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体長1.2メートル!スコットランドの森で絶滅危惧種の巨大なヤマネコが発見される。

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(著) (編集)

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 一般的なイエネコの体長の平均は46センチメートル(尾を含まない)だ。

 ところが、イギリスのスコットランドの森で発見されたその猫は体長1.2メートルもあった。絶滅危惧種であるヤマネコのスコティッシュ・ワイルドキャットは地元では尊い存在として大切にされてきたが、個体数が減少した現在ではその野生の姿をとらえるのも難しくなっている。

 しかし今回カメラがとらえたのはかつてないほど大きなスコティッシュ・ワイルドキャットの姿だった。

Clashindarroch Beast Scottish wildcat footage from Wildcat Haven

体長1.2メートルのスコティッシュ・ワイルドキャットが見つかる

 上の動画は先月27日に公開された過去最大級のスコティッシュ・ワイルドキャットの姿で、体長およそ1.2メートルはあると見積もられている。

深夜、ハイランド地方クラッシンダロックの森に警戒しながら現れた

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image credit:youtube

保護スタッフが置いておいた餌を少しずつ食べている

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image credit:youtube

 映像を記録したのはワイルドキャットヘブンという団体のスタッフだ。

 今回の隠しカメラの設置場所は食べ物の残りやにおいなどの痕跡から推測したもので、そこを横切ったワイルドキャットの姿がうまくとらえられたという。

「獣」や「タイガー」の名で敬愛される野生の猫

 スコティッシュ・ワイルドキャット(学名:Felis silvestris grampia)はヨーロッパヤマネコの一種だが、地元の人々は親しみを込めて「クラッシンダロックの獣」または「ハイランズ・タイガー」と呼んでいる。

 ●スイスで再導入された幻のヤマネコ、「ヨーロッパオオヤマネコ」の野生の姿をとらえた写真と生態系に関する話:カラパイア

 個体数は減少しているため保護対象になっているが、スコットランド北部の人里離れた松林の中でわずか数百匹が生息していると考えられている。

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image credit:youtube

 しかし野生化したイエネコとの交雑も進んでいるため、純粋な個体は主な生息地であるハイランド地方にもいないという説もある。

 が、今回の映像によってその主張が覆されることになりそうだ。

かつてはイギリス全土に生息。イエネコよりも密度高めな野生猫

 スコティッシュ・ワイルドキャットはかつてイギリス全土に生息していた種で、1万2千年ほど前にヨーロッパ本土からやってきたと考えられている。

 彼らはイングランドやウェールズ、スコットランド南部では罠にかけられたり狩りの獲物になるなどして絶滅の危機に瀕する一方、ハイランド地方では崇拝されていた。

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image credit:commons.wikimedia

 この猫たちはイエネコとも別種で、ほぼ同じ大きさでも体重が2倍ほどもあり密度が高めらしい。また体もイエネコより丈夫だ。

 一番の特徴は、モッフリと太く先が黒い縞柄の尾。毛並みは厚めで、体にも暗色の縞模様がくっきりついている。気性は大胆不敵だが追いつめられると恐ろしく獰猛になる。

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image credit:Airwolfhound/CC BY-SA 2.0

 なお、食性のほとんどはウサギやネズミだが、その獲物も野生化したイエネコに奪われつつあるという。

本格的な種の存続に取り組む計画も

 現地の慈善団体はこの種を保護すべく、野生化したイエネコの避妊や去勢をする予定だ。その範囲はスコットランド内の1600平方km以上にわたるという。

 スコティッシュ・ワイルドキャットは、世界で最も希少な動物の1種でもある。スコットランドの手つかずの自然と生態に不可欠な存在でもある野生の猫たちの存続は、現地の活動にゆだねられている。

References:atlasobscura / eolなど /written by D/ edited by parumo

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この記事へのコメント 29件

コメントを書く

  1. 動画に映ってるのは野生化したイエネコじゃないの?

    • +17
  2. これがホントに体長1.2mだとしたら
    ボディバランスがちょっとおかしいような…
    大きめのイエネコに見える

    • +17
  3. ブリテン島に大型ネコ科動物いるじゃねえか!エイリアンビッグキャットの正体コイツじゃないのか!?

    • +3
  4. 映像を観る限り、頭部と体つきの所為か1.2mもあるように見えない
    1.2mだとヨーロッパ山猫より随分大きいけどオオヤマネコになるのかな?

    • +9
  5. 比較対象が無くて良く分からない
    向井の家のタマと言われたらそんな気もするし

    • +1
  6. 絵の作者に言いたいことがある
    なんでこの状況で、「耳が寝てる」のか!!

    • +4
  7. あれ?
    エイリアン・ビッグ・キャットの正体って…

    • +1
  8. 家猫と交雑してしまっていそう…!!

    • 評価
  9. イエネコって完全野生化できるってことかな?

    • +1
  10. イエネコとは交雑出来ないんじゃないかな
    出来るんやろか。出来たらウルフドッグとかコイドッグのような種類になりそう

    • 評価
    1. 模様はスコティッシュヤマネコだから野生個体だろうけど、大きさはどうかなぁ

      ※19
      スコティッシュの元となったヨーロッパヤマネコの亜種のひとつがイエネコの原種のリビアヤマネコですので繁殖はなんら問題ないですね。
      むしろ毛並みと体の大きさが違うだけでわざわざ分ける必要があるのか?とまで言われることも。

      • +3
  11. いや、どう見てもイエネコにしか見えないんだが

    • +1
  12. 崇拝したハイランド、有能。
    密度が高いのか。
    猫のTNR、宜しく。

    • +1
  13. ヤマネコと気づかずに飼ってる家がありそう

    • +2
  14. 私もこの動画はイエネコだと思います。
    大きさの比較出来るものが無いし、体格がヤマネコとは思えない。(脚がもっと太いですよ。)

    • +3
  15. 尻尾が太いからイエネコとは別種な感じするね
    完全野生の山猫って警戒心強そうだけどスタッフさんが設置したエサに釣られちゃうくらい逼迫してるのかな

    • 評価
  16. フォルムがイエネコにしか見えないな
    体長1.2メートルというのも何を基準に算出したんだろう

    • 評価
  17. この大型個体の猫と大きな猫種合わせて大型化させて猿狩り用に品種改良して日本の山に放したい。

    • 評価

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