メインコンテンツにスキップ

人は毎日3万5000回、何かを決断している。まともな判断ができなくなる「決断疲れ」に対処する方法

記事の本文にスキップ

42件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 今日は何を着よう? 朝ごはんは何を食べよう? まず何をしよう?ケンブリッジ大学の研究によると、生活レベルの細々としたものを含め、一般的な成人は、1日のうちに3万5000回も、何かを選択し決断しているのだという。

 だが困ったことに、コロナ禍で生活の変化が起きたことで、短時間のうちにたくさんの決断を与儀無くされている人が急増しているという。

 一度に大量の決断を続けているとどうなるのか?脳のリソースが不足し、消耗してまともな判断ができなくなってしまう。これは「決断疲れ」と呼ばれている。

 だが、それを防ぐ為の対処法はいくつかあるそうだ。

短期間で膨大な選択と決断をすることで生じる「決断疲れ」

 人は生活レベルを含め、毎日たくさんの選択と決断を繰り返している。その数は平均で3万5千回と言われており、あたりまえのように意思決定を下している。

 だが、短時間に大量の決断を繰り返すような事態になると、頭が休まらず疲れてしまう。まともな判断ができなくなり、仕事や生活のパフォーマンスがガクッと下がる。

 これは「決断疲れ」と呼ばれている。

 スティーブ・ジョブズ、マーク・ザッカーバーグ、リチャード・ブランソンなど、有名な経営者にはいつも同じ服を着ている人がいる。いわば「私服の制服化」で、決断疲れを避けるための対策なのだそうだ。

この画像を大きなサイズで見る
photo by iStock

新型コロナによる社会の変化が脳の負担を増やしている

 新型コロナによって、社会のあり方は大きく変わった。特に大きな変化は、学校の授業や仕事を自宅で行うようになったことだ。そのおかげで、私たちは新しいライフスタイルを模索しなければならなくなった。

 心理学者リー・チェンバーズ氏によると、それによって普通と制約の境界が曖昧になってしまい、知らず知らずのうちにストレスになっているのだという。

 テレワークが当たり前になったことで、これまで何も考えずに行っていたルーチンが崩れてしまい、新たに決断しなければならないことが増えた。

 誰もが新しい生活パターンを作り出すために決断を迫られ、中には社会的な燃え尽き症候群に陥る人もいるのだそうだ。

この画像を大きなサイズで見る
photo by iStock

決断疲れかどうかを診断するには

 決断疲れかどうかの診断は簡単ではない。

 だが典型的な指標としては、「ちょっとした選択でも思考停止してしまう」「選択に圧倒される」「感情のバランスが取れていない」「後手後手に回る」といったものがある。

 「衝動的な買い物」もそうだ。もし夜中にAmazonで衝動買いをすることが増えたのならば、あなたは決断疲れなのかもしれない。

この画像を大きなサイズで見る
photo by Pixabay

決断疲れを防ぐ7つの対処法

 元々なかなか決められないタイプの人もいるだろう。だがライフスタイルや考え方を少し見つめ直すだけで、慌てず余裕をもって決断できるようになるという。

 そのためのヒントをチェンバーズ氏が伝えている。

1. 前もって計画する
 明日の予定は今日中に決めること。当日になって決断を迫られないようにすると、決断疲れによる認知能力への影響を緩和できる。

2. お腹が空いているときは決断しない
 お腹が空いているときに決断はNGだ。血糖値が下がっていると、衝動的な決断をしがちだからだ。

3. 優先順位を決める
 生活の中で優先順位の高い物事を5つリストアップしておくといい。時折、きちんとそれに従っているかチェックして、できていないようなら変える努力をしよう。

4. ルーチンを作る
 自分がやりやすいシンプルなルーチンを作ろう。多すぎる選択肢を絞って、圧倒されないようにするのだ。

5. セルフケアを優先する
 たまには仕事を減らすのも大切なことだ。そのためには、断る勇気と物事の線引きが必要になる。

6. 気が散るものを片付ける
 あれやこれやと手を出すと、脳の意思決定領域を使ってしまう。気を散らせるものを片付けて、目の前のことに集中しよう。こうすることで、より生産的な決断ができるようになる。

7. 大切なことは朝決定する
 一番大切で重要な決断は、朝に行うこと。夜型の人なら起きてさほど時間が立ってない昼頃だ。

 さほど重要でないことは後回しだ。また重要でないならシンプルな選択肢を選ぶといい。こうすることで決断力の消耗を抑えることができる。

この画像を大きなサイズで見る
photo by Pixabay

 仕事や学業、生活における自分の生産効率が下がっているな、と感じているなら、もしかしてそれは「決断疲れ」によるものかもしれない。上記にあげられたリストを参考に、改善できる部分は改善してみよう。

 新型コロナの影響で、ライフスタイルや働き方、学び方にも急激な変化が起きた。変化に対応するには、今まで以上の多くの決断を余儀なくされる。

 そこで無理に頑張りすぎると、脳が疲れてしまい、結果的に何も決められなくなってしまったり、間違った判断を招いてしまう。

 その状態が続くと、まったくやる気がでなくなったり、朝起きられなくなったり、人との関わりを避けたくなるうつ状態へと突入する場合もある。

 既にもうそこまでいっちゃっている人は、医師、またはその他の資格を有する医療従事者に相談しよう。

written by hiroching / edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 42件

コメントを書く

  1. 「人生は決断の連続だとの話を聞いた」と以前上司が言われたのを思い出した
    でもある程度予めルーチン化しておけばそれに従って行けばいいので少し楽になるね

    • +7
    1. ※1
      もし決断疲れが事実としてあるならば
      格闘ゲームとか数分の間に何百回と決断しているゲーマーはどうなんだ?
      特に何時間もぶっ続けでゲームし勝ち続けるウメハラとかプロゲーマ超人だなw
      ちょっと眉唾

      • -2
  2. Q.つまりどういうことだってばよ

    A.食って寝ろ。話はそれからだ。

    • +8
  3. ちょっと信じられない。ちなみに今日の最初の決断は、TKGにめんつゆか醤油かで、めんつゆを選んだことです

    • +1
  4. 髪を切るのは一年に一回、髭を剃るのは一か月に一回
    服は15年くらい前の着てる。上下裏側で着てるな
    社会性を徐々に捨てていって決断疲れを軽減してるよ

    • +4
  5. むしろ、コロナ禍で生活の変化が起きたことで、人流が減り、決断回数が減った可能性も否定できない

    • +4
  6. ゲームが動画見るより疲れる感じがするのは、この決断が多いからなのかなぁ

    • +3
    1. ※7
      ゲームはかなり頭使ってるよ
      あと ※34 はアンカー間違ってると思う

      • 評価
  7. そんなに決断してない
    普通の人で1日数十回程度だよ

    • -10
    1. >>8
      多分この記事でいう決断って細かーい事も含んでる。

      ネクタイは何をするか、
      ごみ捨てをするかスキップするか、
      昼飯は日替わり定食AかBか
      とか

      • +2
  8. 朝起きてまずすること
    洗顔フォームで歯を磨き
    歯磨きチューブで顔を洗う。

    ん?

    • 評価
  9. 俺らが 判断する 7秒前に ゴーストが判断してくれてるから 
    それに従ってるだけだろ

    • 評価
  10. これって決断をどの程度細分化した話だろう
    例えば「お店に買い物へ行く」って行動を細分化すれば
    0.買うものを決める
    1.お店を決める
    2.移動手段を決める
    3.ルートを決める
    4.家から出る
    みたいに分けられると思うけど、それくらい細かく分けた場合の話?

    • +2
  11. 朝、目覚めた時点で決断が始まる。
    「このまま起きる」か「あと5分だけ寝る」か。

    • +7
  12. 全部、禅宗の僧院がやってることだね。
    +瞑想(マインドフルネス)。

    可能なら泊まりの座禅体験をぜひ。

    • +3
  13. 空が曇ってたら外にでるかどうかでしょっちゅう悩む

    • +3
  14. ちっちゃい決断までカウントして意識し始めたらそりゃあ疲れるわ
    息する様に実行してる事は忘れとけって思う

    けどルーチン作って効率よくするのは納得
    割と遣ってるかも

    • 評価
  15. 空腹の時は焦ってまともな判断ができなくなるから、取り敢えず飯を食えとかーちゃんがいってま

    • +2
    1. ※17
      食事の後は血液が胃に集中するために
      脳は思考を停止するままにしておくよう
      と、おかあさまがおっしゃっていました。

      • 評価
  16. 些細な事かもだけどご飯の献立作るにも疲れてると出来ないからすごくわかる
    作るからとにかく献立の組み立てだけは誰かやってくれと思う時もあるし

    そういや漫画アプリのジャンプ+に連載してる「忘却バッテリー」という漫画の最新話がまさにこの事を題材にしていた
    新しく赴任した監督が監督のくせになんもしたくないとかいうダメダメ野郎なんだけど
    お前らの選択のストレスだけは俺が負担できる
    って頼もしい事言ってくれちゃうんだよね

    • +4
  17. 自分は情報量自体減らすわ。無駄なことは避ける。それに部屋もごちゃごちゃしてたらそれだけで気が散るから断捨離。

    • +3
    1. ※20
      無駄を避けるために「これは後回しにしてもいいかな?どうかな?」って判断するのも、決断のひとつでは?

      • 評価
  18. それが生きること、動物だってやってる

    • 評価
  19. 決断するか決断しないかを決断する必要がある

    • +2
  20. メールを送るか送らないかの決断が辛い
    送り先は全て網羅したか、宛先とCCは分けたか、添付ファイル網羅したか、そもそもファイルの中身は大丈夫か、本文に失礼はないか、署名は入れたか、以上のチェック項目は全て確認できたか。
    結局後回しにしたりする。

    • +3
  21. モグラ叩きやワニワニパニックを「叩かずに」ただ眺めているとすごく開放感を感じるよ!
    最後に機械がスコアのことで煽ってくるのを気にしないのがコツ

    • +2
  22. 家事で食事を担当するのの何が大変かって、
    調理の過程より何より
    毎日毎日毎日毎日、献立を決めるのが面倒ってのがある。

    給食みたいに予め決められた一ヶ月の献立表
    に従って作るんならまだ楽なんだろうけど、
    家庭レベルだと 予算管理まで調理者の仕事で、
    生鮮食品は日々の値段変動や特売があるから
    なかなか決めた通りにいかないんだよね…。

    • +2
  23. このサイトをクリックして記事見に来るのも決断した結果だし
    書き込みしてるのも決断した結果だし
    そんなに決断してるか?って思うけど、この文章書くだけで「どういう文章にしようか」って数回~数十回の決断下してるんだろうな

    • +8
  24. 自分にとってストレスの大きい選択は、サービスの選択で、正直少々の得は面倒くさいので、断ると決めている。

    • +1
  25. 全否定になるけど、そんなことでストレス感じないな。
    判断にまでああだこうだいってたら生き物としてやっていけない。
    どちらかというと、それがストレスであると自覚したり思い込むほうが危険な気がするわ。

    • -2
    1. >>28
      ストレスを感じないのは心身ともに余裕がある時だけ
      これが残業続きでホントに仕事して寝るだけの毎日で貴重な休日すら溜まった家事や用事を済ませた後は寝てるだけみたいな生活がずっと続くと普通ならなんとも思わないようなことも苦痛を感じるようになるんだよ
      何もしたくない何も見たくない何も聞きたくない状態になる

      • +1
  26. 1つの方針に絞って組み合わせとして有用であっても、その他の選択肢をバッサリ切るのも有用な方法ではある

    • 評価
  27. これは個別にブックマークするほどの良記事だな!
    大病を患って以来決断力が妙になっていてね
    朝~昼頃まで決断することが出来なくなっていた時期があって
    今でも結構効率が悪いと自分でも実感するぐらいだからちょっと改善の為の行動してみるわ

    • +1
  28. 将棋などで定跡があるのはきっと同じ理由

    早々に定跡を外れるとお互い疲れるから、ある程度までは
    定跡という決まったルートに乗るという合意が暗黙の内に
    形成されるのだと思う

    • +1
    1. ※32
      囲碁将棋に関しては長い歴史の中で大勢に研究され尽くしてるし、
      ゲーム後半にわざと攪乱するための定跡外しはともかく
      序盤からいきなり定跡に外れる手を打ったりしたら
      単に自分が不利になるってだけでは。

      • 評価
  29. 満員電車で通勤してた頃の方が無駄な決断に迫られる機会多かった気がするけどな。
    今日はどこに並ぼう?あの車両すいてるな、あの場所に移動した方がいいかな、不愉快な奴がいるから次の駅で移動しよう・・・etc
    皆が出社前に疲れ切ってたのに「通勤疲れ」なんて話題にすら出した事なかったよなぁ。
    何で戻そうとすんのかわからない。

    • +3
  30. 意識した決断だけではなく、無意識の中で行われてる事も決断になるのならその回数は納得するね。
    起きて身支度を整えるまでの時間だけでもいくつの決断を経た結果なんだろうか

    • +1
  31. 逆に決断せずに出来ることも多くある(前にも書いたけどね)。
    「酔っ払っても駅から家に帰れる」「寝ぼけててもトイレが出来る」ほか
    これらは決断しなくても、それ以前に言語化しなくても行動できる。
    だから朝の仕度、着替えや通勤などの一部をルーチン化すればいい。
    たとえば前の日にセットしたものを着るとか。

    『飛んでくるボールを浮けとめるのに思考はいらない』だよ。
    (これも前に書いた、言いまわしが違うけど)

    • +2
  32. 朝ごはん食べるかどうか
    作るか何かどこかで買うか
    作るならご飯かパンか
    食パンかロールパンか
    たまごかウインナーか両方か
    たまごをパンにはさむかどうか
    挟むならゆで卵かスクランブルかはたまた厚焼き卵
    ゆで卵はどうやって作る レンジか鍋か
    何分茹でるか
    ゆで卵をスライスかエッグサラダか
    卵を何で刻むか 包丁、ハサミ、泡立て器
    マヨネーズ以外になにを混ぜるか
    ピクルスの汁を入れるか捨てるか
    ピクルス入れたら胡椒はいるか
    ハムをいっしょに挟むか
    パンは焼くのか焼かないのか
    食べる前に半分に切るかまるかじりか
    かじるときは縦からか横からか

    • +3
    1. ※40
      >パンは焼くのか焼かないのか
      こういうの一つとっても、
      焼くなら何分か。
      トースターのどの場所にパンを置くか。
      焼き上がってからどのくらいで取り出すか。
      焼き上がりの香りをかぐか嗅がないか。
      トースターの掃除をついでにするかしないか。
      みたいに細分化できるし、むしろ3万5000回で足りるのかなって思っちゃう。

      • 評価
  33. んなことあるかい。ちょっと考えれば嘘に気づくだろ。
    1日6時間寝て18時間起きてるとして、18時間×60分×60秒=64,800秒。本当に35,000回も決断しているなら1.85秒に1回の割合で何かを決断している事になるんだが・・・
    もしかしたらこの文章をタイピングしている間の1つ1つのキーも『決断』なんですかね??

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

知る

知るについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

料理・健康・暮らし

料理・健康・暮らしについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。