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巨大なカマキリが人を乗せてワシワシ歩く。世界最大の乗用六脚ロボット「マンティス」がギネス記録

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(著) (編集)

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 かつてフィクションのキャラだったロボットが、徐々にリアルな形で世に現れる昨今、ギネス記録に認定された巨大多脚ロボットが脚光を浴びている。

 このたびギネス世界記録2019に名を連ねたのは、マンティスという名の大きなロボットだ。カマキリを意味する名のこの機体は6本足で人を乗せて歩行できる。

 全長5m、高さ2.8mを誇るマンティスの重量はおよそ2t。合計18か所もの関節を備えており、直接操縦のほか遠隔操縦でも作動する。

 映画スターウォーズのロボットにあこがれ、制作スタッフとしても活躍したアニマトロニクスの専門家が手がけた巨大ロボットマンティスにズームインだ。

Matt Denton: Largest rideable hexapod – Meet The Record Breakers

スターウォーズに携わったアニマトロニクスアーティスト

 世界記録に名を残す巨大な6本足ロボ、マンティスを制作したのは、イギリス出身のアニマトロニクスアーティストのマット・デントンさん。

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 彼は、少年時代に観た映画スターウォーズに魅了されロボット工学を専攻。

 その後、長年の夢だったスターウォーズの技術スタッフに選ばれたのをきっかけに、かねてから続けていた巨大歩行マシンの制作に本腰を入れた。

3年かけて巨大なマンティスを制作

 6本足ロボットに着手したのは2009年から。直径50cmの小型モデルから、現在の重量にスケールアップした。

 当時は200tバージョンを目指していたがわずか2tのマンティス制作だけでも3年かかり、現実の壁に直面したという。

2012年に初めて屋外で行ったテスト歩行の様子

Raw footage of the Mantis Walking Machine tests 05.2012

 マンティスは現在も継続的なアップグレードを重ねているが、このほど世界最大の乗用六脚ロボットとしてギネスに登録されたのは2代目のMKⅡだ。

 彼によると、初代のMKⅠには油圧システムに問題があり動作がいまいちだったため、システムを一から把握して作り直さなければならなかったそうだ。

全長5m高さ2.8mで遠隔操作も可能

 MKⅡは全長5m、高さ2.8mで重量は1.9t。2.2Lのターボディーゼルエンジンで駆動し、最高速度は時速1kmとなっている。

Facebookで開く

 なんでそんなに遅いの?言われがちなマンティスだが、以下のタイムラプスのように動かすには平均200kWもの電力が必要になる。

 また必要な油圧の流量をカバーするには、今の油圧タンクの容量を40倍以上にしなくてはならないため、現状でスピードアップは厳しいようだ。

 頭脳にあたるのは Linux PC。操作は2つの3軸ジョイスティックと28個のボタンで、18もの関節を動かす。

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 なお運転はコックピットからの操縦だけでなくwi-fiの遠隔操作も可能。この巨体が遠隔で動く様子もかなりの見ものではなかろうか。

7歳の時に観たAT-ATがアイデアの源に

 「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」で技術スタッフに採用され、メインキャラのロボットBB-8制作に関する賞も受賞。高い評価を受けたことを誇りにしているマットさん。

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 今回はこのギネス認定で、試行錯誤の連続だったマンティスが数々の世界記録に名を連ねたことに感激している。

カップを使った脚のテスト

 マンティスの改良を続ける彼にインスピレーションを与えたのは、かつて映画館で観た「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」のロボットだった。

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 当時7歳だったマットさんは、4本足でゆっくり歩く巨大なAT-ATに衝撃を受け、この道をめざすようになったのだ。

最近は彼の甥っ子までマンティスの操縦をマスター!

 かつての少年のあこがれから誕生した、世界に名だたるロボットマンティス。夢を形にするマットさんの創造はこれらも続いていく。

References:laughingsquidなど /written by D/ edited by parumo

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この記事へのコメント 43件

コメントを書く

  1. スターウォーズと言うよりはスターシップトゥルーパーズだな

    • +2
  2. カマキリというより足の長さからサカダチゴミムシダマシっぽい

    • +5
  3. 思い描いた夢を実現できるのは素晴らしい、多くの人が思い描いていても一歩踏み出す難しさ、自分には出来ない

    • +10
  4. 少なくともカマキリじゃねえ
    あと色んな意味で使い道もねえ
    でも嫌いじゃねえ……

    • +5
  5. 多足歩行の樹木伐採用の重機無かったっけ?

    • +3
    1. ※11
      バッタみたいな形をしてたのあったよな

      • 評価
    2. ※11
      あったねぇ
      フィンランドだかスウェーデンの重機メーカーが作ったやつな
      このカマキリ??ロボより前だった気がするけどどうなったんだろ

      • 評価
  6. カマキリ型やクモ型のロボットと、人間型ロボットが戦っていたら、人間型ロボットのほうが正義に見えてしまう。歩行兵器が普及したら、自国の正義を第三国にアピールするために二脚歩行人間型ロボットが発達するかもしれない

    • 評価
    1. ※13
      そのためにも今からこつこつとジャパニメーションでプロパガンダをかまして姿態に囚われぬ正義スタイルをだな…

      そういえば近年の作品にはこういう多脚ビークル出てこない気が。気のせいだろか。

      • 評価
    2. ※13
      一方日本では、今年「実物大ガンダム」を二足歩行させるらしい。

      • +1
  7. 今もって俺には造る才も財も無いけど、俺にもこういったスケールの趣味を持つおじさんがいたら、もっとワクワクする少年時代を過ごせたかもしれんなぁ
    最後の動画の甥っ子さんがマジ羨ましい!

    • +4
  8. スパイダーと言われたほうがしっくりくる。

    • +6
    1. ※20
      あれの脚はお飾りで車輪駆動じゃなかった?

      • +1
  9. 始めの計画の200tって、旅客機やフェリーを6足で動かそうとしてたんか。
    AT-ATを本当に作ろうとしてたんかな。

    • +4
  10. デザートガンナーじゃないか、これでコンバットアーマーへの道が開かれたな。

    • +7
  11. 確か、日本にはカブトムシ型の大型ロボットが有ったと思ったけど、あれどうなったんだろ?🤔

    • +1
    1. >>23
      俺もそれ思い出した
      確か60歳くらいのオジさんが作ってたと記憶してるけど

      • +2
    2. ※23
      あれは多脚のロボットじゃなくて車輪で支えてて、
      かっこよさのロマンを追った乗り物だけどね
      今でもイベントとかに呼ばれてたはず

      • +1
  12. フォルムも違うし、6足歩行だし、スマートで四足歩行のカマキリには見えない

    • +1
  13. この上にヒト型の上半身付けて欲しい!
    意味は無いけど!

    • +1
  14. やはりこのサイズになると素早い動きはむりだよね、アニメの世界はまだ遠いな

    • 評価
  15. 多脚戦車って色んな作品ででてくるけど、結局はキャタピラに掛かる荷重を複数の足で分散することで、関節に負担がかかりすぎて実用性がないっていう話を聞かされたときにはがっかりしたもんだよなぁ。
    でも、軍用と違って極端に頑丈にせず軽く作ってもいいようなものなら実用性があるのかも?

    • +2
  16. 主砲つけてくれれば多脚戦車になるかな

    • 評価
  17. 凄い努力と情熱が詰まった
    誇りあるロボットなのは間違いない。
    だが、1つだけ言わせてくれ。
    時速1キロwwww

    • -1
  18. 生きとるうちにトロットビークルが実現するのも夢じゃないな

    • 評価
  19. しかし人が乗れて歩ける多足ロボットなら60年代頃からあるんだけどね
    米軍が作ったMosherってやつ
    あと80年頃にもオハイオ州立大学がASVとかいう6本足の不整地移動ロボ作ってた

    • 評価
  20. ちゃんと歩いてるよ それだけで素晴らしい
    エンジン+油圧っていうのも味がある

    • +1
  21. 宇宙兄弟で月面歩行マシンで似たのが出ているね

    • 評価

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