この画像を大きなサイズで見る肉の調理法もデジタルの時代へと突入したようだ。近い将来、料理といえば、アプリでレシピを考案し、食材を3Dプリンターで印刷したら、レーザーで加熱という時代がくるかもしれない。
米コロンビア大学の研究グループが、そんな未来を想像させる”食べ物のフォトショップ”を開発している。
今回『npj Science of Food』(21年9月1日付)で発表されたのは、食材をミリ単位で成形し、レーザーで自由自在に焼き目をつけることができる3Dプリンターだ。
これで生の鶏肉を調理したところ、出来上がったチキンステーキは普通に焼くよりふっくらと美味しく仕上がったそうだ。
生の鶏胸肉をレーザーで調理
ホド・リプソン氏らが調理した食材は、どこのスーパーにでも売っている鶏胸肉だ。これをまずフードプロセッサーでペースト状にして、残った筋を取り除く。
こうして下処理したものを3Dプリンターのシリンジに充填。あとは3Dプリンターが加熱にちょうどいい形になるようにミリ単位の精度で鶏肉を成形し、高出力のレーザーで焼き上げてくれる。
この画像を大きなサイズで見るそのお味は?
出来上がったチキンステーキは、普通に焼くよりも美味しかったそうだ。
2名が試食したところ、どちらからも従来の調理法よりも美味しいと好評だったのだ。普通に焼いた場合の2倍の水分が保たれており、仕上がりはふっくら。それでいて食感がいいのだという。
ただ1人の試食者は、レーザーによる調理か、従来の調理か区別することができた。その人物の感想によると、レザー加熱されたチキンは、わずかに金属のような味がするらしい。
「歯医者で詰め物をしたことがあるでしょう? そのときレーザーが使われるのですが、ちょうどそんな味です。少し工業的というか、鋭さがあるというか。」
この画像を大きなサイズで見る焼き加減も焼き目も自由自在
ただ美味しいだけでなく、レーザーはミリ単位の緻密なコントロールが可能で、焼き加減はレアからウェルダンまで自由自在だ。
その気になれば市松模様やグラデーションなどの焼き目をつけることができる。
この画像を大きなサイズで見るまたレーザーの波長によって、焼き加減に特徴があるそうだ。たとえば、青色レーザーは内部を調理するのにぴったりだ。一方、表面に焼き目をつけるのならば、近赤外線レーザーが向いている。
さらに食材をプラスチック製のパッケージで包装していた場合、青色レーザーでは軽く焼き色がつく程度にしか加熱できない。だが近赤外線レーザーならパッケージ越しでも焼き目をつけられる。
近赤外線レーザーのこうした特徴を利用すれば、細菌の繁殖を防いで、賞味期限を大幅に延ばすこともできるとのことだ。
この画像を大きなサイズで見る様々なお肉や穀物にも応用できる
今回の実験では鶏肉を利用して作られたが、ほかのお肉や穀物などにも応用できるはずだという。
また複数のレーザーを利用して、内側と外側を同時に加熱したり、ユーザーがオリジナルレシピを作れるソフトウェア開発も検討されているとのこと。
リプソン氏は、この調理法を「食べ物のフォトショップ」と呼んでいる。
「プログラマーやソフトウェア開発者でない人でも思い通りの料理を作れる、高性能ソフトウェアが必要です。音楽をシェアするように、デジタルレシピをシェアする場も要りますね。」
料理が得意な人なら、オリジナルレシピを公開して、たっぷり「いいね」を獲得。食べるのが専門という人なら、レシピをダウンロードしてその味わいを楽しむ。未来のグルメはますます豊かなものになりそうだ。
この画像を大きなサイズで見るReferences:Engineers figured out how to cook 3D-printed chicken with lasers | Ars Technica / Precision cooking for printed foods via multiwavelength lasers | npj Science of Food / written by hiroching / edited by parumo
















うっわすごいディストピア感料理 未来世紀ブラジルとかで食べてそう
先入観ではあるが、あんまり体に良くなさそうだな……
今はレンジ使用のレトルト食品が全盛な感じだけど、
食材ペーストを買ってきてレーザー調理器でダウンロードした
レシピを実行すればアツアツの料理が出来上がる…
そんな世界がじきに来るのかも?
ドラえもんの「グルメテーブルかけ」には
まだまだ遠いな。あれは食い物だけじゃなくて
皿やドンブリまで出てくる謎構造。
>出来上がったチキンステーキは、普通に焼くよりも美味しかったそうだ。
肉とミンチじゃ比較にならないのに、何言ってるのだろう?
食感なんて全く違うだろうに
マンガ肉で再現されたら俺は文句言わん
その3Dインク直に飲みたい
スーパーで肉を買わなきゃならないんなら普通に調理して食べればいいと思うが
これでフォアグラ問題解決するかしら
お肉と野菜とその他色々なペーストを混ぜてレーザーで焼いたら本当にディストピア飯になるね
肉とレーザーの組み合わせは、
どうしても映画バイオハザードを連想してしまう
>>11
あれからミンチにしたら肉骨粉だね
捨てられてる部位から可食部のみを削り取る機械が出来たらこの肉プリントも活かせそう。
※11
こちらサイコロステーキになります。
目新しくて少し持てはやされても地上ではすぐ廃れる
宇宙時代には必要になるかもしれんけど
この方法で培養タンパク質を加工・調理すれば、無理せず食料問題を解決する方法の一つになるかな?
個人的に昆虫食が無理なんで、こちらを研究・開発してもらいたい。
この記事は重要なこと書いていない
フードプロセッサーでペースト状にしたら、肉を固めるつなぎが絶対に必要なのに
その材料を書いていない
どうせ増粘剤とか添加物てんこ盛りだろう
※15
「明日、もう一度来て下さい、本当の3Dプリント料理を食べさせますよ」
と言いそうだな
脂肪と肉を霜降りのバランスで作れば高級肉っぽい物も出来たりするんかな
ミンチされた肉を、生クリーム絞り器のように絞り出すか、
型に入れて生成するかの差しかないって考えると、全然身近な技術だと思うよ。
ただ、生クリーム絞り機を動かすのが、
人間の手か、機械のマニピュレータなのかって差だけ。
時間効率悪そう
加工食品の工場では昔からコンピューター制御の製造ラインで動いているわけで
物質情報を完全にデジタルに変換したとしても出力、変換しないとただのデジタルデータ
これは食品を注入して形成するプリンタと制御している技術の進化であってデジタル云々の話ではないよね
宇宙時代に狭い宇宙基地で持続的に食事を続けたいなら培養タンパク質で作られた形成肉は必須
ベストな焼き加減を模索する意味ではレーザープリンタ調理の是非も検討課題だろ
現地で失敗が分かってからじゃ取り返しがつかん
これいいな。
スーパーに3Dプリント用のシリンジに入った肉とかが並ぶ時代になって、使い捨て部分以外に食材が接触しないようになってるなら洗い物が皿一枚で済む。紙皿使えばゼロだし。
調理はギリ気分が乗っても、簡単な筈の洗い物がひたすらめんどくさい。
3Dプリンターで絞り出すためにはみんなペースト状にしなきゃならないのなら
食感がどれも似たり寄ったりになってつまらないかもね
理想はテレビやPCに映った料理が、ボタンを押すと即座にゴトンと出てくればいいなーと思うけど(材料を用意する必要もなくね)
それだと物体の瞬間移動技術が実現しないことには無理だものねぇ
通販やデリバリーが限界か…