メインコンテンツにスキップ

Googleでカラパイアを「お気に入りサイト登録」

サルバドール・ダリが著した伝説の料理本『ガラの晩餐』(レシピ付)

記事の本文にスキップ

21件のコメントを見る

(著)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 サルバドール・ダリは、「6歳の頃、将来は料理人になりたいと思っていた」と告白している。そんなダリが1973年、69歳の時に出版した伝説のレシピブックが『ガラの晩餐(Les Diners de Gala)』である。ガラとはもちろん、ダリのミューズであり最愛の妻の名前だ。

 『ガラの晩餐』は全12章、136点のレシピとダリの絵やドローイング、食に関するテキストから構成されている。版元はフランスの出版社で、調理にあたってはマキシムやトゥールダルジャンといった一流レストランも協力しているという。料理写真も、もちろんシュルレアリストのダリらしい盛り付けがなされている。

 各章それぞれ異なる食材や料理がテーマになっていて、第1章から「異国料理」「卵、シーフード」「アントレ」「肉」「カタツムリ、カエル」「魚、甲殻類」「ジビエ、鶏肉」「豚肉」「野菜」「媚薬」「スイーツ、デザート」「オードブル」と続く。

この画像を大きなサイズで見る
image credit:.brainpickings
この画像を大きなサイズで見る
image credit:.brainpickings
この画像を大きなサイズで見る
image credit:.brainpickings
この画像を大きなサイズで見る
image credit:.brainpickings

 また、章タイトルも第2章「秋のカニバリズム」(卵、シーフード)、第7章「君主の肉」(ジビエ)、第8章「柔らかな時計の1/2の眠り」(豚肉)、第9章「隔世遺伝のデオキシリボ核酸」(野菜)、第10章「“私はガラを食べる”」(媚薬)など実にダリらしい。

この画像を大きなサイズで見る
image credit:.brainpickings
この画像を大きなサイズで見る
image credit:.brainpickings
この画像を大きなサイズで見る
image credit:.brainpickings
この画像を大きなサイズで見る
image credit:.brainpickings
この画像を大きなサイズで見る
image credit:.brainpickings
この画像を大きなサイズで見る
image credit:.brainpickings

 ダリは序文で次のように書いている。「『ガラの晩餐』のレシピはひとつ残らず、味覚の快楽、ただそのためだけにある。栄養学的な情報はここにはない。(中略)もしあなたが、食べることの喜びを罰に変えてしまうような、例のカロリー計算機の信奉者だとしたら、今すぐこの本を閉じるといい。本書は、あなたには精力的で攻撃的かつ不作法に過ぎるからだ」

 ほかにも「私は、はっきりと分かりやすい形状のあるものしか食べたくない。私があのホウレンソウと呼ばれる忌まわしくみっともない野菜が嫌いなのは、形がないからだ。自由がそうであるように。(中略)一方、形のないホウレンソウの対極にあるのが鎧だ。だから私は鎧をまとった甲殻類なら何でも好きなのだ」といったダリの言葉がそこここに散りばめられている。

この画像を大きなサイズで見る
image credit:.brainpickings
この画像を大きなサイズで見る
image credit:.brainpickings
この画像を大きなサイズで見る
image credit:.brainpickings
この画像を大きなサイズで見る
image credit:.brainpickings
この画像を大きなサイズで見る
image credit:.brainpickings
この画像を大きなサイズで見る
image credit:.brainpickings
この画像を大きなサイズで見る
image credit:.brainpickings

 ダリのレシピの中から、日本でも比較的作りやすい卵料理をご紹介しよう。

ダリ風ピータン Thousand Year Old Eggs

(材料)
・卵 12個
・水 約1.5リットル
・クローブ(ホール) 5個
・砂糖 大さじ3
・酢 大さじ3
・タバスコ
・レモン 2個(8等分にカット)
・タイム 大さじ3/4
・ティーバッグ 4個(紅茶)※中国茶でもうまそうだ
・タマネギ 2個
・ニンニク 2かけ

1. 鍋に塩水を沸騰させ、卵を10分茹でる(茹で汁はとっておく)。

2. 卵を冷水にとって殻を剥く。

3. 卵の茹で汁にクローブ、砂糖、酢、大量のタバスコ、レモン、タイムを加えて15分煮る。

4. 鍋の火を止めて、ティーバッグを入れて10分浸す。

5. きれいな瓶にみじん切りにしたタマネギとニンニク、ゆで卵を入れ、卵がひたひたになるぐらいに煮出した液を注ぐ。

6. 粗熱が取れたら、瓶に蓋をして冷蔵庫の下の段で保存する。

7. 3週間経ったら食べ頃。ハムなどの加工肉や魚の付け合わせにいい。

 ピータンと名付けているものの、実際には味付け煮卵のようなものだ。レシピブックには卵の茹で汁をそのまま使うとあるが、心配な人は普通の水を沸騰させたものを使用すると良いだろう。

 尚、ダリのレシピブック「ガラの晩餐( Les Diners de Gala)」は2016年6月に日本でも発売予定となっている。

Dali. Les Diners de Gala (Amazon.co.jpで詳細を見る)

via:brainpickingsdangerousminds・written & edited by mallika

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 21件

コメントを書く

  1. これは欲しいぞ、買いたいな。
    でも、めちゃくちゃお高いんでしょう?

    • 評価
  2. もし、ダリと晩餐を囲んだら、料理について色々聴いたら失礼なのか、それとも聴かないと逆に機嫌を害するのかとか
    考えすぎて結局怒らせそう。

    • +6
    1. 中華風煮玉子タバスコが大量に入ってるってことはピリ辛なのかな
      ※2
      今通販サイトで予約受付中(英語版)だよ
      6200~6500円だからレシピ本と思うと高いが
      箔押しの表紙など装丁も凝ってるし作品集と見ればそこそこかと思う

      • +5
    2. ※2
      どうやらホウレンソウをけなしておけば問題なさそうだね
      そしてカニを褒めるのが良いらしいようだね

      • 評価
  3. お呼ばれしても
    「これ食えるの?食っていいもんなの?」って涙目で固まってしまいそうだ。

    • +20
  4. これぞ芸術家だよなあ。素晴らしい!!
    食物ってグロテスクな部分があるが、ここにあるのを見た限りではダリが描いてるものはグロテスクな物でも不快にならないしね
    さらに昨今は食に関してうるさく言う(またうるさく言わないと身の回りの食べ物に現代社会は糖分油分などが溢れてるから仕方ないんだけど・・)人が多いけど、このダリの言葉は良いねぇ

    • +16
  5. ただの好き嫌いに形があーだとか自由がこーだとか
    ウダウダ屁理屈をこねるダリは嫌いじゃないw

    • +10
  6. ああ~この本、気になってたやつかも!!
    昔パラ見させてもらって外国語読めなかったんだけど
    ダリの絵と一緒に上のみたいな絵や実物で再現したものの写真が載ってて
    それが奇妙で装飾的で悪趣味っぽいけど好みだったんだ
    その後検索しても出てこなかったからありがたい

    • +11
  7. ミッドナイトインパリに出てきたダリの持ってた杖が欲しい

    • +4
  8. 8枚目の絵、2006年の上野の森美術館でやってた
    「ダリ回顧展」で見たことあるわw
    気になって図録引っ張り出したら裏表紙だったww
    その下の9枚目も同じ展覧会に来てた作品。

    • +2
  9. ピータンではなく紅茶卵だ
    19世紀には茹で卵の殻に皹入れて作るマーブルな紅茶卵がヨーロッパでお菓子よりの軽食として上流階級では食べられてたよ

    • +1
  10. ガラと一緒にご飯を食べられるから余計においしかったんじゃないかなあ。ほうれん草が形がないから嫌いってのがダリらしい。でも、彼の絵は固い形が崩れて溶けたようになってるけど。

    • +8
  11. きっとクマ姉さんが近々、このレシピの挿絵通りの盛り付けにチャレンジしてくれるはず❗️ワクワクッ

    • +5
  12. >第8章「柔らかな時計の1/2の眠り」
    ああ、やっぱりあの時計は「食べ物」って認識で正しかったんだ。

    • +14
  13. ダリが食通だったとは知らなかった。
    考えてみたらチャンと評伝読んだことがなかった。
    ズッコケエピソードいっぱいの人だったから。

    • +3
  14. 日本で販売されるんだ!嬉しい情報を有り難う。

    • 評価
  15. 美食ってこういうのをいうんだよね

    • 評価
  16. 「ガラの晩餐」、てチキンスープばっかり出てきそうな

    • 評価
  17. ダリが一番食べたかったのは、ガラさんそのものだったんだろうと思う。食べたらいなくなってしまうから食べなかっただけなんじゃないかと妄想する。「食べてしまいたいぐらいいとおしい」ってやつじゃないかと。

    • 評価
  18. ミューズワロタ
    夫(もしくは男)は誰になるのか

    • -2

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

知る

知るについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

料理・健康・暮らし

料理・健康・暮らしについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。