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パトカーにこっそりGPSをつけ、自社トラックの取り締まりを逃れていた運送会社の社長が逮捕

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(著) (編集)

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 警察の裏をかく逆転の発想。つまりは立派な犯罪なのだが、先月中国で、運送会社を経営する女性が警察車両に仕掛けたとんでもない犯行が発覚し、その後逮捕される事件があった。

 なんとこの社長、自社のトラックへの取り締まりを逃れるために、GPS でパトカーをこっそり追跡するという思いつきを実行したのだ。

 大胆にも自ら6台のパトカーにGPSデバイスを取り付け、その位置をトラックドライバーに知らせることで、取り締まりを余裕で回避してたのだ。

取り締まり逃れのためパトカーにGPSを仕掛けた運送会社の社長

 このたび取り締まり逃れのため、パトカーにGPSを仕掛けた罪で逮捕されたのは、湖北省襄陽市でトラック運送会社を経営していた Zhu という名の女性だ。

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イメージ写真 image credit:Charles Chen/Unsplash

 Zhu は、自社のトラックドライバーが検問などの取り締まりのたびに車を止められ罰金を科されずに済む方法を考えていた。

 そこで思いついたのが、市内を巡回するパトカーを追跡するアイデアだった。パトカーの位置を正確に把握できれば、ドライバーはそこを避けるだけでいい、というわけだ。

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イメージ写真 image credit:Jose Martin Ramirez Carrasco/Unsplash

GPSトラッカーを入手し自身でパトカーに取り付け

 メディアが明かした Zhu 本人の自白によると、Zhu は2023年6月にネットでマグネット付きGPSトラッカー6個を購入。

 そして深夜に自らパトカーの駐車場に侵入し、車体の下部にそのデバイスを取り付けた。

 それを3度にわたって行い、6台すべてにデバイスをつけ終えた Zhu は、パトカーの位置情報を受信しては、スマホのアプリを介してドライバーに知らせていた。

 それを先月発覚するまでのおよそ半年間、ずっと続けていたという。

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photo by iStock

当局がパトカーの車検の際に偶然見つける

 あろうことかパトカーを利用して、警察の裏をかいていた運送会社の社長。実はその犯行が発覚したきっかけは偶然だったという。

 今年1月22日、当局がパトカーの定期点検を行った際、車体の下のシャーシ部分に不審なボックスがあるのを発見。

 そのボックスの内部から、位置情報を取得・発信するデバイス、GPSトラッカーが見つかった。

 そしてさらなる検査の結果、襄陽市を巡回するパトカー11台のうち、なんと6台に同様のボックスが仕掛けられてることが判明した。

 1台どころか6台とはとんでもない所業だが、ただちに警察は追跡に使用されていたSIMカードの痕跡から犯人捜査にかかり、まもなく市内在住の Zhu を特定した。

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イメージ写真 image credit:ben ali/Unsplash

逮捕後に拘留8日間と1万円の罰金

 その後 Zhu は、GPS によるパトカーの追跡という前代未聞の罪で逮捕され、8日間の拘留と500元(約1万円)の罰金を科せられた。

 しかし警察車両に追跡装置をつけるとは。フィクションの世界かな?って話だが、実際には大ごとなんじゃなかろうか。

 というか停めてたパトカーの管理体制というか、せめて駐車場に監視カメラとかなかったのかな?って感想もあったりなかったり。

 しかもその刑が1週間程度の拘束に1万円の罰金って。欧米ならより深刻で重大な犯罪行為とみなされるとの見解もあるが、確かにずいぶん軽い気もする。

 まあその辺はさておき、改めていっとくが、このような行為は犯罪なので絶対しないようにだよ。

References:odditycentral / chinadailyなど /written by D/ edited by parumo

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この記事へのコメント 18件

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  1. 下部ってことは電源は車内から引っ張れないだろうに半年もよくもったな。
    定期的にバッテリー交換でもしてたのか、車載用の大きいバッテリーごとつけたのか…

    • +3
    1. >>1
      振動から電力を取り出す仕組みもあるから
      そういうのと組み合わせた可能性

      • +1
  2. 日本だと取り締まり場所は警察の公式サイトに載ってるので
    犯罪行為に手を出す必要性ない

    • -3
    1. >>2
      目的は「安全運転を励行させる」ってことだから完璧じゃないけど公開は意味のあることですね。
      私事で申し訳ありませんが30年くらい前に北米をツーリングしたときに現地で聞いた話で、当時は警察無線は積極的に聴けるようにしていたとか。理由は取り締まりをしているという情報を聞けばそこでは運転はよくなるでしょう?とね。受信できるラジオをもっていなかったので私には無縁ではありました。あと道路に時々Tみたいな字があったら速度に気をつけろとも言われました。そのT字を何個か通過するときの通過時間で(上空の飛行機から見ていて)速度をはかるのだよと教わりました。ほとんどの場所でフリーウェイは55mph(88km/h)制限でしたが、120km/hくらいで走っていて違反を咎められたら「メートル法のメーターだから計算ができなくてスマン、見逃してくれ」と言おうと思ってたんですけど幸いにして速度違反では一度もつかまりませんでした。しかし国際ナンバーで走っていたのでパトカーでパトロール中の警官によく止められました。国際免許を見せて照会は(当然ですが)毎回パスで、警官と話をするなどなかなか得難い体験だったと思います。

      • -1
  3. 警察車両にマグネット貼ったのは車両を傷つけたわけじゃないから回復可能な迷惑行為的な微罪に問えるかどうか…カチあわさないように動いてたから公務執行を妨害したわけでもないし…勝手に持ち物にGPSを仕込むのがプライバシーの侵害方面でいける?かも?
    複数SIMの入手も全部正規の契約だったとしたら何に引っ掛かるのかしら。

    • +2
  4. そもそも検問で罰金科されるのは何故なのか

    • +2
    1. >>9
      へぇ~、中共だと罰金なんだ。
      日本だと反則金という過料で刑事罰(前科の付く)罰金は、正式に裁判をして刑事罰を受けないと検問引っかかったくらいでは前科はつかないんだよね。

      中共では、検問で引っかかっただけで裁判もなく刑事罰か。

      • -1
    2. >>9 >>15
      中国語の記事だと、
      「罰金」でなく「罰款」になっていたから
      刑事罰じゃなくて行政罰(日本の反則金に相当)だな。

      というか、パトカーへのGPS設置も「罰款」な上、
      8日間の拘留も「行政拘留」であって刑事拘留じゃない模様。
      だから記事末尾で「えっ、法執行機関への妨害が
      そんな刑法にも触れない微罪なの?」という筆者コメントがある。

      • +4
  5. いや…いずれバレるの分かるのになぜ実行したw

    • +2
  6. 罪状が書かれていない…何罪で捕まって罰則が行われたのか、気になる
    ついでに日本だとどうなるのか?も気になる

    • 評価
    1. >>12
      日本なら公務執行妨害じゃない?
      証拠があれば不法侵入と、GPSの取り付け方次第で器物損壊かな

      • +1
  7. 日本だとオービスや警視庁の監視カメラが首都高の速度違反を監視してますのでパトカーだけ追跡を逃れても、ねぇ

    • +2

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