メインコンテンツにスキップ

Googleでカラパイアを「お気に入りサイト登録」

怖かわ系。ピンク色のいも型ロボットがアメリカの市街地を走り回っている理由

記事の本文にスキップ

1件のコメントを見る

(著)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Instagram@Madison Polidoro
Advertisement

 「かわいい」だけじゃダメなようだ。全身ピンクで頭に赤いランプ、舌をだらんと垂らし、頭部に生える金髪をリボンで結んだじゃがいも型のロボットがアメリカ、フィラデルフィアの市街地を走り回っている。

 この怖かわいいロボットの名は「オリフィス」。人間とロボットの険悪な関係を改善させる「親善大使」としての役目を担っているのだ

 現在、アメリカでは、通行の妨げとなり、人間の仕事を奪う配達ロボットが住民たちから嫌われている。

 フィラデルフィアでは、食品配達ロボットが蹴り倒される事件まで起きており、「わたしたちは敵じゃないよ、仲良くしましょ」と愛想を振りまいているのだ。

参考文献:

食品配達ロボットと対面するピンク色の怖かわロボット

 ペンシルベニア州のフィラデルフィア、オールドシティ地区の歩道を走るUber Eatsの配達ロボットの前に、奇妙な新顔ロボットが立ちはだかった。

この画像を大きなサイズで見る

 その名は「オリフィス・ザ・オーボット」。

 没入型アート施設「ミニストリー・オブ・オー」と、造形作家マディソン・ポリドーロ氏が生み出した遠隔操作のリモコンで動くロボットである。

 高さは約約60cm。ジャガイモのような形をしており、肌は雨風に強いピンク色のゴムでできている。

 だらりと垂れ下がった舌に、トロール人形のような金髪の房が揺れ、人形のような青い目はまばたきをする。

 オリフィス(Orifice)とは英語で「穴」という意味であり、その名の通りお尻には穴がある。

 2台の対決になるかと思われたが、配達ロボットは争いを避け、オリフィスをよけて通り過ぎていった。 

アメリカ各地で起きている、人間と配達ロボットの対立

 オリフィスの使命は、人間と配達ロボットの仲を取り持ち、良い関係を築き上げることだ。

 アメリカでは、各地で導入が始まっているが、配達ロボットが様々な問題を引き起こし、一部の市民たちから嫌われている。という背景がある。 

 イリノイ州シカゴでは、食品配達ロボットがバス停留場のガラスに激突したり、十数台が立ち往生して歩道をふさぐなどの問題が起きた。

 ハリウッドでは、警察や消防隊が救助活動をしている現場の配達ロボットが居座る事件が起きた。 

 フィラデルフィアでは2026年3月にUber Eatsの食品配達ロボットが導入されたが、街は歓迎しなかった。

 フィラデルフィア、テンプル大学の専門家たちは、住民の同意なしに子どもや車いすの人が通る歩道に入り込むために邪魔者になっていると指摘する。

 また、配達員たちの仕事を奪うことや、巨大IT企業への不満も積み重なっているという。

 こうした反感から、フィラデルフィアでは導入から数週間のうちに、配達ロボットが夜中に蹴り倒されたり、上に座られたりする被害が起きた。

 10月には、ペンシルベニア大学の元教授である78歳の女性が「巨大企業が人間の労働者を切り捨てている」と抗議し、ロボットの進路をふさいで逮捕される騒ぎまで起きている。

この画像を大きなサイズで見る
Instagram@Madison Polidoro

人間らしい怖かわいさがロボットと人間の間を取り持つ

 人間と機械の仲を取り持つため、ポリドーロ氏はオリフィスに人間らしい要素をたくさん盛り込んだ。

 ぱっちりしたお目目や丸い顔など、人間の赤ちゃんのような特徴を取り入れつつ、一筋縄ではいかない不気味さをアクセントにした。

 アメリカではファービーやキャベツ人形のように、個性豊かな「かわいさ」が受け入れられる風潮にある。オリフィスもそっち寄りと言えばそうなのだろう。

 マサチューセッツ工科大学(MIT)の2015年の研究では、ロボットに名前と背景情報を与えると、人はロボットに親近感を持つことが分かっている。

 オリフィスはまさに、人間とロボットの中間的存在のキャラクターとして、両者の仲をとりもとうとしているのだ。 

人間に似せるだけではロボットとの対立構造は消せない

 しかし、オリフィスのように擬人化させてキャラクターを際立たせたところで、人間のロボットに対する嫌悪感を払しょくすることはできないと、テンプル大学の専門家は語る。

 まばたきをする目がついたUber Eatsの配達ロボットも、やはり蹴られているからだ。

 逆にロボットが人間に似すぎると、かえって攻撃の対象になる危険性もあるという。

 オリフィスが人と機械の親善大使になれるかという問いに、専門家は「たぶん無理でしょう」と答えている。

この画像を大きなサイズで見る
Instagram@Madison Polidoro

 人間が好む好まないにかかわらず、配達ロボットサービスは次々と拡大を続けている。

 日本でも配膳ロボットやお掃除ロボットなど、店舗内で活躍するロボットは多く見かけるが、お外となるとやはりいろいろ問題が生じそうだよね。

 とはいえ、Uber Eatsがここまで浸透したのなら配達ロボットも日本にやってくる日が来るのかもね。

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 1件

コメントを書く

  1. アメリカ人ってなんでこーゆーバタ臭さいれちゃうんだろーな
    ネズミーにもその傾向あるし
    連中 これがかわいーだぜ!ってホントに自信持ってだしてんの?

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

サイエンス&テクノロジー

サイエンス&テクノロジーについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

料理・健康・暮らし

料理・健康・暮らしについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。