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触れるな危険。チェルノブイリの森の中で発見された作業車両部品「チェルノブイリの爪」

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(著) (編集)

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 「チェルブイリの爪」とは、1986年にあの史上最悪の事故を起こしたチェルノブイリ原子力発電所から危険な放射性グラファイトを取り出すために使用されていた、作業車両のグラップル型アタッチメントのことだ。

 メルトダウン後の事後処理作業では、爪は普通に廃棄するにはあまりにも危険すぎると判断され、今ではゴーストタウンと化したプリピャチの周囲に広がる森の奥深くに捨てられた。

 二度と人の目に触れぬことを願われながら――。

 それが置き去りにされた場所はごく少数の人間にしか知らされておらず、ウクライナ政府にそこへ行く許可を求める人もほとんどいない。

chernobyl 2012 II: the highly radioactive graphite crane claw (deja vu)

ガイガーカウンターが示す危険な線量

 チェルノブイリで調査を行う世界で唯一の考古学者ロバート・マクスウェル氏は、爪を訪れて、放射線計を持つ手をすぐそばまで近寄らせたと、News.com.auの取材に答えている。

その地域にはずっと触っていたら本当に命の危険があるものがたくさんあります。爪はその最たるものです。ほかの危険地帯のようにはロープが張られていたり、立ち入り禁止になっていたりはしませんからね。森の中の開けたところに普通に置かれているんですよ。冗談ではなく死ぬおそれがあります。

私はガイガーカウンター (放射線測定器)で線量を調べてみたかったので内側に手を入れました。もちろん不安でしたよ。でもそこではずっと不安でしたから。ガイドは『絶対に触れちゃダメです!』って繰り返していました。だからさっと手を入れて、すぐ抜きました

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チェルノブイリの森に眠る機械の墓場

 立ち入り禁止地域には爪以外にもたくさんの機械が捨てられている。ピリピャチ郊外にはかなりの範囲に機械の墓場が広がっており、ウクライナ政府が認める地域なら観光客が訪れることもできる。

 墓場で眠るのは、メルトダウン直後に使われていた車両や飛行機といった機械で、チェルノブイリの爪と同じく決して触ってはいけないものだ。

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 こうした捨てられた機械たちだが、死神にでも魅入られたのか、闇に引き寄せられたようにときおり訪問者がある。

 せめて、彼らがマクスウェル氏の助言を無視して、そこに触れたりすることがないよう祈ろう。

References:The Claw of Chernobyl: Machinery still lethal 33 years after disaster/ written by hiroching / edited by parumo

追記:2019年7月13日の記事を再送してお届けします。

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この記事へのコメント 92件

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  1. ガイガーカウンターからすごい音してたけど最高何シーベルトくらい行ってるのか。わかった人は書いておいてほしい

    • +11
    1. ※1
      ガンマスカウトで検索してみ。
      β線+γ線測定で瞬間的に最大800μSv/h指してる時あるね。

      mSv/hじゃないから日単位で活動しない限りはそこまでじゃないんだろうけど
      防護服無し&素手でで作業してるのはやっぱ怖いよなぁ

      • +3
    2. >>1 ガイガーカウンターから即シーベルトやベクレルを読み取ることは出来ないよ

      • 評価
  2. 誰かが命の危険を顧みずに撮影してくれたおかげで、スマホの壁紙に出来たよ。
    ありがとう。

    • -13
    1. ※3
      多少埋めたくらいでは焼け石に水なんだと思う

      • +5
    2. ※3
      埋めると逆に危険なのかも
      忘れ去られて誰かが上に長時間滞在してしまったり
      アホな人が爪見たさに掘り返したり
      こうやって分かりやすく晒してある方が安全なのかも

      • +8
      1. ※37
        なんで?
        埋めて目印乗っけたり石やコンクリ乗せたりできるじゃん
        目印の意味が忘れ去られるなら、あの爪の意味も忘れ去られてるだろうし

        • -14
        1. ※55
          この爪とは規模が違いすぎだけど『100,000年後の安全』という映画で、そのあたりの考え方について掘り下げていますね。

          フィンランドでの高レベル放射性廃棄物の地下処分に際して、地上には「近づくな、掘り返すな」のメッセージが残される。しかし果たして10万年間、確実に保管できるか?10万年後の人類に、そのメッセージが伝わるか?

          淡々としたドキュメンタリー映画だけど、とても示唆に富んでいる内容です。

          • +13
          1. ※61
            10 万年後の人に伝わるかというと個人的には難しいだろうと思います。
            なんたって、 1933 年に建てられた「岩手県宮古市重茂姉吉地区の石碑」が 80 年後にはすっかり忘れ去られていたくらいですから。

            ※12
            まぁ、大丈夫じゃないでしょうけど、「直ちに影響があるほどでない」というところでしょうね。おそらく人間だって 50 年しか生きることができなかった時代くらいならさしたる問題はないという程度のことは多いと思います。今回のブツがどれくらいアウトなモノかは私にはわかりませんが、放射線がガンガンでていたら、撮影する CCD か、 CMOS の板にもノイズがかなり乗ると思います。

            • +9
        2. ※55
          数十年先の話じゃなくて数千年、数万年先のためだよ
          コンクリなんて100年もしないで劣化するしモニュメント的な石だって数百年もすれば土に埋もれる、爪を埋めても朽ちて汚染物質が土に溶け出したりするだろうしね・・・

          多分今は放置してるけど今後そういった廃材はまとめて回収したりして石棺処理するんじゃないかな?

          • +4
        3. ※55
          お前が一人で埋める作業をしてこいよ

          • 評価
    3. ※3
      動画撮影者がいい加減なこといってるだけでしょう。
      これだけで何処で何に使われたか分かるわけないし、
      死ぬほど危険なら原子炉と一緒に石棺の中に閉じ込めておくでしょう。

      • -14
  3. 『死の爪』って字面は厨二病心を煽るけど、その実態はあまりにも危険で静かで、ただただ切ない

    • +36
  4. いやいやいやまてまて
    なんで素手で計ってんのよ・・・
    これで居住してる場所に帰ってなんかに触れたら普通に周りにまき散らすことになるやんけ・・・

    • +17
    1. >>5
      観光出来るところでも靴はその場に捨てて帰るようになってるから、服は全部捨てるつもりなんじゃないかな

      • +2
    2. ※5
      放射線と放射能の違いについて勉強してくれ…
      本当にやばいのは靴の方だから

      • +8
    3. >>5
      触るな!って言われたから触らなかったもんねー、って感じだけどいやいや素手で近づけてるのもダメだからw

      ってツッコミ入れてたわ。

      • +2
  5. 近づくだけでも危ないんちゃうか?
    そもそも森自体に入るのが危険だからロープもないんやろ
    むしろその森に行くまでに立ち入り禁止の柵を越えた時点でもう自己責任の域やろ

    • +15
  6. 森の奥で静かに朽ちていく機械というだけでもう惹かれる

    • +10
  7. 悲しい世界
    それにしても触れたら
    どうなるか書いといてくらたら‥と
    感じてしまった

    • -3
  8. 4号炉の炉心減速材のグラファイトは燃焼し尽くして炉心容器内はすっからかんになったんじゃなかったっけ?

    • 評価
    1. >>10
      爆発の際に、いくつか外にふっとんでる。
      建物の屋上におちたのをロボットで除去しようとしたけど、誤作動だらけで最終的に人力で除去。さわった人は、ものすごい痛みに悩まされたそうな。

      • +2
  9. 黄色いガイガーカウンターの単位はcpmかな。
    一瞬黒いサーベーメーターが出てくるが、表示が52マイクロシーベルト毎時前後。
    24時間あの横で生活をしているなら問題だが、見学で一時的に近付くなら問題無いレベル。
    研究用の放射線源ならこれぐらいの線量の線源は普通に使われている。

    • +18
    1. ※11
      毎時50マイクロなら、福いちが爆発した後のどこかの公民館の値がそれぐらいじゃなかったっけ
      通常の何十倍もの値だからって大騒ぎになってた

      研究用の放射線源と人体が被ばくするのはまったく違う話だし

      • -6
      1. ※65
        福島発電所のすぐ近く(発電所敷地外)では50マイクロシーベルト越えがあったはず。
        やや離れた場所の中では高い線量だった飯館村の役場で30マイクロぐらいだった記憶。
        日常生活を送るのは避けるレベル。だからこの動画の周囲も立ち入り禁止になっている。
        ただ、短時間の調査や見学ならそれほど気にしなくても大丈夫なレベル。
        「研究用の放射線源」の意味は研究者が手で触って取り扱うレベルの線源という意図。
        遠隔操作で取り扱うテラベクレルの線源とかもあるので、この点は説明不足でした。

        • +1
  10. こんな無造作に置かれてたら動物達は普通に触っちゃうと思うんだけど大丈夫なのか

    • +11
  11. リアルフォールアウトのRAD汚染地帯ですね・・・

    • +6
  12. 最初の方で320マイクロシーベルト/時ってなっていたね。

    1年間に直すと282万マイクロシーベルト(=2.8シーベルト)

    2シーベルトが5%致死量、4シーベルトが半数致死量だから
    観光ならいいけど長居はできないレベルだね。

    • +16
  13. これってサビてパラパラになったのが風で飛んで行っても危険だよね。
    そこまでなる頃には放射線も安全なくらいに少なくなってるのかな。

    • 評価
  14. 触ってはいけないものだとわかっているのに
    侵入禁止の柵すら作らないオソロシア

    • -9
  15. ガンマ線、ベータ線による「毎時260μシーベルト」の外部被ばくの影響を測定した。って行った方がいいでしょ。1シーベルトはかなりの重度被ばくだけど、チェルノブイリでも意外に高くないのね。だからこの人防護服もしてないし。ベータ線は体表でおしまい。水の境界を通過しないから。ガンマ線は人体を貫通するけど、内部にとどまらないせいで影響も低い。だから、実際の人体に影響を与えたかどうかを示す単位であるグレイ表記がいいんだけどね

    • -4
    1. >>19
      グレイとシーベルトが逆。
      グレイは対象は無関係に物質に与えたエネルギーの量。
      シーベルトはそれに人体が受けるダメージを考慮して補正した値。

      • +7
  16. ガンになったら政府を訴えるだろこいつら

    • -18
  17. 表面についてるコケみたいなのは放射線あたって平気なのかな?それとも、当たっても耐えた選ばれし強いコケなのか…

    • +9
  18. これを溶かして鍛えれば所有者がみんな死ぬ妖刀を作れるな

    • +5
    1. >>28
      「そんなもん誰が使うんだよw」
      「下請け」
      のあれかw

      • -2
  19. とりあえずのその汚染された線量計日本に持ち帰ってくるなよ

    • -19
  20. 触れる以前に、放射線の量によっちゃ視界にはいっただけで死ぬ可能性もありそうだ
    悪魔の機械と呼ぶにふさわしいな

    • 評価
  21. 超短距離で超強烈な放射性(射程距離数センチレベル)を持っているα線の放射性物質が付着してんだろう
    半減期が長いほど弱いけど量が付いてれば関係ないしな
    触れるとごっそり壊死して助かっても抉れた傷痕になるんじゃねぇの

    • 評価
  22. これは半減期でも何万年も掛かる様な代物なのかな?
    こういう悲惨な事故がこれからは起こらない事を祈るよ
    でも、こういう負の遺産を見れた事は良かった(ありがとう)

    • +2
  23. いや、近付いただけでアウトなんたが…
    細菌感染じゃないんだから
    攻撃威力のある見えない光だぞ

    • +7
  24. そうやって危険なレベルに汚染されて放置された土木機械や車両が事故処理直後に大量にゴッソリ消えてる。
    これは使い道や売り払い先が無くて残されただけかも。

    • +5
  25. こいつ舐めすぎだろ
    警告までされながらガイガーカウンターで計測するためにあそこまで近寄るとか
    触ったら死ぬかもしれないレベルならあそこまで近寄らんくても十分計測できるだろうに何がしたいの?
    まぁ多分服や靴を捨てた所で被爆は免れ無いだろうからお望み通り近い将来死ねるねやったじゃん

    • -3
  26. 動物とかはここを栖にしてたりしないのかな?

    • +2
  27. 放射線量は距離の二乗に比例するから、近寄ってる時点ですでに高い放射線にさらされてる訳で、触ったかどうかはさほど問題じゃない気がするんだけどどうなの?
    放射性物質が手に着くって事?

    • +3
  28. なんで廃棄が危険→放置しましょうねってなるんやろうか

    • 評価
    1. >>44
      廃棄と言っても触れるだけで危険、死亡
      どこにも廃棄先がない。
      からかなあ。
      恐怖だ

      • 評価
  29. 爪の中で2、3分体育座りしても大丈夫?

    • -4
  30. ちょっと前に日本のTV局がロボットで建物内の放射線量測る取材のついでに寄ってなかった?

    • +2
    1. >>50
      写ってたね
      スタッフが近付いてコレの放射線量測っててヒヤヒヤした
      近くの工場の地下もヤバかったな

      • 評価
  31. ってかさあ・・・フツーこういうのは、せめて埋めるだろ?

    • -3
  32. なんか見た目がSF映画に出てきそうなデザインだな。つーかガイドの警告無視して近づくとか馬鹿じゃねーの。

    • 評価
  33. 「グラップル型アタッチメント」というワードにまずときめいてしまった…
    そんな格好いい単語が存在するとは…

    • 評価
  34. 数値を見ると名前負けしてる印象を受ける。まあ安全では無いんだが

    • 評価
  35. bionerd23さんの動画は2012年。昨年まではYouTube、Twitterともに稼働していて「活動はしていた」という意味では大丈夫だったのでしょう。この女性、どこでも線量計持って訪ねていってしまうのね…ゾーン関係では有名人なのかな。ディスカバリーの取材受けた動画ありますが本編も見たかった。

    元記事のロバート氏の警戒ぶりとは正反対のふるまいで、元記事には登場しないbionerd23さんの動画を記事で組み合わせるとシュールになってしまうのだなーと思いました。他の動画で観光客らがわらわらと爪内部に線量計突っ込みにいくのもなかなかすごい光景ですね。

    • +2
  36. 触れただけで死ぬってのが厨二心をくすぐる
    森の中にひっそりと佇む伝説の剣みたいな

    • -7
  37. ロバート・マクスウェル氏が爪の中に手をいれて計測した数値は元記事では
    The one photo that came out readable was showing 39.80 microsieverts per hour (uSv/h). The average background radiation in Sydney is usually something in the region of 0.17 uSv/h. So the Claw is magnitudes higher and releases something in the region of 950uSv of radiation a day.

    の部分でありましょう。時間あたり39.80マイクロシーベルトかな? 記事更新日は今年7月となっていますが訪問した日時は明らかではありません。しかし記事中に事故から33年とありますから本年2019になってからのことではあるのでしょう。

    そして動画で計測しているのは2012年(動画公開年によるならば)のbionerd23さん。数値は他のコメントの方が記してくれていると思います。数値の違いがおよそ7年の差によるものなのか計測部分の違いによるものなのかはわからないですね。識者の推測をお聞きしたい。風雨と時間に洗われることによって7年で数値の変化は考えられるものなのでしょうか。7年では変わらない?

    • +1
  38. STALKERだと速攻で死んじゃいそうな音出てんだけど。

    • +1
  39. チェルノブイリと何らかの関りはありそうだが
    メルトダウン後の作業に使われたっていうのは怪しいもんだね
    そんなものをわざわざ森に捨てる意味がわからんし
    隠すにしたって埋めるくらいはするだろう

    • -9
  40. ガイガーカウンターってなんか知ってるなーって思ったらクジラックスだった悲しい

    • -5
  41. 放射線はα線は取り込まなければセーフ β線やばいかも ガンマ線アウト
    だったな

    • -6
    1. ※77
      それは単なる透過能力の話で人体へのダメージとは別の話。
      透過能が低いアルファ線は外部被曝の心配は低いが、肺へ入った時の内部被曝の
      ダメージは大きい。ガンマ線は透過能力が高いが、透過すると言うことは透過する
      相手から影響を受けないし影響を与えないと言うことになる。なのでガンマ線の
      エネルギーによって影響が異なる。

      • +1
  42. もうなんつーか、呪いだよな
    放射性物質や放射線関連の事故は見るたびに呪いのようにしか見えない

    • -1
  43. これ機械が使えなくなったのって高濃度の放射線で機械すら壊れてしまうらしいですよ
    だから結局人間って….

    • -5
  44. >1986年から1987年に使用され、一般的に最も放射性の高い車両アイテムと見なされているクレーンゲーム「プリピャチスープレードル」は、2018年に80 mR / hr(702μSvまたは80,046μR/ hr)と測定されました。
    >2018年にSarcophagusの外で汚染された場所は、0.3 R / hr(2,631μSvまたは300,000μR/ hr)のプリピャチの地下室でした。

    ttps://wwiiafterwwii.wordpress.com/2019/09/08/why-there-is-a-wwii-vehicle-at-chernobyl/

    • 評価
  45. いや…入れてさっと抜いてもダメだと思うよ…

    • 評価
  46. ワシらの姫さまはこの手が好きじゃと言うてくれる。
    働き者の綺麗な手じゃと。

    • +1
  47. 周囲の植物には目立った変化は無いようだね

    • 評価
  48. 周りの景色が普通なのがなんとも。
    こんなに自然豊かなのにもう住めない。
    こんなところがこれから地球上にたくさんできてくるんだろうな。
    ほんと人間てばかだよね。

    • 評価
    1. ※96
      逆かもしれない、人が危険だと寄り付かないから自然が豊かになる

      • 評価
  49. チェルノブイリの近くの森の植物って、
    放射線に超強い耐性があるんだな。

    ヒトならちょっと近づいただけヤバい放射線源のすぐそばで芽吹き何年もかけて成長して、まったくなんともないように見える。

    • 評価
  50. チェルノブイリの爪に近づいただけで体調を崩した人もいるらしいですよ

    • 評価

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