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スタンフォードの著名な科学者が、異星人の遺体やUFOの破片とされるものを分析調査

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(著) (編集)

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 スタンフォード大学の病理学者、ギャリー・ノーラン博士は、同大学の発明家トップ25に選出された、実力・実績ともに世界最高クラスの科学者の1人だ。

 これまで300本の研究論文を発表し、40の米国特許を出願したノーラン博士だが、ここ10年では「宇宙人の遺体とされるもの」や「UFOの被害者の脳」を調べ、さらには「UFOの破片とされる金属」までも分析している。

 ある日突然、政府組織から接触があったという博士は、『Vice』誌のインタビューで、これまでのUFO研究について語っている。

 そうした研究からは、人間の直感に関する意外な発見や、最近話題の「ハバナ症候群」に関する発見があった。そしてもちろん、UFOには付き物の謎めいた不可解な事実も明らかになっている。

アタカマ・ヒューマノイドを人間の胎児と証明

 子供のころからSFを読んで育ったノーラン博士がUFOと関わるようになったきっかけは、宇宙人の遺体を調べたことだったという。

 ある日、博士は「宇宙人の遺体」と主張される奇妙なミイラの動画を目にした。それはアタカマ砂漠で発見された頭が尖った人型のミイラで、今では「アタカマ・ヒューマノイド」と呼ばれている。

 ノーラン博士は動画を見てこう思った。「自分なら証明も反証もできる」と。

 そこで動画の配信主に連絡を取り、謎めいたアタカマ・ヒューマノイドを調査。それが宇宙人などではなく、遺伝子に突然変異がある人間の胎児であることを証明した。だが、この調査結果については、疑問の声が上げられている。

The Atacama Humanoid

政府機関の依頼で、UFOと遭遇し体調不良を訴える人を調査

 この一件がCIAなどの政府機関の目を引いた。

 前触れもなくノーラン博士の研究室を訪れた彼らが言うには、UFOに遭遇したパイロットや諜報員に現れた不可解な症状を調査しており、それに協力して欲しいとのことだった。

 「UFOの被害を受けたパイロットや諜報員」のものとされる脳のMRI画像には、はっきりとを異常があることが見てとれた。

 「その脳は恐ろしいほど損傷を受けていました」とノーラン博士は言う。

 その脳は多発性硬化症のものによく似ていた。この病気にかかると、脳が免疫から攻撃を受けるようになり、死んだ組織が脳全体に白い影として映る。

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 ところが100人ほどの患者のMRIを眺めたところで、ノーラン博士はある共通点に気がついたという。

 それは白い影が大脳基底核のど真ん中にあることだ。であるならば、それは脳の損傷であるはずがない。そこは脳の中核機能を司る領域なので、ひどい損傷があれば人間は死んでしまうのだ。

 よくよく観察してみると、それは脳の損傷ではなく、「尾状核と後頭葉との間にある高密度のニューロン結合」だった。

 しかも患者がUFOに遭遇する以前からあったものだ。つまり生まれつきのものだったのだ。

 じつはこの部分は「直感」に関係している。たとえば、複雑な局面を一瞬で見抜く将棋のプロ棋士は、その驚異的な読む力を発揮するとき、ここが働いていることがわかっている。

 そのような優れた直感を示すニューロンの結合が、一瞬の判断が必要とされるパイロットや諜報員の脳で見つかったのだ。UFOに被害を受けたとされる患者から判明した、意外な事実であった。

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photo by Pixabay

UFOと遭遇した人と、ハバナ症候群の症状が似ていることが判明

 一方、ノーラン博士が調べたUFOと遭遇したことで体調不良を訴える患者の4分の1は、脳の損傷がもとで亡くなっている。

 なんと、こうした人たちは、「ハバナ症候群」で体調に異変をきたした人たちとほぼ同じ症状だったという。

 ハバナ症候群とは、2016年、キューバの首都ハバナでアメリカとカナダの外交官が、高音を聞いた後、頭痛、めまい、耳鳴りなどの体調不良を訴えた原因不明の「怪現象」で、その後ホワイトハウス中国ドイツやオーストラリアでも確認されている。

 たとえば、UFOや超常現象が目撃されることで知られる「スキンウォーカー・ランチ」で被害を受けたという患者は、脳の奥深くまで損傷を受けていた。

スキンウォーカー・ランチのドキュメンタリー映像

The Secret of Skinwalker Ranch: AMAZING UFO FOOTAGE CAPTURED (Season 1) | History

 ノーラン博士によれば、UFOに遭遇したことで体調不良を訴えるた人は、最初のハバナ症候群の患者である可能性があるという。

 そして博士は、それがUFOの仕業ではなく、何らかの国家機関の関与を疑っている。

 実際、ハバナ症候群は、地球のテクノロジーでも可能だと考えられる。「大きなエネルギーを放出する変圧器の隣に立っていると、体内が火傷するようなものです」と、ノーラン博士は説明する。

 しかし、ハバナ症候群が国家安全保障上の問題になったことで、ノーラン博士はデータへのアクセスを禁じられてしまった。黒幕がはっきりして、国際問題になることを政府が恐れたためではないかと博士はにらんでいる。

Havana syndrome: Secret espionage warfare or mere medical disorder? | DW News

UFOの破片の分析

 ノーラン博士は、UFOの破片とされる金属の分析も行なっている。それは著名なUFO研究家仲間から依頼されたもので、中には本当に奇妙なものあったそうだ。

 見た目は普通の金属だ。しかし、その「構成が不均質」だったのだ。

 たとえば、「ウバトゥバ事件」(ブラジルでのUFO事件)で回収されたとされる金属片からは、マグネシウム同位体の比率に異常な変化が検出された。

 それは不可能なことではない。しかし、ノーラン博士によると、それなりの費用をかけて、あえてそれをやる理由が見当たらないという。同位体比率が変わったところで、特性は何も変わらないからだ。

 今日、ウランやプルトニウムを爆発させるため、放射性同位体を利用することはある。しかし安定した同位体の比率を操作するのは、がん治療のトレーサーのような、ごくごく限られたケースだけだ。

 つまり、もし同位体の比率が不自然なまでに変化していたとすれば、それは何者かが人工的に行なったに違いないということだ。

 問題は、「誰が? 何のために?」である。

Stanford Professor Claims to have *REAL* UFO Parts!

UFOの未知のテクノロジー?

 ノーラン博士は、次のようなUFOの目撃証言を例に、考察を進めている。

 その目撃者によると、金属片が落下する前、UFOは何か苦痛にもがくかのように不安定だったという。ところが、何かがたくさんが吐き出されると、UFOは安定した――。

 「1つの仮説として、UFOの移動システムの一環であると考えられます」と博士は言う。

 たとえば、その移動システムにとって、金属の同位体の比率が重要なのかもしれない。だから、何らかの原因でそれが狂ってしまったら、機体の外に排出しなければならない。

 博士は「単なる個人の憶測です」と断りながら、こう話す。

 「トランジスタがない時代の人々が、それを目にすることがあれば、『なぜ奇妙な不純物を含んだゲルマニウムの配列を作ったのだろう?』と不思議に思うはずです。」

 博士が発見した同位体比率が変化した金属片は、まだ人類が到達していない高度なテクノロジーの存在を示唆しているのかもしれない。

References:Stanford Professor Garry Nolan Is Analyzing Anomalous Materials From UFO Crashes / written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 25件

コメントを書く

  1. なんか後半が憶測過ぎでしょ
    同位体が違う金属が~とか
    それにロシアや中国や北朝鮮のミサイルだったら瞬時にレーダーで補足して、とかの時代に、「レーダーに映らない」とかステルスだったら国家保安に関わるレベルだし
    なんで宇宙人やUFOになるとその辺がガバガバになるの?

    • +2
    1. >>1
      同位体の話面白かったけどなー。
      UFOが異星人由来かどうかは分からないが、昔の人がトランジスタを理解できないように、我々も進んだ技術を理解できないのかもしれない、って仮定の話でしょ。

      • +3
    2. ※1
      同位体がそのままUFOに関連付けられてるんじゃなくて
      普通に人為的に作ることは可能だけど「コストかかり過ぎる上に使いみちがないのでやる意味が無い、なのに誰かがこんなもの作ってる」という
      UFO関係無いにしても謎過ぎる物質だったというだけの話でしょ
      記事をちゃんと読みなさい

      • 評価
  2. 脳の異常が原因でUFOを見ることが証明された

    • +4
    1. >>2
      脳自体の異常ではなく、高性能すぎて異常な処理をしてしまったってところだな。
      UFOに限らず、心霊現象などオカルト全般もそうかもしれんね。
      こういった科学的アプローチは面白い。
      まあ、全部が全部鵜呑みにすべきでない、ってのは毎度のことやけど

      • +3
  3. > ノーラン博士は動画を見てこう思った。「自分なら証明も反証もできる」と。
    > 遺伝子に突然変異がある人間の胎児であることを証明した。

    これは要するに「欲しい結論を自在に用意できるわけだから、証明にも反証にも意味がない」という皮肉では?

    • +1
    1. ※3
      ?欲しい結論を自在に用意できる云々はどこから来たんだ?
      妄想入ってない?

      • +2
    2. >>3
      毎度ながらひねくれ過ぎだと思うぞ。
      自分なら科学的に分析できる、という自信でしょ。

      • +5
  4. ボブラザー博士?の言によれば、元素115は崩壊時、反物質を放出して崩壊する。その際の物質-反物質の反応を利用してエネルギーを得る。これが空飛ぶ円盤を推進しているというんだけど。

    ボブラザー説の元素番号115とこの記事のMgは違うが、同位体がいびつに存在するのは、崩壊が意図的に操作された結果を感じさせ、やっぱり地球人以上の高度な知生体が未確認飛行物体の裏にいるんじゃね。

    • 評価
    1. >>4
      物質反物質反応はエネルギーを出して
      消滅だよ。
      マグネシウム同位体が生成されるの?

      • +1
  5. 色々情報は出てくるけど、結局確定情報にはならんのよね 宇宙人の話題は

    • 評価
  6. ネットの情報だからね。間に受けずに
    とりあえずエンタメとして見るのがいいかもね〜
    うまく言えないけど都市伝説を見る感じかな?
    よっぽど変なものじゃなければ目くじら立てる必要もないかと
    発表されてない情報とかもあるかもしれないし、
    見つかってない科学もあるだろうからね。

    • +1
  7. 脳の中核機能を司る領域の大脳基底核のど真ん中に白い影があるって、
    もうそれだけで、そうとうな深刻で重大な事案だと思うんだけど、それを100人ほどの患者のMRIを眺めて、ようやく気付くってとんだボンクラじゃね?

    素人でも、4,5人目辺りでおかしくない?って共通点に気づくだろ。 エビデンスとか数が学術の世界で重要なのはわかるけど、それでも20人目辺りで流石にわかる。 100人も見てから(それも観察ではなくあくまで、眺めてるだけ)気づくって…ボンクラだろ。

    • -3
    1. ※11
      天才様オッスオッス
      異常の判別は人間の視力・判断力だよりだから、大きさなどですぐに判断できないこともある。
      すぐには分からなかった、という現実を無視して自分の妄想基準に揚げ足取るのは良くない。
      というか、君の好む表現は、ドキュメンタリーの水増しに使われる要素だしな。

      • 評価
  8. 破片を保管して分析して、それでもまだUFOなのか…
    どこまでやったら「確認済み飛行物体」になるっていうの?

    • 評価
  9. 病理学者なのでミイラとか体調不良の人を分析するのはなんとかわかるけど、
    UFOの破片の分析は専門外なのでは?
    他の人が言うようにUFOとか宇宙人の話になると
    何で専門外の人が分析したりしてガバガバになってしまうのだろうか?
    解りやすく例えるなら、機械や材料の専門知識がないフレンチシェフが
    ロケットのエンジンに対して、使われている部品があーだのこーだの
    妄想を言っているようなもの

    • +5
    1. >>14
      1. 「オカルト」と認定されたものは、すでに多くの科学者が調査して再現性がないとされたものであり、再挑戦しても新発見の確率は低い
      2. 「オカルト」に関わることで、専門家としての評価を下げてしまう

      というのが大まかな理由。
      でもこういった研究は娯楽として愉しめるし、専門分野に相当するところだけつまみ食いすればトリビアとしても楽しめる。

      また日本人は手品のタネを知ろうとするとは言われるが、手品は元々騙されるものを楽しむものよ。オカルトネタも手品同様にそれ自体を娯楽として受け止めるもんじゃなかろうか。

      さておき、減点主義からすれば的外れが目につくだろうけど、例えばアンティキティラ島の機械を研究して「オーパーツ」のレッテルを外したのは映画監督(学位持ち)らで、大量の資金やHP社の最新技術投入でそれまでの100年の研究を上回る成果を出したりしてる。
      シュリーマンのトロイ遺跡(問題も山積みだが)、キャメロン監督のタイタニック調査など、専門外の人の成果も無数の失敗の上にあるもんですよ。

      今でもスポンサーさえ付けば、オカルトに挑戦する専門家はいるだろうけど、その資金調達にはある程度センセーショナルにしないといかんからねえ。

      • 評価
      1. ※18
        専門外の人の成果は専門家のサポートもあって、妄想ではない論理的な仮説のもと
        適切な分析が行われて結果を出していたりする。
        重箱の隅をつつくような事を言えばコツコツと専門知識をつけて
        結果を出している人も中にはいる。
        歴史を振り返れば通説では予想できない大発見をしている人がいるのは事実だし、
        なんでなのかを知るために研究する事も悪いことではない。
        けれども、いわゆるオカルトと呼ばれる物を扱う人たちというのは
        三角形の内角の和が200度だから四角形の内角の和は400度です
        って言っているのと同じぐらい根本となる部分が間違った
        主張しているのが問題なんだと思う。

        • +1
  10. アメリカは移民の国かつ、領土が広大なため、国家全体に古くから伝わる神話や伝承がない
    プロテスタントが多いけどキリスト教関連の神話は別の大陸の話だからアメリカの神話とは認識しづらい
    冷戦中の宇宙開発競争の過程で異星人やUFOが都市伝説として産まれた
    あと500年も経てばリトルグレイやキャトルミューティレーションがアメリカ神話と呼ばれているかも知れないね

    • 評価
  11. アメリカ国は現実的だよ。

    昔っからアメリカって謎の飛行体に気付いてて、その都度正体探るチームつくってはチームが消えるっての繰り返してる。

    けど別に陰謀でもなんでもなくてね、いつの時代も結論は一緒だからそうなってんだよね。
    「なんかようわからんもんがアメリカの空を飛んでるのは確かだ」
    以上の事一切言ってない。宇宙人の〜なんて微塵も言ってないんだよね。つい最近F18が捉えた映像公開したけど、あれも結論全く同じなんだよ。ようするに憶測でもの語ってない。

    逆にいきなり宇宙人が〜から入るのは。だいたいエンタメ系ですよ。

    • 評価
  12. それなりの費用をかけて、あえてそれをやる理由あるのかって指摘は、宇宙人解剖フィルムの頃にもあったけど結局作り物だったしなあ

    • 評価

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