この画像を大きなサイズで見る地球から遠く離れた宇宙を探索する宇宙飛行士は、いずれ小惑星から宇宙食を”採掘”することになるかもしれない。
カナダの研究チームが考案したのは、小惑星に含まれる有機化合物から「食用バイオマス」を生産する方法だ。
そもそもなぜ宇宙の岩石など食べねばならないのか? それは長期にわたる宇宙探索において、どうやって食料を調達するのかは切実な問題だからだ。
研究チームの試算によると、小惑星ベンヌクラスのものなら、1人の宇宙飛行士600年から17,000年分の生命維持に必要なカロリー量をまかなえると推定している。
長期的な宇宙旅行に欠かせない食料の調達
人類が遠く離れた宇宙を長期にわたり探索するのならば、食事をどうするのかという問題は絶対に避けて通れない。
カナダ、ウェスタン・オンタリオ大学のエリック・ピレス氏らは、「太陽系を深く探査するには、地球からの補給に頼らない方法を確立する必要がある」と、論文で述べている。
例えば現在、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する乗組員は、定期的に地球から食料を運んでもらっている。だが、宇宙に物資を届けるのは、費用も労力も大変なものだ。
宇宙で農業をするという方法も考えられる。だが、地球とはまるで違う環境で作物を育てるのは、やはり一筋縄ではいかない。
宇宙で現地調達できる食料として小惑星が候補に
そこでピレス氏らは、宇宙で現地調達できる食料として、小惑星を提案している。
もちろん岩石を直接食べろというのではない。研究チームが考案したのは「熱分解」で始まる一連のプロセスだ。
まず、高温で小惑星に含まれる「有機化合物」を分解する。
すると「炭化水素」が得られるので、これを有機物を食べる微生物に食べさせる。そして出来上がるのが、人間が食べられる「食用バイオマス」である。
バイオマスとは、生物資源(bio:バイオ)の量(mass:マス)を表す言葉で、動植物などから生まれた再生可能な有機性資源のことだ。
ピレス氏らが特に注目するのが、「炭素質コンドライト」と呼ばれる隕石だ。ここには最大10.5%の水と豊富な有機物が含まれている。
このタイプの隕石は比較的珍しいが、2023年にNASAのOSIRIS-RExが地球に持ち帰った小惑星、ベンヌのサンプルが、これに似たタイプだった。
この画像を大きなサイズで見るベンヌクラスなら、600年から17,000年分のカロリーをまかなえる
今回の研究では、小惑星サンプルから実際に食料を作ったわけではない。そのかわり、考案された方法によって小惑星から生産される食料の量を計算している。
それによると、ベンヌのような小惑星ならば、50~6,550トンの食用バイオマスを生産できるという。
これは1人の宇宙飛行士を600年から17,000年支えられるほど十分なカロリー量に相当する。
なお、推定値に幅があるのは、生産条件に違いがあるからだ。
一番少ない推定値は、脂肪族炭化水素のみを食用バイオマスに変換するというシナリオのもの、一番多い推定値は、非水溶性有機物をすべて使うというシナリオのものだ。
いずれにせよ、この結果を踏まえるならば、深宇宙へ旅立った宇宙飛行士は、地球からの補給に頼ることなく、小惑星を採掘することで食料を現地調達できるということになる。
だが、現実に小惑星を採掘・処理する方法や、生産された食用バイオマスが実際に食べられるものなのか、味はどうなのかなど、まだまだ検討すべき点も多い。
それは研究チームもよくわかっており、論文でこう述べられている。
これらの結果に基づくと、人類が太陽系を探査するにあたって、小惑星の炭素を利用して分散型食料源とする本アプローチは有望に思えるが、今後解決すべき重要な課題もある
この研究は『International Journal of Astrobiology』(2024年10月3日付)に掲載された。
References: Astronauts could mine asteroids for food someday, scientists say | Space














そして人類は次の食べれる惑星を求め広がっていった
それより排泄物から食料作ったほうがいいんじゃないか?
そうすれば廃棄物も減らせることが出来るし
排泄物から水分を取り出すのはISSではもうやっている
排泄物のうち水分を抜いた固形の方は食料工場をつくれるような大型宇宙施設がつくれるようになったやるだろうけど
熱エントロピーの法則に基づきエネルギーは拡散していくから、補給はどうしても必要なんだ
地球上で同じもの作れんのやろか
試食してみたいやん
???「カロリーは無重力環境では浮いてどこかに行ってしまうので、小惑星はゼロカロリー!」
銀河鉄道999に食べられる星があったような?
宇宙から見たら完全球形ではなくて、複数箇所をかじられたリンゴのような形だった記憶がある
なんとなくそんな形になる小惑星を想像してしまった
👽「Uber Eats でいいんじゃなぁ~い」
これがグルメ時代の始まりか……。
メテオガーリックと名付けよう
「まずいし飽きたけどこれ食べなきゃ死ぬ」ってなるのは逃げ場のない宇宙飛行士にとって途轍もないストレスだと思うんで、味やバリエーションにはとことん拘っていただきたい
ギャラクタス「やばい。地球人までコズミック・ビーイングになってしまう」
アミノ酸が豊富な炭素系小惑星が有れば可能性は有る
それでも広大な宇宙から見つけ出して利用出来る迄何年かかるのか
現状では、植物の育成に適した土壌は地球の地表にしか存在しないと思う
生産できるのが茸に近いナニカな以上、あくまでも補助食品にしかならない感じ
菌タンパクシート→コオロギパウダー→魚みたいな変換ができればウンコビオトープと合わせてようやくまともな食生活にありつけそう
生物濃縮がされていない宇宙の有機物は光学異性体がごちゃ混ぜだし生物に利用されてない無数の有機物も沢山あるから
有機物は有機物でもまったく利用できないどころか毒物であることのほうが多い
炭化水素レベルまで化学処理してから生合成しなおすってのは手間がかかるが合理的だ
考え方としては至極当然。現地調達を考えないなんてあり得ない。
宇宙どころか地球上でも、人類は同じ道を模索してきた。
アメリカ大陸に渡ったヨーロッパの人間だってそうだしね。
北極圏の食事とか上手くいかなかった事もあるけど、出来ればそれが一番いい。
石ころをパンに変える奇跡