル・ボンニチさんは、散歩中にこの光景に遭遇。

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 この事態にすぐさま予定を変え、2時間もかけて漂着物の片づけをして、その後、地元コミュニティのフェイスブックで清掃を呼びかけた。

 なお、そこで片付けをしていたのはボンニチさんと家族だけじゃなく、他の人も自然と動き出していたそう。見過ごせずに行動する人が他にもいたことで、温かい気持ちになったそうだ。

自分たちと同じことをしている家族もいました。環境のために人々が集まってくるのを見るのはうれしかったです

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image credit:youtube

嵐で海にコンテナが落下!その中身が海岸へ

 原因は、2026年1月上旬イギリス南部を襲った強力な冬の嵐。その名もストーム・ゴレッティ(Storm Goretti)だ。

 2026年初の嵐の直撃で、海は大荒れ。西のほうにあるワイト島沖で少なくとも十数基、20基前後のコンテナが船から落下、その一部が破損して中身が流出した。

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 なお食材の大量漂着はビーチー岬だけでなく、シーフォードなどイーストサセックスの海岸一帯に集中している。

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image credit:youtube

 ストーム・ゴレッティによる強い西風により、コンテナの中身が東へと流されたことでそのエリアに漂着物が集まった。そのせいで海岸一帯の住民たちが悩まされることになってしまった。

 この流出事故は当然ながら地元メディアやでも報じられている。また海事沿岸警備庁も航空機で監視を続けており、追加の漂流コンテナを捜索中だ。

「今こそカモメの出番だろうに」さっそく皮肉が炸裂

 フェイスブックでは、ボンニチさんが撮った海岸の写真とともに、地元ユーザーTK Photographyの投稿が話題にのぼり、さっそくこんなコメントが。

カモメはどこ行った?こんな時こそ出番だろうに…熱々の上げたてに慣れてるからか?

 この一言にイギリス流の皮肉とユーモアが殺到。カモメを巡るジョークめいたコメントが相次いだ。

  • カモメは調理済みを好み、人から盗むのをスポーツだと思ってる
  • やつらにとっては不健康な上げたてを人から盗むのか一番うまい
  • (揚げるための)油のタンカーが来るのを待ってるんだな
  • 調理前のは食わんからな
  • カモメが見向きもしないところでお察し
  • 単にグルメだから
  • (海水の)塩味が嫌なんだよ
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清掃は人海戦術、立ち入りにくいエリアに苦心

 とはいえ笑ってばかりもいられない。漂着物の量は冗談では済まない規模だ。

 地元住民らは自主的に本格的な清掃を始め、落ちてるものを次々回収。すでに片付いてきた地域もあるが、崖下や岩場など、人が入りにくいエリアには大量の袋が残る。

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image credit:youtube

 特に深刻なのは、プラ袋の流出だ。近くにはアザラシのコロニーもあり、海洋生物たちの誤飲や絡まりによる被害も懸念されている。

 ボンニチさんも「袋は彼らにクラゲと間違われて誤食されるかもしれない。最優先に回収すべき」と警鐘を鳴らす。

 州議会も下のような注意喚起を始めている。

海岸を訪れる際は十分に注意してください。一部の食品は犬に有害な可能性もあるので、犬は必ずリードにつないでください。

新たな漂着物の発見時はお住まいの地区・自治体のへ報告してください。ボランティアの案内もそちらで行っています

海洋ごみや物流問題も表面化。イギリスのカオスな事件と話題に

 白砂と見まごう量のフライドポテトが海岸を覆い尽くす光景は、写真だけ見ればどこかユーモラスだ。

 だがその裏には、海洋ごみ問題や物流の脆弱性といった現実が横たわる。さらに近年増えている異常な天候との関係も気になるところだ。

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image credit:youtube

 そんな中イギリスのSNSユーザーがジョークを飛ばして清掃を続ける姿は、皮肉だけでなく実行力も併せ持つ、彼らの気質の現われだろう。

 ただただ責任を追及したり、ひたすら文句を言ってても、海岸がきれいになるわけもなし。

 ここはシニカルな笑いにしながら片づけてこう、という姿勢に感心してしまう。

 こうした現地の状況に「環境災害なのに絵面が面白すぎて罪深い」「掃除してる人たちが本当のヒーロー」「イギリスのニュースはいつもカオスで最高!」などのコメントもあり、今回の事故は”笑いと危機感が入り混じる”ニュースとして注目されているようだよ。

References: Thesun / NDTV

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この記事へのコメント 22件

コメントを書く

  1. 放置したら豊かな土地になりそうだけど違うのかな?

    • -4
    1. 海中ならな!
      砂地じゃ悪臭の元にしかならん

      • +10
  2. ご一緒にポテトは…
    いかがですかアアァァァァー!!(ザッブーーン)

    • +10
  3. フライドポテト(揚げる前)

    フライドポテトはいつからフライドポテトなのかという哲学…

    • +36
    1. 冷凍フライドポテトは、一次揚げしてあるから…

      • +12
  4. ドイツ人にとってはジャガイモの中で泳げるし
    浜辺で穴掘りもできるから天国だろ。

    • -11
  5. プラチックの食べ物以外はほんと深刻だけど、ポテトなら土に返ってもらったり、蟹に食べてもらおう

    • -8
  6. トンビじゃなくてカモメが盗みに来るんだ・・・

    • +5
    1. カモメはね・・・見た目こそマシだけどカラスと同等以上に悪辣なのよ
      (実家の近場をよく飛んでて痛感してる)

      • +11
    2. 冬の不忍の池のベンチでフライドポテト食べたら絶対納得するよw

      • +2
  7. 他のサイトで記事を読んだ気がするぞ
    これはあれだ。1831年にこの海岸の近傍で沈没したアメリカ船の積み荷なんだ。ベルギーからアメリカを経てイギリスに伝わるはずだったフレンチフライはついぞ伝わらずもっと芋の原型を留めたチップスになってしまった。

    • -7
  8. 海辺の生物がどうこうできる前に腐敗したりしそうな量だな。

    • +14
  9. 期待して損した。
    この手の記事だからフライドポテト風の生物が居るんだぁ。どんな生物?って思って開いたらマジのフライドポテトって

    • -10
  10. 自主的に清掃に乗り出す人々の心意気、見習いたいものです

    • +10
  11. こういうの波に揉まれてふやけて崩れたりしないのかという驚き

    • +4
  12. ボストン茶会事会ならぬ芋会事件じゃん

    • 評価

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