
オーストラリアで時に恐れられているのは、カササギフエガラス(通称マグパイ)だ。その攻撃はかなり激しく、一度ロックオンされたら最後、執拗に攻められ、怪我を負う羽目になる。
そんな中、マグパイに襲われたという仲間たちに「奴らはフレンドリーだぜ。俺は一度も襲われたことがないよ」と自慢げに話していた男性が、その後すぐ!背後からマグパイの猛攻撃を食らったのだ。もしかして、話聞いてた?
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image credit:7NEWS Sydney/Facebook
人を攻撃するカササギフエガラス
オーストラリアでは「マグパイ」と呼ばれているカササギフエガラスは、繁殖シーズンになると、特にオスが攻撃的になり、人を襲うことで知られている。マグパイの攻撃を受けないよう、外に出た時には注意を必要とするわけだが、急降下して頭突き、腕突き、脚突きをしてくるマグパイは、ある種の生物兵器で、怪我人が続出する。
ニューサウスウェールズ州レイモンドテラスに住むマイケル・マードックさんの複数の友人も、9月にマグパイに攻撃されていたそうだが、仲間内でこう語っていたという。
俺は一度もあいつらに襲われたことなんてないぜ。むしろ、奴らは結構フレンドリーだと思ってるよ。だが、この「一度も襲われたことない自慢」が裏目に出た。
皮肉にもその直後、マイケルさんはマグパイの襲来を受け、ものすごい攻撃に遭ってしまったのだ。

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突然の猛攻撃を受け地面に転倒するマイケルさん
友人たちと路上を歩いていたマイケルさんは、マグパイに突然襲われる事態に見舞われた。急降下したマグパイは、マイケルさんの腹部や脚にひっかき傷や切り傷を負わせながら、執拗に攻撃を繰り返していた。
後ろにいた友人がその様子を撮影しているが、マイケルさんは何度も襲いかかってくるマグパイにたまりかねて、転倒し、地面にうつ伏せになった。

image credit: youtube
襲われたことがないと言っていた直後だっただけに、地面に倒れてしまったマイケルさんの姿からは、打ちひしがれた感が漂う。マイケルさんによると、頭の後ろに突風が吹いたような感覚を味わった途端、甲高い鳴き声をあげて襲撃されたそうだ。

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ドンキーコングのようだった。自分は、これ以上ないほど叫んで、走って、逃げ回ったよ。後のメディア取材でこのように話したマイケルさん。もしかしたら、マグパイの巣の近くを歩いていたのかも知れないが、襲われたことがトラウマになってしまったことは間違いないようだ。
あれ以来、この時期マグパイが怖くて外を歩けないと思うようになったね。今言えるのは、マグパイを舐めちゃいけないってことだけだよ。

pixabay
マグパイの繁殖シーズンは7月〜12月で、ちょうどヒナが巣にいる9月はピーク時期にあたる。攻撃的になるのはわずか10%のマグパイで、その期間のみだと言われている。
だが専門家によると、フエガラス科のマグパイは賢くて記憶力が非常に良く、「一度攻撃した人間を何年も覚えている」そうだ。
となると、不運にも一度襲われたマイケルさんは、今後もマグパイにロックオンされる可能性があるってことだ。
References:NSW man attacked by magpie moments after bragging to mates about never being swooped/ written by Scarlet / edited by / parumo
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コメント
1. 匿名処理班
別名"サイクリストの悪夢"
2. 匿名処理班
魔女の宅急便を思い出すw 多分違う鳥だと思うけど・
3. 匿名処理班
春先とかに超兇暴なカラス夫婦がいる公園を通らなきゃいけないときは晴れてるときでも傘差してたりしたな
4.
5. 匿名処理班
私もたまたま被害に遭ってなくて助かってることがいくつかあるけど敢えて口に出さないようにしているんだ
この記事のマイケルさんみたいに直後に被害に遭うような予感がしてるから
6. 匿名処理班
「奴は勝った気でいやがる」
「そうらしい。では教育してやるか」
7.
8. 匿名処理班
フリとしては最高www
9. 匿名処理班
ばいおはざーど
10. 匿名処理班
傷跡が容赦のない攻撃を物語る…襲われたらマジでトラウマになるな