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災害現場で生存者を探し出すために開発されたドブネズミ型ロボット

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(著) (編集)

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 災害現場で被災した人々の命を救うには、一刻も早く探し出さなくてはならない。だが人災、天災を含め瓦礫に埋もれたような場所では、なかなかそれが叶わない。

 そこで開発されたのがドブネズミ型のロボット「SQuRo」だ。

 あえてドブネズミをモデルにした理由は、狭い空間や凹凸のある地形であっても難なく通り抜けられるからだ。

 本物のドブネズミのような身体能力を活かし、災害現場で生存者をいち早く発見することを目的としている。

Searches for survivors at disaster sites may soon be carried out by ROBOT RATS

ドブネズミのような身体能力を生かして被災者救助

 北京理工大学の研究グループが開発したドブネズミ型ロボット「SQuRo」とは、「Small-sized Quadruped Robotic」の略で、すなわち「小型四足歩行ロボット」という意味だ。

 モデルはまさに「ドブネズミ(rattus norvegicus)」で、脚部と腰(2ヶ所)と頭部(2ヶ所)に2自由度(動かせる方向が2つある)を持たせてあるのが特徴だ。

 これはネズミの長くしなやかな背骨を再現したもので、ボディをサッと曲げ、素早い方向転換を可能にする。

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 SQuRoの最小回転半径は体長のわずか0.48分。これまでに開発された同サイズのロボットに比べてずっと小回りが利く。

 スリムで軽いこともSQuRoの特徴で、重力は220グラムしかない。それでいて200グラムまで運べるので、カメラやセンサーの搭載だって問題なしだ。

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 転倒しても立ち上がり、90ミリの狭く不規則な形の通路でも通り抜ける。高さ30ミリの障害物でも乗り越え、15度の傾斜でも怯むことなく歩き続ける。

 こうした運動能力の制御を担うのが、内臓マイクロプロセッサーだ。「地面反力」(接触している地面から受ける力)を検出して、自動的に4つの動作モードを切り替えてくれる。

 こうした技術をさらに発展させれば、災害時の被災者捜索や、人間では行きにくい場所の検査など、さまざま分野でSQuRoの活躍が期待できるようになるとのことだ。

 ちゃんと目をつけるとちょっとかわいいじゃないか。

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 SQuRoの技術は、『IEEE Transactions on Robotics』(2022年4月7日付)に掲載された。

References:Robotic rat may one day search for survivors at disaster sites / written by hiroching / edited by / parumo

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この記事へのコメント 26件

コメントを書く

  1. もそっとマシなネーミングにしてやって。「マイティマウス」とか

    • +5
    1. >>1
      ドブネズミじゃなくても、ネズミ系なら大抵は狭いところ抜けられるよね…w

      • +3
    2. >>1
      どちらかというと日本語訳の方じゃないかな…
      ラット自体は大型のネズミに使われる総称だし
      まあドブネズミもネットに変わりはないんだけど

      • 評価
  2. 平面じゃないと動かないロボットに使い道はない

    • 評価
  3. ドブね~ずみ みたいに~ 美しくなり~たい~ ♪
    写真~には 映らない 美しさ~
    が あ る か ら ~

    リンダリンダ~~ リンダリンダ~あぁ~ リンダリンダ~♪
    リンダリンダリンダ~ ウォウォウォ~~♪  ウォ~♪  ウォ~♪ オ~♪ww

    • -4
  4. 「ネズミロボットが引っかかって回収できなくなっただと?
     アレは高いんだぞ!ガレキを全て撤去してでも回収しろ!」

    • 評価
  5. いいロボットだ
    写真には写らない美しさがある

    • +2
  6. 蛇型ロボ 「ぱく」

    狭いとこに入り込むのは蛇が上な気もするが、速度かな。

    • 評価
  7. スキマを通り抜けやすくするなら、大きな手足は邪魔で
    ヘビ型ロボットでも良いかもしれないな。

    • +3
  8. えらいことや・・・(ドラ●もんと)戦争じゃ・・・

    • +3
  9. 瓦礫に埋まってる時にこんなのが来たらビビるな
    使うならもっとこのマシンと形態を浸透させないとネズミにが来たと思って恐怖だろ

    • +1
  10. 普通に可愛い🐭
    アイボ的にマウボとか出たら欲しい人結構いる気がする。

    災害用としては、もう一歩進んで
    この子が見ている画面を外の人間が見られるとか、
    サーモグラフィ的なものが最初からついてるともっと良さそう。

    期待大。

    • 評価
  11. 細い隙間を通り抜けるためにネズミを手本にするのはいいとして、
    耳たぶや尻尾は、感覚器や平衡器の役に立ってるんだろうか?
    役目が無いなら、そこは削った方が邪魔にならなそうだが。

    • +1
    1. >>18
      いる!方向転換とか走る時、体のバランスを取る為、後はネズミの尻尾は神経が通ってるから尻尾で触って確かめるとか色々

      リスとは違うのだよ!リスとはっ!

      • -1
      1. ※19
        このロボットの尻尾って、
        そういう自在な動きや何かのセンサーが入ってる感じではなく、
        「~」の型抜きのまま固定された飾りにしか見えないんだが。

        無意味どころか、尻側へ頭を回転させてる時
        足で踏んだり 体に絡んで巻き付きそうになってたりして、
        動きの妨げでしかなさそうに思える。

        • +3
  12. 日本でペットロボで出すんならチューボかな。

    開発が中国って事で、軍の潜入偵察に使うような事も考えてるかな。定点居座りときどき移動は飛行型ドローンでは難しい。
    本物のねずみに偽装した外皮かぶせる使い方するなら、寸法取りの目安として耳と尻尾を最初から付けといた方が後々楽だろね。

    • +1
  13. ネズミ型ならいいが、
    いくら機能的でもこれがG型だったら・・・(;゚Д゚)“`

    • +1

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