この画像を大きなサイズで見る日本ではあまりなじみのないキューバだが、いろんな意味で興味深い国営アイスクリーム専門店があるのをご存じだろうか?
カリブ諸島の国キューバの首都ハバナにある「コッペリア パーク(Coppelia Park)」は、世界最大のアイスクリーム店だ。
一度に1000人のお客が座れる建物は外観も独特で、まるでUFOみたいなドーム型になっている。
実はここ、キューバのかつての最高指導者であり無類の乳製品好きだったフィデル・カストロが建てたもので、その店名も彼が愛したバレエ作品にちなんでいる。
オープンからおよそ60年経た現在もキューバ―文化のシンボルとして国民に愛されている巨大アイスクリーム店をみてみよう。
キューバにある世界最大のアイスクリーム店コッペリア パーク
世界最大のアイスクリーム専門店「コッペリア パーク」は、アメリカのフロリダから約150キロ南、カリブ海の島国キューバの首都ハバナにある。
一度に1000人収容可能なこの店は外観もユニーク。まるでUFOみたいなドーム型をしてるのだ。
この大きさや見た目だけでも充分にユニークだが、ここはただおいしいアイスがいただけるだけのお店ではなく、地元の人が誕生日のお祝いや初めてのデートといった節目の時に訪れるなど、キューバ文化に欠かせない重要な場所なのだ。
実はここコッペリア パークの創設者はキューバの革命家であり元最高指導者の故フィデル・カストロ。
アイスクリーム好きなカストロが1966年にこの店を建設、自身のお気に入りのバレエの作品である「コッペリア」と命名したのだ。
この画像を大きなサイズで見る別名「アイスクリーム大聖堂」聖地巡礼のごとく3万人が訪問
2 階建てのドーム型をした「コッペリア パーク」の建築様式はUFOっぽいともいわれるが、実はブラジルの建築家オスカー・ニーマイヤーによるブラジリア大聖堂をヒントにしている。
そのため「アイスクリーム大聖堂」という通称でも有名だ。
そんなコッペリアパークには1日およそ3万人以上のお客が訪れる。
まさに聖地巡礼のごとく、毎日のようにアイスクリームを求める長蛇の列ができ、店内はもちろん緑豊かな公園に設置されたテーブル席も次々埋まってゆく。
地元はもちろん、世界中のアイスクリームマニアがこぞって押し寄せ、キューバの名物アイスを堪能するのだ。
大きなコッペリアパークの外の庭にもアイス用の席がある
革命に成功したカストロがアメリカを超えるアイスクリーム店に着手
かのフィデル・カストロがアイスクリーム好きだったとはほほえましい話だが、伝えられる話によると、カストロがコッペリア パーク建設を命令した時期は共産主義革命の成功直後だったという。
その際、乳製品に目がなかったカストロは、アメリカのアイスクリームメーカーのハワード・ジョンソン社からアイスクリーム28個を取り寄せたそうだ。
それを食べたカストロは、キューバでもっと大きくて味も良く、かつ誰でも買えるほど安いアイスクリームを作ることに決めたという。
そのアイデアが功を奏し、コッペリア パークは大盛況。多くの人がアイスクリームを楽しめるようになったのだ。
アメリカ人も認めたおいしいアイスがキューバ人の誇りに
たくさんの人が買ってすぐその味を楽しめるよう、テーブルとベンチがある公園を併設するなど工夫を凝らしたコッペリア パーク。そのオープン直後、インタビューに応じたカストロはこう語っていたそうだ。
革命前の国民はハワード・ジョンソンのアイスクリームが大好きだった。これはアメリカ人より我々のほうが何事もうまくできるという証になる。
実際そのおいしさは当時のアメリカ人も認めたほどで、最盛期には26種ものフレーバーをそろえるなど大好評を博した。
彼らのアイスクリームはキューバ人の誇りとして、世界中の共産主義の要人にドライアイス付きで送られることさえあったのだ。
この画像を大きなサイズで見る毎日35,000人が購入。キューバ国民は1スクープ6円の安さ
だがこれまでの約60年には試練もあった。
その後ソ連崩壊の影響で、経済危機に陥ったキューバは乳製品の自給力不足から、バターかアイスクリームかの二択を迫られ、やむなくバターの配給量を減らし、助成金で賄われたアイスクリームを選ぶといった苦渋の選択を行った。
また近年では品切れやサービスや品質の低下、といった批判にさらされるなど、業界に起こりがちな問題に悩まされることもあるが、その人気は絶えることなく毎日35,000人のお客に計16,000リットルものアイスクリームを提供している。
ちなみにここのアイスクリームのお値段は、キューバ国民なら5種のフレーバーでわずか5キューバペソ(約30円)だそう。つまり1スクープ6円という安さ。
国営につき外国人観光客用はもっとお高い(25倍という声も)そうだが、定番のバニラにチョコレートソースとかもうまいんだそうだ。
この画像を大きなサイズで見る25倍だとして1スクープ150円か。確かに地元の人よりおそろしく高価だけれどもし行ったら食べてみたいな。
キューバ文化の大切な象徴であり、子どもも大人も笑顔にするアイスクリームの提供は今後もこの国で連綿と続いてゆきそうだ。
追記:(2023/08/01)本文を一部訂正して再送します。
References:odditycentral / bbcなど /written by D/ edited by parumo

















連日の猛暑日でアイスが主食みたいになってるわ
自国民と観光客とで料金設定が違うのうらやましい。
オーバーツーリズムが問題になっている日本でも、京都のバス料金とか、
通勤通学の時間帯の電車とか、適用してくれないかな。
その昔、高速道路公団ってものがあってですね。
今は民営化してネクスコというのですか。
高速道路で一般人が気づくサービスはパーキングエリアくらいですが、
公団のときよりも格段にきれいになって、レストランもおいしくなって
色々とよくなったんだけどね。
それを知っているから、国営アイスクリーム屋がおいしいというのは意外。
それともカストロ肝いりの事業だから、気を抜けないのかな。
同じ共産圏の旧ソ連もアイスクリームが美味くて有名だったんだよね
国家事業でアイスクリーム大国のアメリカに対抗心燃やしてたから品質の基準がものすごく高くて厳しかったらしい
オホホホ バターがなければアイスを塗ればよくってよ!
>>8
蜂蜜塗ったトーストにバニラアイス乗せるの美味しいよね。体重計に乗りたくなくなるけど。
バーボンそのままグラスに注いで、バニラアイス1カップ落とすのが好きだ。
シェイクみたいになった頃が飲み頃だな。
ラクトアイスはダメだ。ちゃんと脂肪のあるやつでないと。
私の中の「いつか行ってみたい場所」に登録された
スクープって何の単位だ?
>>13
アイスクリームをすくう丸い道具一個分だよ。サーティワンとかであるやつ。
まぁMとかLとかあるけど
何処となく学食みたいな雰囲気があっていいね。