
image credit:racc_shelter/Instagram
アメリカ、バージニア州にある小学校2年の生徒たちが、地元の動物保護施設にいる犬猫たちに飼い主が見つかるよう、1匹ずつよく観察し、かわいらしい絵と動物目線で書いた自己紹介文を作成した。驚くほど説得力のある子供たちの紹介文に、保護施設の職員も教師も驚いた。それらの手紙が施設に展示されると、早速8匹の養子縁組が決定したという。『Fox News』などが伝えている。
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小学2年生が施設の犬猫たちの自己紹介文を作成
バージニア州リッチモンドにあるセント・マイケルズ・エピスコパル小学校の2年の生徒たちは、、地元の動物保護施設にいる犬猫のために立ち上がった。子供たちは、施設の犬猫たちの視点で飼い主を求める自己紹介文と絵を作成し、1匹でも多くの動物が永遠の家を見つけることができるようお手伝いしたのだ。

image credit:Richmond Animal Care and Control/Facebook

image credit:Richmond Animal Care and Control/Facebook
このプロジェクトは、『リッチモンド・アニマルケア&コントロール(RACC)』のディレクターであるクリスティー・ピーターズさんの息子を教えている担任の先生、ケンジー・ジョーンズさんが考えたアイデアだ。
最初先生から話を聞いて、「すごくいいですね。是非、やってみましょう!」と同意したんです。
子供たちはとても愛らしいイラストと、驚くほど説得力のある紹介文を書いてくれました。どの紹介文も、養子縁組を望む施設の犬猫たちに代わって話しているような素晴らしい文章でした。(ピーターズさん)

image credit:Richmond Animal Care and Control/Facebook
プロジェクトが決まると、子供たちには1匹ずつの担当が割り当てられた。担当した動物の性格や特徴、品種など詳細を学び、絵を描き、自己紹介文を作成した。紹介文の一例がこちらだ。

image credit:Richmond Animal Care and Control/Facebook
こんにちは!僕はヨセミテといいます。男の子です。保護施設は好きだけど、もしあなたがペットを探しているなら、どうか、どうか僕をお家に連れて帰ってください。
もし、養子縁組してくれたら、僕は救われます。抱っこされたり、キスされたりして愛情を受けるのが大好きです。どうかお願いします。僕を飼って下さい。
プロジェクトのおかげで既に8匹の養子縁組が決定
子供たちが描いたそれぞれの紹介文は、訪問者の目につくよう施設の小屋の外に飾られた。犬23匹と猫1匹についての24の紹介文が展示されると、すぐに8匹の養子縁組が決定したそうだ。
ジョーンズ先生は、このように話している。
このプロジェクトを行うことで、子供の識字能力と困っている動物を助けるという2つの最大の情熱を組み合わせることができました。written by Scarlet / edited by parumo
子供たちが1匹1匹の保護動物の目を通して、素晴らしい紹介文を仕上げてくれたことをとても誇りに思います。
これは、私たちが保護施設にいる動物たちへの意識を高める非常に創造的な方法であり、他の施設でもこうした工夫がなされていることを願います。
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コメント
1. 匿名処理班
可愛いと可愛いの相乗効果だわ…
どうしようかと迷っている背中を優しく押してくれるね
彼らに最大の幸せを!
2. 匿名処理班
人類の実験場としての米国における美点は、一つにこういう偽善を超越した行為に尽きると考える。
少なくとも、多くの国民が無意識的に仏教的因果論に縛られる日本人には不可能な行為だな・・・もっとも米国人にはなりたくないけどな、個人的に(苦笑