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うれしいニュース、マライヤマネコがタイで30年ぶりに再発見される

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(著) (編集)

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Jim Sanderson, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
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 タイで約30年間姿を消していたマライヤマネコが再発見された。 研究チームは、タイで30年近く目撃されていなかった希少なネコを写真に収めることに成功した。

 マライヤマネコは、ボルネオ島、インドネシア、マレーシアの断片的な地域に生息しているが、タイでは絶滅したのではないかと危惧されていた。

 タイ当局の研究チームは、2024年と2025年にタイ南部のシリントーン王女野生動物保護区に設置された自動撮影カメラを使用し、このネコを再発見した。

 タイ国内での確認は1995年以来のこととなる。野生ネコ科の保護団体は、タイの「野生生物保護の日」にあたる2025年12月26日にこの再発見を発表した。

30年ぶりにタイで再発見されたマライヤマネコ

 タイ国立公園・野生動物・植物局は、国際的な野生ネコ科動物の保護団体「パンセラ」と共同で、マライヤマネコの姿がタイ南部の低地で確認されたと報告した。

 報告によると、タイ南部、ナラティワート県にあるシリントーン王女野生動物保護区(別名トゥーダン泥炭湿地林)に設置された自動撮影カメラによる調査で、2024年に13回、2025年には16回、合計29回マライヤマネコの姿が記録されたという。 

 複数の子供を連れたメスの撮影にも成功しており、現地で繁殖が行われていることを示す重要な証拠とされている。

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カメラが記録した子供を連れたメスのマライヤマネコ Image credit:DNP/Panthera Thailand

 タイ国立公園・野生動物・植物局の局長、アタポン・チャルーンチャンサー氏は、報告の中で次のように述べている。

長年にわたり、マライヤマネコはすでに絶滅した可能性があると考えられてきました。

しかし、継続的な生息地保護と、過去1年間にわたる重点的な調査の結果、約30年ぶりにその姿を記録することができました。

国家野生動物保護の日に、この回復を報告できることは非常に象徴的です。
私たちが自然資源を守ることは、野生動物の生息地、そして国家の未来を守ることにつながります。

タイ南部でマライヤマネコが再確認されたことは、タイ国内のみならず、この種が今も生息している東南アジア全体にとって、保全上の大きな成果です

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シリントーン王女野生動物保護区の自動撮影カメラに捉えられたマライヤマネコ Image credit:DNP/Panthera Thailand

 また、パンセラ・タイのディレクターであるクリッサナー・ケーオプラン氏も、次のように喜びを語っている。

今回の発見は、科学と強力な保護活動を組み合わせることで、不可能だと思われていたことが現実になることを示しています。

この成果は、国立公園局と関係機関が、国の中でも特に脅威にさらされている湿地生態系と地域コミュニティの暮らしを守ってきた努力の結果です。

私たちは今後も、これらの重要な地域で研究と保全対策を拡大していきます

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マライヤマネコは東南アジアで最も小さい野生ネコ科の動物だ Image credit:DNP/Panthera Thailand

主に魚を食べる「平たい頭の猫」

 マライヤマネコ(学名:Prionailurus planiceps)は、ベンガルヤマネコ属に分類されるヤマネコの仲間で、タイ南部からマレーシア、インドネシア、ボルネオ島のブルネイなどの東南アジアに生息している。

 体長は40~56cm、頭部がやや平たい形をしているのが特徴で、英語では「Flat-headed cat(平たい頭の猫)」と呼ばれているそうだ。

 夜行性で、主に魚を捕食していると考えられている。魚の他には、甲殻類やネズミ、カエルなどを捕獲することもあるんだとか。

 水に覆われた湿地帯を移動するために、指趾の間に水かきのある足を持ち、爪を引っ込めることはできないという。

 だが、近年のプランテーション開発や宅地の広がり、マングローブ林の伐採により、マライヤマネコの生息地は減少の一途を辿っている。

 そのため、農家では家禽が襲われる被害が起きており、ボルネオ島などでは害獣とみなされて射殺されたり、罠にかかったりするケースも増えているという。

 下はマレーシア領土のボルネオ島、サバ州で撮影されたマライヤマネコの映像だ。

Flat-headed cat caught on camera

今回の再発見でレッドリストの見直しも視野に

 国際自然保護連合(IUCN)は、野生のマライヤマネコの生息数は、成体で約2500匹程度と推定しているが、正確な数はわかっていない。

 現在、レッドリストでは「絶滅危惧(EN)」に指定。タイ国内では長年確認例がなく、おそらく絶滅した可能性があると考えられていた。

 今回の再発見は、タイにおける長年の自然保護への取り組みがもたらした成果を象徴する出来事だと言えるだろう。

 パンセラのタイにおける保全プログラム・マネージャー、ラッタパン・パッタナーランサン氏は次のように語っている。

私たちは今回の新たな発見を、IUCNレッドリスト委員会に提出する予定です。これによって、マライヤマネコの保全ステータスが「絶滅の可能性」以外のものに更新されることを期待しています。

ただし、委員会からは、私たちがまだ十分に持ち合わせていない追加データを求められる可能性もあります。種の評価を完全に見直すためには、今後さらに数年にわたる調査が必要になるでしょう

 なお、パンセラによる最新の評価作業は現在進行中で、IUCNレッドリストおよびグリーンリストの更新版は2026年初頭に公表予定とされている。

Flat-Headed Cat Filmed In Thailand – The First Confirmed Sighting In Almost 30 Years

追記(2026/01/01)誤字を訂正して再送します。

References: Nationthailand / Popsci / Livescience

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この記事へのコメント 14件

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  1. やはり
    段ボール箱は
    お好きなのだろうか

    • +22
  2. 凄く原始的な風貌だね、まるで恐竜絶滅後に
    大型化し始めたばかりの哺乳類みたいだ。
    夜行性傾向も強いんだろうね、だから30年も
    発見されなかったんだろうなぁ。
    暗いジャングルの中で細々と命を繋いでいた事に
    感動するなぁ。

    • +30
  3. 脚細っ!大丈夫か?野生で駆け回ったら折れちゃいそうなくらいに細いぞ!

    • +6
  4. タイ南部ののシリントン王女野生生物保護区
    「の」が重複

    減少の一歩を辿っている
    「一途」じゃない!?

    シリントン王女野生生物保護区
    シリントーン王女野生動物保護区
    統一しようよ!?

    • -14
  5. タイ南部だとマレーシアと接してるから、あっちの生息域と繋がっているのかな。
    保護区がどこかはよくわからなかったけど。

    • +2
  6. 猫の持つ「サルっぽさ」の部分を抽出して作ったよう猫

    • +12
  7. 日本で代表的な
    マライヤ真似っ子は、ミラクルひかるさん。

    • -1

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