待ってろ今助ける！仲間の紐を噛みちぎって助け出した犬

　紐に繋がれた仲間の犬を助け出そうと奮闘する犬。紐をなんとか噛みちぎり救出に成功。2人は嬉しそうに寄り添いながら駆けだしていった。

　とても感動的な犬の友情が分かる動画だ。

　だがいったいなぜ、犬は繋がれていたのだろう？飼い犬なのだろうか？野良犬なのだろうか？いろいろ疑問が沸き上がるよね。

　その詳細はのちほど説明しよう。

　

仲間の紐を噛みちぎり、解放する犬

　その小型犬は短い紐で繋がれていた。それを見た仲間の犬は、いてもたってもいられなくなったようで、なんとか開放を試みる。

　必死に紐を噛み、仲間を救出することに成功！ 　2匹の犬は仲良く駆け出して行った。犬が仲間の犬を救う美しい友情物語だ。

いったいなぜ、犬は繋がれていたのか？

　動画だけ見ると、犬たちの感動的な救出物語に見える。でもいったいどういう状況なのか？いろんな疑問が沸き上がるよね。

　小型犬は捕獲された野良犬なのか？それともつなぎっぱなしにされている飼育放棄された犬なのか？悲しいストーリーが頭をよぎるが実はそうではない。

　実はこの犬たちはメキシコに住むガマリエル・サントス・ヤニェスさんと彼のガールフレンドの最愛の飼い犬である。

　繋がれていた小型犬の名はボビー、助けた犬はゼイソンという名だ。実はボビー、これからお風呂に入る予定だったのだ。

　お風呂に入っている間、逃げ出して体を汚してしまうので、入浴する時には繋ぎながら行うという。メキシコでは一般的なスタイルだそうで、入浴中地面に出られないよう紐も短めなんだそうだ。

犬は入浴から仲間の犬を救っていた

　そのお風呂の準備をしている間、ボビーをあらかじめ繋いで置いた時、ゼイソンがボビーの紐を解き放ったのだ。

　確かにゼイソンはボビーを救った。ただしそれは「入浴」から救ったのだ。

　ゼイソンはとにかくすぐにボビーと一緒に遊びたかったらしい。「お風呂なんか入ってないで一緒に遊ぼう！」ということで、紐を食いちぎったのだ。

　解き放たれたボビーは大喜びでゼイソンと走り出していったというわけだ。

　確かに犬の美しい友情物語ではあるが、飼い主にとったらちょっと面倒なことになっているね

　ヤニェスさんによると、2匹が紐で繋がれるのは散歩の時か、お風呂に入れる時だけだという。

　また散歩のときは2匹とも紐を嫌がらずにちゃんとつけてくれるそうだ。散歩用の紐はしっかりしてるね。生半可な紐ならゼイソン噛みちぎれるものね。 　2匹は子犬時代に飼い始めてからすぐに仲良くなり、切り離せない仲になったという。紐は引きちぎっても、2匹の絆は引き裂けないくらいにね。

References:Nice Dog Steps In To Help His Tied Up Friend Escape - The Dodo / written by parumo
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