この画像を大きなサイズで見るアメリカのサンフランシスコ湾で、たった1匹で荒波を1.6km以上泳ぎ、かつて連邦刑務所があった監獄島として知られるアルカトラズ島に到達したコヨーテの姿が捉えられた。
この島でコヨーテの存在が記録されたのは史上初めてのことで、その驚きの光景を収めた動画がSNSで大きな注目を集めている。
動画には、冷たい海面に頭を出しながら懸命に波をかき分け、島を目指す1頭のコヨーテが映っていた。
岩場にたどり着いたものの、体力を使い果たしたのか、足元をふらつかせながらなんとか立ち上がろうとするその姿からは、旅の過酷さが伝わってくる。
専門家も驚く史上初の島への到達
この衝撃的な映像を確認した博物学者のジャネット・ケスラー氏は、非常に驚いたと語っている。
ケスラー氏は約20年にわたりサンフランシスコでコヨーテの行動を記録し続けている専門家だが、アルカトラズ島で彼らを確認したのはこれが初めてだからだ。
動画の中のコヨーテは、水から這い上がった後、なんとか岩場を移動しようと立ち上がるがなかなか動けない。
ケスラー氏は、この個体がやっとの思いで島にたどり着き、体力を使い果たして寒さに震えているのだと分析した。
この画像を大きなサイズで見る外に高いコヨーテの泳ぐ能力
そもそも、コヨーテはこれほどの距離を泳げる動物なのだろうか。
実はコヨーテは、イヌ科の中でも泳ぎが得意な部類に入る。獲物を追いかけたり、新たな住処を探したりするために、川や湖を泳いで渡る姿は決して珍しいことではない。
しかし、今回のように潮の流れが速く、波も荒いサンフランシスコ湾を1.6km以上も遠泳するとなれば、話は別だ。
この距離を泳ぎ切るには、強靭な体力と精神力が必要であり、コヨーテにとっても命がけの大博打だったといえる。
この画像を大きなサイズで見る新天地を求めたサバイバル
なぜ、このコヨーテはあえて危険な海へと飛び込んだのか。
ケスラー氏は、都市部におけるコヨーテ同士の縄張り争いが背景にあると考えている。
他の個体に自分たちのテリトリーから追い出され、強い圧力を感じた末に、新しい縄張りを求めてこの移動を決断した可能性があるのだ。
他の縄張り主たちに追い回された孤独な個体が、生き残るためにかつて監獄島といわれたアルカトラズ島への旅を試み、そして見事にやり遂げたのである。
この画像を大きなサイズで見るこのコヨーテが島での最初の夜を無事に越せたのかは不明だ。
だが、島には生き延びるための資源が十分にあるという。
この島にはドブネズミやハツカネズミ、さらには多くの鳥が生息しており、これらはコヨーテにとって格好の獲物となる。
また、バナナナメクジというバナナにそっくりな黄色い大型のナメクジも生息している。体長25cmにもなるこのナメクジは、外敵を麻痺させる粘液を出すため普段は敬遠されがちだが、背に腹は代えられない状況のコヨーテにとっては貴重なタンパク源だ。
野生のサバイバリストであるコヨーテは、たとえ寄生虫のリスクや不快な粘液があったとしても、生き延びるために利用できるものは何でも口にする。
島に水道はないが、雨が降った後であれば大きな水たまりができているため、飲み水を確保することも可能だ。
この動画はアルカトラズ島で働く男性が、観光客から提供された映像をSNSで共有したものだ。
撮影者がコヨーテを刺激せず、適切な距離を保っていたことについて、ケスラー氏は正しい判断だったと評価した。
コヨーテは野生の生存本能に従って行動しており、人間はそっとしておくべきだからだ。
限界を押し広げるコヨーテの適応能力
コヨーテという動物は、極めて高い適応能力を持っている。
コヨーテはアメリカ大陸に広く分布するイヌ科の食肉類で、体長は約75cmから100cm、体重は7kgから21kgほどと、オオカミより一回り小さくキツネよりは大きい。
もともとは北米中央部の草原に生息していたが、環境の変化に合わせてアラスカからパナマまで生息地を広げてきた。
この画像を大きなサイズで見る森林や砂漠だけでなく、大都市の市街地でも生き抜くことができる非常に賢い動物だ。
最大の特徴は、あらゆる環境に対応できる柔軟な食性にある。
ネズミやウサギなどの小動物、昆虫、果実、さらには都市部のごみまで何でも食べる。このたくましさが、サンフランシスコのような大都会のすぐそばで彼らが繁栄し続けている理由だ。
サンフランシスコのような都会で何世代にもわたって暮らしている個体もいれば、今回の個体のように自らの限界を押し広げ、新たな環境に適応しようとするものもいる。
サバイバリスト(生存の達人)であるコヨーテは、常に新しい可能性を求め、その生息域を広げ続けている。荒波を越えて監獄島に降り立ったその姿は、種の強い生命力を物語っている。
References: Theguardian / Cbsnews
















感動したのにバナナナメクジに持ってかれた
実は私も笑
「体長25cmにもなるこのナメクジ」ってもう何このクリーチャー
ググってみたいが画像が出てきたらトラウマになるかもw
凛々しいね!
ちょっと、イーストウッドに似てませんか
えぇ…ナメクジ食べるの?本当に~?
鳥やカエル以外で食べる奴いるんだ?
タヌキなんかはナメクジやカタツムリが割と好物らしいから
コヨーテも普通に食べそうではある
リスが食ってるの見たことあるぞ
おれはやるぜ おれはやるぜ
一頭では繁殖できない
この子がたどり着けてもほかの個体にはできないことなら、それでおしまいやもんね
自然に介入しすぎてはいけないけど、助けてあげたい欲求にかられる・・・
頑張って生き延びてほしい。
ただ、お相手が居ないと繁殖できないってのが難点か。力を付けたらまた別の地へ移動するのかなぁ?
すごいね、
島のボスになって元気にたくましく生きていって下され
対岸から見える距離なので、多分泳いで渡ろうという個体は過去にもいたでしょうね。それが今回は気象も安定していて波も穏やかで、岩の状態を見ると恐らく干潮時で潮の流れもほぼ止まっていて辿り着けたのでしょうね。その条件を狙ったのかはわかりませんが。
アルカトラズからの脱出ならぬアルカトラズへの脱出
頑張って到着したんだ 無事生き抜いて欲しい
冬の海を1.6km泳ぐとか今の現代日本人には無理だろうなぁ。
昭和まで沿岸部の学校では水着1枚で生徒に冬の海で遠泳させるのが当たり前だったからね。
不完全ではあるものの現代的な価値観や文化性を一定以上獲得した私たちから見れば、気合と根性(もちろん当時の日本人の身体の異常な頑丈さに依るところもあったが)で無理矢理実行できていた精神論剥き出しのグロデスクな時代であったと反省できるわけだが。
限界は超えるものだと思っていたが、押し広げることもあるのか。
この狼は元の島には戻れるのかな?
戻れないで誰も来なかったら繁殖出来ないから家族連れてくるか生きてる間に他にもたどり着くのか
「あの島に行くぞ!」ってなぜ思ったのか知りたいな。そんなに頑張れる程の理由があったのかな?常に新しい環境を求めて…って理由だけだとしたら、すごい勇者だよね
水から上がったところを見るとヨロヨロだね
しっかり休んで体力回復できただろうか
がんばって生き延びてほしい
ワイ九州人
本州から熊が泳いでこないかと不安で調べてみたら専門家いわく「好奇心の強いオスならワンチャン九州まで泳いでいく。でもメスが絶対に行かん。だから繁殖しない」だそうなのを思い出した