今や車もリノベーションの時代?アメリカで豪華なトレーラーハウスに生まれ変わった元スクールバスが、愛好家も目を見張る仕上がりと話題になっている。
昔なつかしいスクールバスのリノベーションをひらめいたのはマサチューセッツ州出身のクレイグさんだ。
コロナのロックダウン中、仕事も愛も失うなど落ち込むこと続きだったクレイグさんは、当時売っていた1999年のスクールバス・ブルーバードを購入。
それからは居心地の良い空間を作りにひたすら没頭。およそ200日かけて理想のトレーラーハウスを作り上げたのだ。
ロックダウンで心が折れた男性スクールバスにひらめく
アメリカのマサチューセッツ州在住のゴードニエ・クレイグさん(27歳)がスクールバスの改造を思いついたのは2020年5月のロックダウン中のことだった。当時の彼は、コロナのパンデミックで仕事が激減しただけでなく、婚約していた女性にも振られてしまい何もかもうまくいかない現状に心が折れかかっていた。
そんな時これまたパンデミックの影響で売りに出された昔のスクールバスを発見。これをトレーラーハウスに変えてみようと思い立ったという。
28時間かけてバスを調達。200日かけてトレーラーハウスに
遠く離れたサウスダコタ州のディーラーに足を運び、購入した1999年のブルーバード社のスクールバスに乗り込むと28時間かけて帰宅。image credit:instagram
それからは快適なトレーラーハウスに変える作業にひたすら没頭。およそ200日かけようやく納得のいく仕上がりになった。
屋根を高くし天窓も設置。快適なインテリアを実現
まず元の屋根をを50センチほど高くして最大天井高を2.6メートルにした。それからシャワーブースやベッド、リビングやキッチンを設置。image credit:instagram
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キッチンにはエポキシ樹脂の広々としたカウンター。ちなみに設計はクレイグさん一人だったが作業は友人や家族が手伝ってくれたという。シャワーとベッドの上には日差しが入るよう天窓を設け、リビングにクイーンサイズの引き出し式ソファを設置。向かいの暖炉風ヒーターにはシャワーの壁と同じタイルを貼った。
image credit:instagram
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キッチンにはクールなエスプレッソマシンも据え、調理に便利な家電系もビルトイン。電力は屋根のソーラーパネルでカバー。太陽さえあれば100%供給できるようにした。
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落ち込んだけど完成時には復活。今はトレーラーハウスと旅に
コロナのロックダウン以降、想定外の困難に打ちのめされていたクレイグさん。だが今回、自ら設計した新たな住まいを作る過程で自分を見つめ直し、いろいろなことを学んだため作業を終える頃には幸せな気分になったという。
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現在彼はできあがったトレーラーハウスと共にアメリカ中を旅している。期間は5年がめどでスカイダイビングやスノーボードにも挑戦するそう。一方なつかしのスクールバスの改造に現地メディアも注目。これだけ凝ったトレーラーハウスならどこかでまた話題にのぼるかもしれないね。
References:designboom / instagramなど /written by D/ edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
トレーラーハウスってシンディローパーの
タイムアフタータイムの時代には負け組の象徴みたいな
扱いされてたけど、燃料問題が解決されて自動運転が
主流になったらこんな便利な家ないよね。
ドラえもんで家ごと旅行に出かける話もあったし。
コインパーキングの争奪戦になるのかな。
2. 匿名処理班
正直凄く羨ましいな( ´△`)
自分もやれる時間と場所が
あればなー
トレーラーコンテナハウス
も素敵だよね大きさが
丁度良いんだよ
3. 匿名処理班
さぁ〜 みんなで歌おう、漕げ!漕げ!漕げよ!ボート漕げよ。ランラン ランラン 川くだり〜 ♪ (´;ω;`)えぇ〜〜〜ン怖いよ〜〜〜
4. 匿名処理班
こういうのってロマンはあるけど旅先での給排水どうしてるんだろ
旅が続けられてる以上はどうにかできてるんだろうとは思うけれども
5. 匿名処理班
トレーラーハウス憧れるなあ
色んなとこ旅しながら生活するとか夢があるよなあ
6. 匿名処理班
こういうのって水はタンクとかから給水するのかな?
内装凝っててすごいな〜
7. 匿名処理班
アメリカの法はどうか知らんが、日本だと車検が通らないだろうな
8. 匿名処理班
シャワーの隣がベッドだとカビるぞ
9. 匿名処理班
これはいいなぁ運転できないけど
10. 匿名処理班
この人はもう住む所に困らないのね。素敵なアイデアだわ☺️
11. 匿名処理班
ゾンビ物で装甲車にされがち
12. 匿名処理班
トイレがどこにあるのか気になっちゃう
13. 匿名処理班
素敵なトレーラーハウス!
良い旅を!
14. 匿名処理班
仕事は失っても蓄えはタンマリ有ったみたいね
このバイタリティなら次の仕事も直ぐ見付かりそうだ
15. 匿名処理班
これは凄いよ
これ見せたら彼女なんてすぐ出来るし
キャンピングカー製作で食っていけると思うけど
16. 匿名処理班
弱冠27歳で、これを作り上げて5年間旅をする費用を賄えるなんてすごい
仕事が激減したと言ってるけど、もともとがすごい高収入なんだろか
17. 匿名処理班
※12
後処理が面倒だし、どうせ停車時にしか使わないから割り切ってトイレ付けなかったのでは?
18. 匿名処理班
5年分の生活費があるのが凄いよ
もちろんバスの改修費もそうだけど
19. 匿名処理班
※1
とにかく車輪が付いてると固定資産として扱われないため家賃を安くできるそうな
だから昔トレーラーハウスといえば低所得者の賃貸物件として定着してたけど
今は記事の方のように個人で車買っておしゃれにリノベーションする人が増えてきて低所得なイメージも薄れつつあるとは思う
さらにリモートワークが当たり前になりつつあるから余計に普及するかもなあ
20. 匿名処理班
※1
いまでも負け組の象徴であることには間違いないぞ。
向こうでは「家をもってる」ことが大きなステイタスだからな。トレーラーハウスはしょせん代用品。
どんだけ見た目立派でも、「できのいい模造品」でしかない。
富裕層の中にこの手のものを持つ人間がいるのは、あくまで「自分たちとは違う低層の日常を堪能してみたい」っていう変わり者がいるってだけ。