
その原作となったのが、ローラ・インガルス・ワイルダーの半自叙伝的小説シリーズ「インガルス一家の物語」だ。
インガルス一家の物語の第3巻「プラム・クリークの土手で」には、「ヴァニティー・ケーキ」なるものが登場する。
土手に掘った横穴の家にローラが友達を呼んでパーティーをする時に、お母さんが作ってくれるお菓子なのだが、このケーキに憧れた人も多いだろう。
そこで今回はクマ姉さんに本の内容をもとに、ヴァニティー・ケーキの作り方を再現してもらった。日本で調達しやすい材料で作ったので、簡単に作ることができるよ。
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インガルス一家の物語、プラム・クリークの土手でによると、ヴァニティー・ケーキは、小麦粉と、よくあわ立てた卵を混ぜ合わせ、ラードで揚げたお菓子で出来上がりは蜂蜜色になるそうだ。
生地はまったく甘くないが、コクがあってカリッとしていて、中が空っぽになっているので、口に入れるとカリカリっとつぶれて舌のうえで溶けてしまうのだという。
本ではラードで揚げているが、今回はヘルシーさを重視し、サラダ油を使って揚げてみたよ。
ヴァニティーケーキの作り方

■材料(7個分 15分前後)
・サラダ油 適量 揚げ油用(ラードでもOK)
・卵 Mサイズ 1個
・塩 ひとつまみ
・薄力粉 55g (別途 まぶす用 約大さじ3)
・粉砂糖
■器具
・ボウル
・泡立て器
・スプーン 小さじ 2本
・てんぷら鍋など
・バット
・サラダ油 適量 揚げ油用(ラードでもOK)
・卵 Mサイズ 1個
・塩 ひとつまみ
・薄力粉 55g (別途 まぶす用 約大さじ3)
・粉砂糖
■器具
・ボウル
・泡立て器
・スプーン 小さじ 2本
・てんぷら鍋など
・バット
下準備
・皿に薄力粉を出しておく。・天ぷら鍋に油を入れておく。
生地を作って皿に移し、薄力粉を振る

・ボウルに塩、卵を割り入れ、泡立て器で1分ほど混ぜたら薄力粉を加え、なめらかに混ぜる。
・スプーン2本で小さじ1ずつ生地をすくい取り、薄力粉の皿に落とした後、上からも薄力粉をふる。
■ワンポイントアドバイス
・生地は丸めにくい程度にゆるくて混ぜるには重たい感じ。
・かなり緩めなので、扱いにくければ小麦粉を大さじ1ほど追加する。
揚げて粉砂糖をたっぷりかける

・3分ほど両面を揚げ、膨らんできつね色になったらバットに上げて油を切る。
・粗熱が取れたら粉砂糖をたっぷりかける。
完成 ヴァニティーケーキできちっち!


冷めると少し硬くなるが、レンジ500wで30秒ほど温めればおいしくなる。
生地は緩いので決まった形にならず自由に膨れて、様々な形に仕上がるのも良い感じ。アメリカの古き良き時代に思いを馳せながら、のんびりとしたおやつタイムが過ごせるよ。

中が空洞な皮の感じが、ヤドカリの家にも見えてきたりこなかったりなので、とりあえずヤドカリたちに降臨してもらおうか。

中央:ベニサンゴヤドカリ風(水玉)
右:ユビワサンゴヤドカリ風(黒)
耐熱ボウルにマシュマロ、少量の水を加えレンジで加熱したのに粉砂糖を入れ混ぜたら、食用色素を加え混ぜてヤドカリの体、目などを作る。
斑点は湯煎したホワイトチョコを爪楊枝で付け、殻はバニティ・ケーキをそのまま使っている。白い骸骨風の殻は本編に穴を開け、湯煎したホワイトチョコをかけて冷やし上から粉砂糖をかけた。
もちろんこのままおいしくいただけるよ!

さて、クマ姉さんにこんな料理作ってほしい!または自分のレシピを紹介したいというお友達は、カラパイアの投稿フォームからカテゴリー「カラパイアクッキング」を選択して投稿してね!!採用になった人にはカラパイアノベルティグッズをプレゼント。みんなのお便りまってます! ▼あわせて読みたい





コメント
1. 匿名処理班
インガルス一家のシリーズに、第3巻があるとは知らなかった。今度探してみよう。
それはさておき美味しそうです(*'▽'*)
2. 匿名処理班
ベニサンゴヤドカリというより、しゃれこうべにしか見えない
3.
4. 匿名処理班
以前紹介していたファンネルケーキに似てるね。アメリカンは甘さ控え目のサクサク系揚げ菓子好きと見た
5. 匿名処理班
そのローラもシーズンの最後でブチ切れて街をダイナマイトで吹っ飛ばすなんて
誰も想像だにしなかったよな
素朴だと思ってたら実はランボーだった
6. 匿名処理班
揚げドーナツみたいなもんだね
簡単で美味しそう
7. 匿名処理班
ここでザリガニに乗せてくるあたりがカラパイアだよなぁー。
さすがだと思った。
8. 匿名処理班
インガルス一家の経済事情を思えばそのへんで売ってるケーキより美味しいわけがない。
でも、ドラマではめっちゃ美味しそうに見えたし、ローラにとってはとびきりのご馳走なんだよね。
この記事で見てもやっぱり美味しそう!
9. 匿名処理班
ヴァニティー(空虚な)ケーキってずいぶん哲学的な名前だなーと思ったら文字通りの意味で中身が空洞なのね
10. 匿名処理班
生地の粘度が難しそうなんだけれど、固めのシュー生地って感じで良いのかな?
そしてオチのそれ、どう見てもしゃれこうべです。本当に(ry
11. 匿名処理班
いつも「手に入りやすい材料で」って工夫してくれてて、どれだけのトライ&エラーがあっってのこれなんだろうと思うと、頭が下がります。
でも、すっごく楽しみなのも事実! ねえさんたち、ありがと!
12. 匿名処理班
これサーターアンダギーとどう違うの?
13.
14. 匿名処理班
開拓時代の中西部では、砂糖をどのようにして手に入れていたのかな。サトウキビは南方の植物だし、遠くから運んでくるとしたら高価だったろうな。
15. 匿名処理班
さっくり軽そうだがそんなにあっさりでもなく
といったところか
むしろ今の時代に受けそうだな
16. 匿名処理班
>>1
3巻どころか……
17. 匿名処理班
>>9
ローラのお母さんによるとヴァニティは「見栄っ張り」というニュアンスのようでしたよ
中身がないのに目一杯ふくらんでるからと
18. 匿名処理班
「大草原の小さな家」の料理本は日本語版もあったはず。
ただ、原材料が日本では入手できなかったりするものも多い。
「大草原の『小さな家の料理の本』 ローラ・インガルス一家の物語から」というタイトルで1980年から版を重ねているロングセラーでもあります。
19.
20. 匿名処理班
※12
あれはぎっしりでしょー
21.
22. 匿名処理班
「農場の少年」でアルマンゾ達がやってるキャンディ・プルの再現もお願いします!
バターを手に塗って水飴みたいなのを曲げたり伸ばしたりしながらパクーってのに憧れました。
レシピの中の糖蜜(モラセス)が謎でした。
あと、夏の農作業中に飲むエッグノッグも捨てがたいです。
23. 匿名処理班
ポップオーバーと似た感じかな
24. 匿名処理班
>>12
サーターアンダギーはドーナツ系で身がみっちり詰まっている&甘い。こちらは中身が空洞で、いわばシュークリームの皮のしっかりしたタイプみたいな感じかな。
25. 匿名処理班
料理とは関係ないけど、大草原の小さな家のテーマ曲って頭に残るよね。
家族で観ていたなぁ…懐かしい(ToT)
26. 匿名処理班
昔うちでこれとよく似た揚げ菓子食べてたがヴァニティケーキって立派な名前あったんだな
27. 匿名処理班
本の通り勝手にひっくり返ったんだろうか?
揚げるところを見てみたい!
28. 匿名処理班
これ明治生まれのおばあちゃんが作ってたレシピとほぼ同じだ
↑でサーターアンダギーと書かれているけど
これ系のレシピって昔から各国にあるのかな
29. 匿名処理班
※22 モラセスは自然食品店や輸入食品店によく置いてある。
キャンディ・プルはメープル・シロップだっけ?
煮詰めるだけだよね?
エッグノッグもタッパーに氷・牛乳・卵・砂糖・
好きならシナモンとかナツメグ入れてシェイクすればOK。
30. 匿名処理班
サムネだけ見て、てっきり鳥のから揚げかと・・・
31. 匿名処理班
>>28
気になって調べてみたけど、揚げ菓子は世界各地で昔から作られているよう
日本ではポルトガルから伝わった揚げ菓子がなぜかがんもどきに超変化してしまったけど
かりん糖も揚げ菓子の一種ではあるかな?
32. 匿名処理班
※5
プロデューサーが病により死期を悟ったため自分の死後続編を作らせないために全部爆破したらしい
33. 匿名処理班
「虚栄のケーキ」っていうとものすごく意味深に聞こえる。
34. 匿名処理班
これ、本で読んで憧れてたケーキだ!!
レシピありがとうございます!
今度作ろうっと
35. 匿名処理班
ドーナツ型してないフレンチクルーラーか?
36. 匿名処理班
40代の人に「ローラは戦後まで生きてたよ(1957没)」といったら「実在の人物だったの!?」と驚かれた 90歳で亡くなってる 幌馬車の時代から人工衛星直前の時代まで生きていたのだ
37. 匿名処理班
>>29
(笑)そう言うことじゃないのよ、大人になってからはそりゃ調べりゃ分かる。
謎でしたと過去形使ってるのは、本を読んだ子供の頃は糖蜜てなんだろう?て思ってたって言いたかったの
あとエッグノッグも大きな木桶に氷もぶち込んで大量に作ってみんなで柄杓で掬って飲むってのを再現してみたいのよ、「スパイスの粒が浮かぶ」って表現があるからバニラビーンズかなあ、とかね
38.
39. 匿名処理班
※8
経済事情もあるだろうけど庶民が作るおやつってこんな感じ
金があっても材料の種類も少ないだろうしレシピも本やネットで
気軽に手に入る時代じゃないだろうし
日本でいう大学芋とかパンの耳揚げたものとかのちょっと良いもの
40. 匿名処理班
高校生の頃、大草原の小さな家の料理本を見て作ってみたが、甘くないみっちりつまったサーターアンダギーができただけだった。ベーキングパウダーとか入れないとだめなのかなーとがっかりした記憶が。
41. 匿名処理班
大好きだったな(^○^)「d大草原の小さな家」シリーズ。出
42. 匿名処理班
※14
アメリカ北部やカナダのメープルシュガーが基本で、白い砂糖(サトウキビからとった砂糖)は高価だったみたいよ
同じ作者でニューヨーク近郊の農家一家を書いた「農場の少年」でも白い砂糖はお客様用 茶色は普段使い