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鉄槌のごとく降り注ぐ雹に打たれながら卵を守り抜いたミサゴの母鳥

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(著)

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 鉄槌の如く全身を叩きつける雹(ひょう)。だがミサゴの母鳥はどんなに体を打たれようと、その場から動くことを拒みつづけた。

 すべては愛する我が子を守るためだ。母鳥は自らの命を危険に晒しながら、雹に耐え続け、見事に卵を守り続けたのだ。

 アメリカ、コロラド州の自然公園にあるミサゴの巣に設置された観察カメラはその一部始終をとらえていた。

Osprey Withstands Hail Storm

卵を守るため、全身を雹に叩きつけられる母ミサゴ

 コロラド州、ボルダー郡ロングモントの自然公園にある、ミサゴの巣に設置されたライブカメラが驚きの光景をとらえていた。

 ミサゴは魚を好んで食べるタカ科の鳥で、英名はオスプレイ。そう、軍用機「オスプレイ」の名前の由来となった鳥だ。

 5月9日の夜、あたりは激しい雹嵐に見舞われた。巣の上空に暗雲が広がり、急に降り出した雹の大粒があらゆるものを打ちつける中、ミサゴの母鳥は羽を広げながら、巣の中の卵を守り続けた。

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 母鳥は豆粒ほどの大きさの雹に打たれ続けたが、それでも1度も巣から離れなかった。

 数時間にわたり降り続いた雹の嵐の中、一度も動くことなく巣の中で卵を抱きしめ続けた母鳥の姿はライブ映像で配信されており、その愛情の深さに多くの人が感動した。

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母鳥の愛情と献身で、無事に卵を守り抜く

 そしてようやく雹が去っていった。母鳥の我が身を犠牲にした献身は身をを結び、すべての卵が無事だった。

 母親は卵を一つ一つ入念にチェックした。

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 「数週間後にはかわいいヒナの姿を見ることができることを期待しています」とボルダー郡自然公園のスタッフは語った。

 動画のコメントでは、「なぜ巣の上に保護用の屋根を建設しなかったのか?」と疑問を呈する声が上がった。

 だがスタッフによると、ミサゴは開けた場所に巣を作ることを好むため、あえて保護用の屋根は作らなかったという。

 この巣に設置された観察カメラは2011年につけられたものだそうで、それから12年にわたり、この母親ミサゴとつがいとなるオスのミサゴはずっと元気だったという。

 ただし、この巣には、別のミサゴのオスやメスも現れたことがあるそうで、ちょっとした不倫系のドラマ的展開もあったりしたそうだ。

 そういった問題を乗り越えて、今は仲良く元のさやに納まったようで、この雹嵐を乗り越えた母鳥の勇気と愛情は、彼らの関係が強固であることを証明しているのかもしれない。

 なにはともあれ、鳥類の子供(卵)を思う我が身を犠牲にした愛情は毎回感動せずにはいられないのだ。

written by parumo

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この記事へのコメント 30件

コメントを書く

  1. 心温まる感動のお話なんだけど
    しれっと昼ドラのドロドロした小話を盛り込んでくるところも流石です💦

    • +14
  2. 火曜サスペンス劇場みたいな世界だ
    今回の音楽は体温(パラダイスロスト)が似合うかもね

    • 評価
  3. 卵が無事で良かったね。
    母ちゃんお疲れ様!元気でかわいい雛がうまれますように。

    • +23
  4. 何故屋根をつけなかった?って意見は、気持ちはすごくよくわかるんだけど
    安易に野生生物の生態や生死に介入するのもね…

    • +34
    1. >>5
      皿みたいな巣だから
      屋根つけたら飛び立つのも舞い降りるのにも邪魔だろうに。
      木の幹の横穴の巣なら屋根は邪魔にならないが。

      • 評価
  5. 豆粒サイズだったからまだしもだけど、
    たまにニュースになるような野球ボールサイズの雹が降ったら
    命を落とすかもしれないな。
    それとも本気でヤバい時は卵を諦めて避難するんだろうか。

    • +7
  6. ライブ配信見て雹から守りたくなるとこだけど
    人間が近づいて母親が卵放棄して逃げちゃったりとかあるだろうから見守るしかないんだろうな

    • +11
  7. 雹かなりでかいじゃん
    鳥って体軽くするために骨の構造が脆いのに大丈夫なんか

    • +11
  8. 巣にいっぱい雹がたまってる!?
    よく耐えたな〜

    • +13
  9. その頃人間の親は子供を車の中に置き去りに・・・・

    • -6
  10. 雹が降ると数分で真冬のように寒くなるんだよね
    「イタッ、イタッ」って揺れながら守ってるのが健気

    • +10
  11. > ただし、この巣には、別のミサゴのオスやメスも現れたことがあるそうで、ちょっとした不倫系のドラマ的展開もあったりしたそうだ。

    この話に何の関係もない話で萎えた

    人間の倫理を動物に持ち込むのは、動物を擬人化する人間のエゴ

    • -9
    1. >>16
      そういう自分の意見を押し付けようとするのもエゴだけどな~

      • 評価
    2. >>16
      巣の乗っ取りかもしれないし。
      恋愛脳って莫迦みたい。

      • 評価
  12. これは運良く大事に成らずに済んだけど自然災害の度にこういうピンチが有るんだよな
    困るのは人間だけじゃないんだなって改めて思うわ

    • +6
  13. ライブ映像で見た人はすごい感動だったろうなぁ

    • +4
    1. >>18
      いやー自分だったら多分心配で見ていられないと思う

      • +11
  14. 母鳥「この子は死なないわ、私が守るもの… ATフィールド 全開っ!」

    • 評価
  15. 人間には小さい雹だけど鳥さんからみたら直系20cmだぞ

    • +2
  16. 助けに行ったりしたら親鳥を驚かせて色々台無しにしてしまうかもしれないし、見守るしかないよね
    痛かっただろうに頑張ったね…

    • +4
  17. 母は強し!愛は強し!心が洗われます!

    • 評価
  18. 自然に介入するのはおこがましいという意見はもっともなんだけれども、その自然(鳥の居場所)を破壊したのは人間張本人だと思うと、保護を名目に監視してるのであれば、少しは保護してあげてもいいのではとも思ってしまう。
    見てるだけなら保護なんかいらないだろうし。

    • +3
    1. >>29
      販売目的の密猟者(人間)や
      木を切り倒して開発したい奴(人間)や
      大型の鷹を趣味で撃ち落としたい奴(人間)からの保護だぞ。

      • +1

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