アメリカ人が調べ上げた韓国に関する10の事実

　日本のネット上において、デリケートなテーマのひとつに韓国があげられる。お隣の国であるものの、日本と韓国、両国の一部の人々による激しいバトルが日々展開されており、まったく関係性のないニュースや話題でも、韓国を引き合いに出し、独特な理論展開をしていくという書き込みは、カラパイアにおいても少なからずあったりもする。

　本来ならば、そのテーマを扱ったしかるべき場所で、しかるべき議論がなされるべきなのだが、まあそれだけすごく興味があるということなのだろう。それでは、果たして他国は韓国をどのように見ているのだろうか？アメリカ人がが調べ上げ、考察した韓国についての10の事実という記事があった。その一つには韓国と日本の関係がとりあげられていた。 　以下は海外サイトの英文をそのまま意訳した文章である。なので誤認しているものもあるかもしれないが、そういう認識をされているレベルでおさえていただきたい。

10.アルコール

　韓国社会で酒を飲むことは、互いにつきあい、相手とよく知りあうという意味で、重要な役割を果たす。少なくとも一ヶ月に一回、ときに週に一回ペースで、彼らは仕事仲間と出かけ、飲み食いする。これはhoesikと呼ばれる会社の飲み会で、大量にアルコールを飲むが、ここにはいろいろルールがある。

　上司にビールを注いでもらうときは、両手でグラスを持たなくてはならない。年上の人に飲み物を注ぐときは、両手でビンを持たなくてはならない。片手で持っていいのは、年長の偉い人だけである。上司が最初に飲むまで待たなくてはならない。自分が飲むときは、上司から顔をそむけて、飲んでいるところを見られないようにする。

　たとえ、酒が飲めなくても、いちおうグラスを差し出して受けなくてはならない。そうしないと、礼儀を知らない田舎者だと思われる。グラスには絶えず酒を残しておいて、自分のグラスに継ぎ足してはいけない。いったん宴会が始まったら、すぐには終わらないことを肝に銘じておかなくてはならない。みんな“kon-bay（乾杯の意）！”と叫びながら、延々と酒を飲み続ける。

　翌朝、多くはヘジャンククという豚肉をベースにした酔い覚ましのスープのお世話になる。これを飲むと割れるような頭痛も必ず解消される。だが、またすぐにhoesikが待っている。通りを行く千鳥足のビジネスマンたちを見たら、それは酒のせいだろう。

9.赤インク

　どの社会にも奇妙な迷信のようなものはある。西洋人は黒猫や、室内で傘を開くこと、こぼれた塩を嫌がる。同じように韓国人は赤インクを嫌う。誰かの名前を赤ペンで書くと、その人物は将来不幸になり、死んでしまうかもしれないというのだ。

　どうして韓国人は赤インクに拒否反応を示すのだろう？韓国では死ぬと、戸籍謄本や葬式の旗に故人の名前を赤インクで書く習慣がある。赤インクは悪魔を祓い、死者を守ると信じられているのだが、生きている人の名前を赤インクで書くとその影響が逆効果になるという。だから、契約書にサインをしたり、手紙を書いたり、答案の点数をつけるときなどは、安全を考慮して黒インクを使うのだ。

8.正しい握手の仕方

　ビル・ゲイツが韓国の朴槿惠（パク・クネ）大統領と会ったとき、韓国メディアは大騒ぎになった。多くの韓国人は彼の行為が不適切だったと感じ、メディアやトーク番組も彼の無神経な態度を分析し、インターネットのチャットルームでは、その無礼な仕草について意見が交わされた。ゲイツのなにがそんなに多くの人々を怒らせたのだろう？

　ゲイツは大統領と握手をしたとき、左手をポケットに突っ込んだままだったのだ。韓国では握手には正しいやり方、間違ったやり方があり、身分によって違う。片手で握手するのは気軽だが、場面によっては優位性を示すことになる。友人や同い年、または年下の人と握手する場合は片手でいいが、目上の人、偉い人の場合は、両手を使って握手したほうがいい（年長の者は片手でもオーケー）。

　韓国で大統領と握手するときは、あいたほうの手で握手する腕を支えなくてはならない。軽くおじぎをしながら、相手の目を見ればなおいい。たとえあなたが世界一の富豪でも、適切なマナーは重要だ。

7.韓国の教育

　韓国の学生はひときわ頭がいい。読解力では世界第二位だし、大学卒業率は93％（アメリカは77％）、世界で二番目に優れた教育システムがある。どうして、そんなに頭がいいのだろう？　それはハグォンというプライベート塾に通うからに違いない。

　普通の学校がないときでも、いつもやっている。子供たちはここで数学、科学から、テコンドー、バレエ、ベリーダンスまで習う。優秀な先生がいると生徒が集まり、人気のある先生は年に何百万ドルも稼ぐ。この塾はまさに金のなる木だ。韓国の親たちが一年間に教育費に費やす金額は170億ドルにもなる。それに比べてアメリカ人は年間150億ドルもビデオゲームに費やしている。ハグォンはとても成功しているので、ゴールドマン・サックスやＡＩＧのような会社がこうした韓国の教育システムに投資している。

　しかし、負の面もある。金持ちの家庭は最高の先生をつけられるが、貧乏人はそうはいかない。さらに、ハグォンは普通の学校が終わってからあるので、生徒たちは一日に二回学校に通うことになり、帰宅する頃は身も心も疲れ果てている。イ・ミョンバク（李明博）元大統領は、子供たちを休ませるために、ハグォンの夜10時以降の営業を禁止した。

　こうした行き過ぎた教育事情は、大学学力試験（CSAT）と結びついている。CSATでいい成績をとらないと、いい大学に入れないのだ。こうしたプレッシャーからか、韓国では学生の自殺率が高いのも不思議ではない。

6.日本と韓国の関係

　オーストラリアとニュージーランドのように友好的なライバル関係にある国も多いが、パキスタンとインドのように一触即発状態の関係の国もある。日本と韓国の間にもさまざまな思惑を含んだ関係が存在する。二国ともすぐに核兵器はもつことはないだろうが、ここ数年火花を散らしたやりとりをしている。

　過去に日本は朝鮮半島を侵略しようとして何度か失敗し、ついに1910年に成功した。韓国人に神道と日本語を強要し、厳しく統治し始めたと言われている。第二次大戦中はさらに状況は悪くなり、日本軍は20万人近い韓国人女性を無理やり売春婦（従軍慰安婦）として従事させたとも言われている。その上、悪名高い731部隊が多くの韓国人を拷問したという話もある。

　戦後数十年たっても、韓国人たちは日本が戦争犯罪について正式に謝罪をしていないことに恨みを抱いていた。20年以上たって、日本政府は非道な行為があったことを認めたが、それ以降も韓国女性たちは謝罪を要求している。日本側では、自ら志願して慰安婦になったのだと主張する政治家や、慰安婦は日本の戦争遂行のためには必要だったと言う市長まで出てきた。

　さらに韓国では独島、日本では竹島と呼ばれている、韓国沖の島々について、その領有権を巡って両国の関係が揺れている。韓国側は1696年からこの島を管理していると主張しているが、日本は1600年代半ばから日本のものだったと主張して譲らない。

　日本と韓国の両国民が歩み寄らないのも不思議ではない。2012年のギャラップの調査で、韓国人が嫌いな国として44.1％が日本をあげた。ちなみに北朝鮮は11.7％。こうした反日感情はあらゆるところで論争の種になっている。

　例えば、韓国人は日本海のことを東海と呼ぶ。UFC（アルテミット・ファイティング・チャンピオンシップ、米国でもっとも有名な総合格闘技大会）世界ウェルター級王者のジョルジュ・サンピエールが、空手着に日の丸をつけて登場すると、フェザー級のジョン・チャンソン（通称コリアン・ゾンビ）が、日章旗は韓国人にとってのハーケンクロイツと同じだと抗議した。

　2012年のオリンピックのときも、日本のサッカー選手がウェアに日の丸をつけていることに韓国人は怒りをあらわにした。2020年の東京オリンピックのときはどうなることだろう。

5.スカート論争

　韓国はとても保守的な国だ。なのに多くの女性が足をむき出しにしているのを見ると少し驚く。しかし、雑誌『ヴォーグ』ではミニスカートやショートパンツファッションが特集されることはごく一般的だし、ビジネスウーマンでさえ、ミニスカートをはいて仕事をしている。しかし、韓国は脚を見せびらかすことにいつも寛容とは限らない。

　1963年から1979年まで、パク・チョンヒ（朴正煕）大統領の政権下にあった韓国は、女性の服装を厳しく規制していた。女性が膝上20センチのスカートをはくことは違法とされ、学校でも先生が授業の前にスカートの丈を測って調べるほどの厳しさだった。女性の髪の長さまで法律で決められていた。

　今日、多くの韓国人がファッションの警察国家に戻ってしまうのではないかと心配している。というのも、最近韓国政府は露出オーバー法案なるものを可決し、マスコミやファッション業界が大騒ぎになったからだ。罰するのは淫らな露出に関してだけということがわかり、世界中のKポップファンは胸をなでおろした。

4.トイレテーマパーク

　世界には奇妙なテーマパークは山ほどあるが、韓国はその元祖だ。スウオン（水原）の自慢ははサムスン電子だけでなく、世界初のトイレテーマパークもある。このトイレ文化パークは、ミスター・トイレットとして知られるSim Jae-duck前市長に敬意を表して2012年にオープンした。

　ミスター・トイレットはトイレに入れ込み、その生涯の目的は人類に衛生的なトイレを供給し、その維持管理法を教えることだった。彼は世界トイレ協会（WTO）を設立し、2002年の日韓ワールドカップのときには、多くのサッカーファンに清潔なトイレを提供した。それ以来、WTOはフィリピンのような第三世界の国々に近代的なトイレ施設をつくるよう動き始めた。

　2007年、ミスター・トイレットはWTOの中心にトイレの形をした奇妙な建物を建てた。2009年、ミスター・トイレットが亡くなった後は博物館になっている。ここには遊園地のような乗り物はないが、中世のおまるや和式便所、マルセル・デュシャンの便器彫刻、用を足している人たちのブロンズ像など、あらゆる種類のトイレ関係備品が展示されている。入場無料である。

3.美容整形手術

　誰でも美しくなりたいが、特に韓国ではそう願う人が多い。2009年の調査によると、韓国人女性の5人にひとりは整形手術を受けているという。ほかの国と違って、整形手術を受けるのは恥ずかしいという意識はなく、ごく普通のことなのだ。女子高校生が両親から顔をいじるよう勧められるのはよくあることで、卒業祝いに整形手術をプレゼントされることもあるという。

　韓国の人気リアリティ番組は、醜い人が手術でいかに美しくなれるかを見せる。2012年のミス・コリアでさえ、整形手術を受けていたし、まわりもみんな特に気にしない。美容業界のターゲットは女性だけではなく、男性も容姿が良くなれば、人生がばら色になると繰り返し吹き込まれる。

　美人と言われる女性たちは、小さな鼻、うりざね顔、大きな瞳とみんなほぼ同じ顔をしている。彼女たちは新たに生まれ変わるために法外な金を費やすのを厭わない。しかし、整形手術を受けた女性の52％には、顔の感覚がなくなったり、噛んだり飲み込んだりする機能が衰える後遺症が出ているという。それでも今また、口角を上向きにカーブさせ、いつも微笑んでいるように見える新たな手術に投資する人もいる。顔が引きつっていても、ずっと笑顔という不気味な状態になるのだろう。

2.闘牛

　韓国の闘牛には、マタドールも赤マントも剣もない。牛と牛が戦うだけだ。500人近い牧場主たちは、精肉市場に向かう牛の群れの中から優秀な闘牛を選ぶため、国中を行き交い、大きな角を持ち、首が太く、胴体が低い牛を探す。目ぼしい牛を見つけると、角をワイアで縛って武器として使えるようにし、山頂でトレーニングしたり、石を詰め込んだタイヤを引っ張らせたり、木に頭突きさせたり、飼い主と走り込みをしたりと、褒美を与えながら厳しく訓練する。食餌も魚や生きたタコやヘビなどの特別なものにする。

　いよいよ試合になると、牛に闘いの前の精力剤としてソジュという焼酎を与える。円形の闘牛場はミュージシャンやチアリーダー、ビーフをつまむ観客でいっぱいで、脇腹にパワーパンチ、フライング・タイガー、コモドドラゴンなどと名前を書かれた牛が引っ張り出されてくる。試合はどちらかの牛が怖気づいて逃げ出したら終わりだ。すぐに勝敗がつく場合もあれば、延々と続く場合もある。勝者の飼い主は賞金をもらえる。

1.クラゲ・ターミネーター

　世界の海がクラゲに侵略され、科学者チームがロボットを集結させてクラゲたちとの戦いをくりひろげる━━これはSF映画の中だけの話ではない。韓国の海岸沖で実際に起こっていることで、まもなく全世界でも起こるだろう。

　クラゲの数は世界的に増えていて、かなりの問題となっている。クラゲの群れが何百マイルも広がり、漁業の操業を妨害し、ビーチから観光客を遠ざける原因になっていて、経済に影響が出ているのだ。クラゲの大襲来のせいで、韓国だけでも3億ドルもの損失が出ているし、スウェーデンの原子力発電所ではクラゲが原子炉の冷却用パイプをふさいでしまい、発電所が停止する事態になった。韓国科学技術院の科学者たちは結束して、このゼラチンの群れと戦っている。

　JEROSとして知られるクラゲ退治用ロボットは、群れでクラゲを追いかけ、この邪魔者をごっそり除去していく。先導ロボットには、無線で指示を受ける機能がプログラムされていて、ほかのロボットがそれを追従する。水面に浮いてカメラで標的のクラゲを見つけると、網で捕獲して鋭いプロペラで粉砕する。もともと一時間で900ポンドのクラゲを処理することができたが、今はその処理能力は2000ポンド近くになっている。波にも負けず、効率的に作動できるという。いずれ、韓国の沿岸にもJEROSがお目見えするのは時間の問題だ。

via:10 More Awesome Facts About South Korea・原文翻訳：konohazuku

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