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地球大変動の周期は2750万年と890万年、対象を広げた分析で裏付け

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(著)

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Image by unsplash / Diego Casiano
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 地球では大量絶滅や巨大な火山の噴火が何度も起きている。

 ばらばらに起きたように見える地球大変動について、アメリカのニューヨーク大学の地質学者が、海の生き物の絶滅から海底の広がる速さまで、種類の違う変動をまとめて年代順に並べ直した。

 すると大変動は約2750万年の間隔で繰り返しており、約890万年という短い周期でも見つかった。

 この研究成果は『Evolving Earth』誌(2026年4月3日付)に掲載された。

地球の大変動が起きた時期を年代順に分析

 カラパイアでは2020年に、アメリカのニューヨーク大学の地質学者マイケル・ランピーノ氏が、大量絶滅が約2750万年ごとに繰り返しているという研究を紹介した。

 その時の研究対象は陸で暮らす動物の絶滅10回だった。

 今回ランピーノ氏は対象を絶滅以外の大変動まで広げ、2750万年の周期をあらためて確かめている。

 地球の歴史をさかのぼると、生き物が大量に死に絶えた時期のほかに、大陸をおおうほどの溶岩が噴き出した時期や、海から酸素が消えた時期がある。

 規模の大きさ以外に共通点がないため、地質学者たちは長いあいだ、それぞれ別々の原因でたまたま起きたと考えてきた。

 ランピーノ氏は、こうした大変動を種類でわけずに、まとめて年代順に並べ直した。対象は過去2億6000万年の間に起きた89件になる。

 内訳は次の7種類である。

  • 海の生き物の大量絶滅
  • 陸で暮らす背骨のある動物の絶滅
  • 海から酸素が消えてしまう現象
  • 大陸をおおうほどの溶岩が噴き出す大噴火
  • 海水面の大きな上下
  • 海底が広がる速さの変化
  • プレートの内側で火山活動が活発になる時期

 岩石にふくまれる放射性の元素を測って年代を割り出す技術は、この10年ほどで精度が大きく上がった。

 ランピーノ氏は最新の測定値を使い、89件すべての年代をあらためて調べ直している。

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Image by Istock / :Delbars

大変動は約2750万年の間隔で繰り返していた

 89件を時間軸の上に並べると、大変動が集中して起きる時期が10か所に分かれた。

 山と谷の繰り返しを見つけ出す計算にかけると、最も強く現れた周期は約2750万年だった。

 偶然でこうなる可能性は低いと統計上は判断されている。

 恐竜が絶滅したのは6600万年前だから、そこから今日までの間に、大変動の波が2回通り過ぎた計算になる。

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Image by Istock / mikdam

約890万年という周期も同時に見つかる

 同じ計算から、約890万年というもう1つの周期も現れた。長さの違う2つの周期が、同じデータの中に同時に含まれていたことになる。

 地球が太陽のまわりを回る道すじの形は、円に近づいたり細長い楕円になったりを繰り返している。

 別の研究チームが2021年に計算したところ、形が変わる周期の中に、約900万年と約2700万年という2つの長さが見つかった。

 地質の記録から出てきた2つの数字と、ほぼ一致していたのだ。

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Image by unsplash / Michael Krahn

原因は地球の中か、銀河の中か、答えはまだ出ていない

 周期があるらしいことと、その原因がわかることは別である。ランピーノ氏は原因の候補を2つ挙げている。

 1つは地球の内部だ。

 地球のマントルは、想像もつかないほどゆっくりとした速さで循環している。マントルの流れが周期的に変化すれば、火山活動やプレートの動きが波打ち、影響は地表や海、気候、生き物にまで広がっていく。

 もう1つは地球の外である。

 太陽系は天の川銀河の中を回りながら、銀河の円盤の面を上下に横切っている。横切る間隔は約3200万年で、大変動が起きた時期と重なって見える。

 ただしランピーノ氏自身が、こうした考えは今の地質学の主流から外れていると認めている。

 数億年におよぶ範囲で周期を見つけ出す作業はそもそも難しく、古い時代ほど年代の誤差は大きくなる。

 統計の計算は、証拠が増えるにつれて消えてしまうような見かけだけの周期を拾うこともある。

 2020年の記事では、原因として彗星の飛来を取り上げた。

 今回の論文は地球の内部と銀河の動きに重点を置いている。地球が本当に鼓動を打っているのか、答えが出るまでには、まだ時間がかかりそうだ。

References: Sciencedirect / Earth's Greatest Catastrophes Seem to Follow a Mysterious 27-Million-Year Pulse : ScienceAlert

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この記事へのコメント 5件

コメントを書く

  1. >約890万年という短い周期

    短い…短いのか
    天文学的って言葉があるけど、スケールがでかい

    • +6
  2. 色々当てはまるね。そろそろかな?

    • 評価
  3. ま、次は889万9900年後だろうし・・・気楽に行こうぜ!!

    • +1
  4. それは何億年前から当てはまることなのか?
    たまたま数回だけ当てはまったのか?

    肝心なことが書かれていない

    • +1
  5. その周期が仮に正しかったとしても、次の大量絶滅等の大変動は人間のせいで周期関係なく近い未来に訪れるよ

    • +3

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