
3度目の正直となる映像は、カリフォルニア州でとらえられた。アナグマの後を追うようにコヨーテがついてきて、森の中を一緒に探索していたのだ。
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異種間で芽生えた友情?アナグマとコヨーテが一緒に散歩
コヨーテはオオカミに近いイヌ科の食肉類。一方アナグマは、イタチ科の穴掘り名人で基本肉食だが雑食系だ。本来ならアナグマはコヨーテに捕食されてもおかしくない関係にある。だが近年、両者が仲良く一緒に行動しているところが目撃されているのだ。
今回目撃されたのは、アメリカ、カリフォルニア州サウスレイクタホの森の中だ。野生生物写真家のトゥギー・シールシュさんが偶然目撃し、撮影に成功した。
アナグマの後を追うようについてくるコヨーテ

アナグマは隙だらけだし、襲おうと思えばすぐにでも行ける。だがコヨーテはそうしない。ただ一緒に行動を共にしているようだ。

Badger and Coyote Seen Strolling Together in California Forest
アナグマとコヨーテは共存する変化を遂げているのか?
カラパイアで紹介しただけでもこれで3ケース目で、いずれも撮影された場所が違うので、同じ個体であるというわけではなさそうだ。コヨーテは俊足で、狩りの能力が高く、北アメリカ大陸に広く分布しており、その生息域を増やしている。一方でアナグマも鋭い爪を持ち、地面に隠れた獲物を掻き出すことに長けている。
コヨーテで獲物を追い込み、隠れようとした獲物をアナグマがその爪でとらえれば狩りの効率はかなり上がるはずだ。
コヨーテもアナグマを捕食するのに労力をかけるよりも、協力しあったほうが効率的と判断したのかもしれない。アナグマも獲物を見つける手間を省けるので、コヨーテが襲わないなら狩りに協力した方が妥当と判断したのかもしれない。
だが純粋に、利害関係だけではなく、特別な友情関係が芽生えている可能性もなきにしもあらずだ。
今後もコヨーテとアナグマの関係性は目を見張らせておくことにしよう。一応日本にもニホンアナグマという種が存在するんだけど、彼らも他の種と仲良くしてたりするんだろうか?
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コメント
1. 匿名処理班
コヨーテの方が速そうなのに先導するのがアナグマなのがちょっと可笑しいね 兄貴分なのかな
2. 匿名処理班
アナグマさん、先週頂きました。
大変、美味しゅうございました、なむなむ。
さてアナグマは日本、アジア、欧州といるんだけど、
仏では最高級食材の一つで…これはいいや。
アメリカアナグマはちょっと遠いみたい…
日本ではよくタヌキと一緒に住み(アナグマが掘った巣穴に居候)、
姿が似てることから(若いとタヌキやハクビシンに似てる、成長すると熊似)
両者は混同され「ムジナ」と呼ばれた。
タヌキ汁が美味いというのはアナグマのようで
タヌキ汁が不味いというのはホントのタヌキです。
(あれ?人を化かすのはどっちだろ)
アメリカ種が日本のものと似てるなら、他の生き物との同衾も嫌がらないかも。
ただアナグマはいわゆる捕食するタイプではないので狩りの仲間ではないでしょう(ミミズとか昆虫とかを主に食べる)。
ディフェンスでは穴掘りに便利な長い爪を使うので用心棒とかかも。
まあ仲良しになりやすい動物のようです、アナグマさん。
3. 匿名処理班
ロッキーチャックの世界
4. 匿名処理班
得意なやつが得意な分野でそれぞれ力を発揮すれば良い!
5. 匿名処理班
コヨーテさん若い個体なのかな?
けどアナグマさんも年行って見えないし、同年代位に見える。
優等生のコヨーテさんだけどちゃきちゃきアナグマさんにハイッ!てついて行ってるのかな?とか想像すると可愛すぎる
6. 匿名処理班
コロラドからカリフォルニアに移動した同一個体とか?
このままロサンゼルスでアメリカンゴッドタレントを目指すんだよ!
7. 匿名処理班
最近食欲ねえな にしか見えないのは?かわいい?
8. 匿名処理班
※2
頂くという発想はなかった世の中って広い!
9. 匿名処理班
それぞれの性別はどうなってるんだろう
コンビ組むのに性の組み合わせで狩りの成功率に違いがあるのだろうか
また、コンビは固定なのか
獲物の分配はどうなってるんだろう
興味が尽きないなあ
10. 匿名処理班
こうなる切っ掛けが気になる
11. 匿名処理班
アナグマが先導するという事は......
アナグマが巣穴を掘り返す→獲物を捕まえられればOK、
逃げ出したらコヨーテが襲う→閉所に隠れたらアナグマが襲うの永遠コンボかな?
12. 匿名処理班
よく考えてみりゃ、野生動物には(どういう理屈でかはともかく)人に懐くやつがいる以上、
害意がなくて側にいるのを許すなら人以外の別の生き物にも懐くやついてもおかしくはないよな
虫だって全く別の種類同士が一緒の巣穴に住んだり、冬眠してたりするし
勿論、そこにあるのが愛情や友情なんてものではなく単なる利害の一致でも、異種族が共存できるというのは素直に凄いと思う
13. 匿名処理班
※5
もっとかしこく逃げていただく!
14. 匿名処理班
昔、日本ではお供え(お祭り用だったかな?)の、どぶろくを飲んでしまい泥酔してしまった狐と狸が仲良く眠ってる写真が新聞に載っていたそうだよ。その後、二匹は連れ立って山へフラフラと帰って行ったそうだよ。
15. 匿名処理班
みんなは知らないだろうけど
弱肉強食は人間向けのパフォーマンスなんだ
人間が見てないところでは仕事休んでるんだよあいつら
16.
17. 匿名処理班
>>2
旦那が見たのっぺら坊ってなぁ……
もしかしたら、こんな顔ですかい?
18. 匿名処理班
いじめる?
19. 匿名処理班
>>18
いぢめないよお。ぼくアライグマじゃないしw
20. 匿名処理班
>>5
アナグマ「こっちこっち〜」
コヨーテ「は〜い」
21. 匿名処理班
同じ巣で暮らしてたら…それはもう家族や
22. 匿名処理班
これで本当にペアで狩りをするなら獲物の配分はどうするんだろう
分け合うのかケンカになってしまうのか
23. 匿名処理班
GTA5で夜の山道で幾度となくコヨーテに56された思い出。
散歩GTAの最大の敵だった。
24. 匿名処理班
ロードランナー「コヨーテ君、なかなか手強そうな助っ人を連れてきたね・・・」
25. 匿名処理班
>>2
アナグマは脂身に甘みがあってガチで美味いと聞く
26. 匿名処理班
やはり犬の仲間の社会性というか社交性という柔軟な対応が出来る性格がこういう異種交流可能にするんじゃないかなぁ。
古くは人間と馴染んで繁栄し、最近でもクマとオオカミがタッグ組んだ様子観察されたりしてるもんね
27. 匿名処理班
この目撃されている各地域や森ではお腹がいっぱいになるほど自然の恵みが多いんじゃないですかね。
だから無理に狩る必要はないんじゃないかなーって思ったんだけど、
そうすると友情はどこから?って悩んじゃう。
28. 匿名処理班
アメリカアナグマはニホンアナグマとは違い思いっきり肉食なようで開けた場所であればプレーリードッグの巣を掘り返して補食する動画も見つかりますね
その時コヨーテが共にいることもあるよう
この記事の動画だと森林なので獲物はジリスなど穴居性の齧歯類なのだろうか
「Badger Coyote」で探すと両者が時に対立し時に協調(利用?)して小型哺乳類(蛇なことも)を狩る様子が見られると思います
コヨーテはプレーリードッグ丸呑みでちょっと驚いた
29. 匿名処理班
※28
あーっやっぱり、遠いかー。
wikiだとラーテルい近いんだよね。
30. 匿名処理班
>>14
最近掘り起こされたのがツイッターに流れてた。
あられもない姿で、爆睡してたね。
二日酔い大丈夫だったかな
31. 匿名処理班
ハニーガイドっていう鳥も
他の動物を蜜蜂🐝の巣に案内して
案内した動物に蜜蜂🐝の巣を壊してもらう
ハニーガイドには巣を壊す程の力は無いので
案内する事と巣を壊す作業を分担して
ハチミツを分け合う
32. 匿名処理班
カラスと狼が共同で狩りをする個体も居たり人間が見てない場所では割と協力してるのかも知れないね
33. 匿名処理班
ニホンアナグマは長大なトンネルを掘るので、タヌキやキツネが子育てに使うことがある
そのような習性から同じ穴のムジナという言葉が生まれた。
ならばアメリカアナグマの場合は、同じ穴の何なんだろう。