この画像を大きなサイズで見る自由気ままに過ごしているように見える猫だが、実は飼い主に深い愛情と愛着を持っていることは、これまでの研究で明らかになっている。
猫も飼い主の心に共感するため、飼い主が不安だと猫も不安になり、飼い主がリラックスしていると、猫も大らかになる傾向にあるそうだ。
『PLOS One』(2019年2月5日付)に掲載された研究によると、飼い主の性格特性は、猫の行動や幸福度に関係しているという。
猫は飼い主の気持ちに共感し、飼い主の気質は猫に影響する
「これまで、猫の幸福に関して、科学者や保護団体などは社会的環境よりも、物理的環境の方に目を向けてきました」この研究を行ったノッティンガム・トレント大学(英)のローレン・フィンカ氏は話す。
ここ10年猫と共に過ごした経験から、人間がどのように接するかで、猫の行動や幸福に影響が出ることがわかってきました。
多くの場合は、おそらく私たちが気づかずに起きていることです。だから、このことを科学的に研究したいと思いました
フィンカ氏らは、イギリスで暮らす猫の飼い主3331人を対象に、自身の性格や、猫の健康・行動について調査を行った。
その結果、飼い主の性格特性が猫の行動と幸福に影響を与えていることが明らかになった。
私たちの性格は、猫との接し方や飼い方において重要な要素なのかもしれません。だから猫の幸福に重大な結果を及ぼしかねません。
猫はいつでも自由気ままに、楽に暮らしているわけではないのかもしれません。だから私たちの行動が、良くも悪くも猫に影響を与えていると知ることが大切です
この画像を大きなサイズで見る飼い主の性格で猫の行動が大きく左右される
研究によると、神経質で不安を常に抱えている(神経症傾向)飼い主は、猫が病気を抱えていると回答することが多かったという。
ほかにも神経症傾向にある飼い主の猫は、肥満、ストレスに関連した行動、問題行動、攻撃的・不安・恐怖を示唆する行動などが多く報告されている。
一方、共感力が高く、他者を思いやる気持ちを持つ(協調性が高い)飼い主の猫は、体重が適正で、攻撃性や人を避ける行動は少ない傾向にあった。
また、好奇心旺盛な(開放性が高い)な飼い主や真面目で責任感のある(誠実性が高い)飼い主の猫も、人を避ける行動はあまり報告されていない。
また、ポジティブで外の世界と積極的にかかわろうとする(外向性が高い)飼い主、開放的・誠実的な飼い主だと、猫がより社交的である傾向もあった。
注:カッコ内は性格特性「ビッグファイブ」による分類(下記参照)
外向性(E)
社交性や活動性、積極性を表す
高:外向性が高い人は外の世界に積極的に関わろうとする
低:外向性が低い人は内気で静かな生活を好み行動は抑制的誠実性(C)
自己統制力や達成への意志、真面目さ、責任感の強さを表す
高:誠実性の高い人は、目的意識が強く最後まで根気をもって意思をつらぬく。時にこだわりが強くなり、完全主義や強迫的な傾向が出る。
低:誠実性の低い人は、不注意で飽きっぽく怠慢なところがある。計画的に物事を進めていくのが苦手な傾向もある。協調性(A)
利他性や共感性、優しさなどを表す
高:協調性が高い人は人と関わることを好み協力して行動する。
低:他人に対してあまり親身にならず、自分のことを中心に考えがち。神経症傾向(N)
刺激やストレス対する敏感さ、不安や緊張の強さを表す
高:神経症傾向の高い人は神経質で不安を感じやすく行動は慎重になる。極端な場合には不安障害やうつ病を引き起こす。
低:神経症傾向の低い人は情緒が安定しているが鈍感な面もある。リスクを過小評価して危険な行動に走りやすい可能性もある開放性(O)
知的好奇心の強さ、想像力、新しいものへの親和性を表す
高:開放性が高い人は発想が独創的で革新的なことを好む
低:開放性が低い人は保守的で慎重なタイプ
この画像を大きなサイズで見る更なる調査で猫と人間の関係性に迫る
フィンカ氏は念を押す。
この研究は、飼い主の性格と猫の行動・飼い方・幸福の相関関係を明らかにしただけで、因果関係までは調べていません。
飼い主の性格が猫の幸福に直接的に影響しているのかどうか、もしそうならどのようにして影響しているのか、こうしたことを知るにはさらなる研究が必要です
今回は、猫の飼い主からの報告をまとめたものだ。今後は客観的な計測データと比較して、それがどの程度信頼できるのか、更に調査を続けるという。
犬の場合は、人間に共感し、同じような行動をとるこという研究結果が報告されている。
猫も長い間人と共に暮らしてきているが、犬に比べてまだ多くの研究は行われていないのが現状だ。今後さらに、謎めいた猫の秘密が明かされることとなるだろう。
References:Cats tend to be less healthy and more anxious when their owners are neurotic / written by hiroching / edited by parumo
















いやこれは逆だ!
人間が猫に影響を与えるのではなく
猫が人間に影響を与えるのだ!
猫も飼育の歴史は古いのに、なぜ犬よりも研究が遅れているのだろう?
>>2
イヌが格段に優秀な使役動物なんで、お金をかける価値がある
ネコは労務にも食用にも不適だから、研究してもお金にならないんだ
ペット産業が盛んになって動物病院とか当たり前になった今だから研究できる
ミドリガメとか、いまでも未踏の領域だ
※2
犬は人の言うことを聞くから反応がわかりやすくて研究がしやすく、猫は人の言うことを聞かないから反応がわかりづらくて研究がしにくい、っていう所じゃないかと愚考する次第
猫の日だけあってカラパイアも全力で猫記事ラッシュだね
飼い主が猫好きだと猫も人間好きになるよね
そういえば自己中で人に凄い嫌われてた(マジで9割5分に嫌われてた)
あの人の飼ってた猫は凄い狂暴だったなぁ…
ジャレて加減が解らず流血しまくり甘噛みできず皮膚を貫通するぐらい噛んでくるから鍋掴みで相手するほど
ストレスたまってたんかなぁ…
うちのコはビビリで人見知りだと思っていたけど…
どうりで
神経質で落ち込みがちな私は猫を不幸にするから飼っちゃいけないんだな、って悲しくなった
実家の犬にもあまり近付かないようにするわ
>>10
自分もそうだけど悲劇のヒロイン過ぎ。
実家の犬は思う存分可愛がってやれ。
猫に限らず人間でも、親や上司が神経質で抑鬱状態だと、
気が休まらないストレスや緊張にさらされる子供や部下は
情緒不安定でビクビク顔色を窺う性格になりやすい。
なので、ストレスに関連した行動,問題行動,
攻撃的・不安・恐怖を示唆する行動が増えるってのは理解できる。
が、「肥満」ってのは何が引き金なんだろう?
精神的負荷がホルモンや代謝系に影響する、所謂ストレス太り?
それとも、心配性な飼い主が 餌が足りなかったらとやり過ぎたり、
手っ取り早く心の隙間を埋め 自分が求めらる快感を得るために
欲しがるだけ与え続ける「フィーダー」タイプの「優しい虐待」
に走りやすかったりするのか?
カップルが口論してるとお婆さんがオレンジを落として看板が落ち
てくる動画に出てきた猫がお婆さんを助けようとしてたの見たら
猫にも気遣いがあるんだなとわかるね
合間に挟まれてる「けもたん&ももたん」コンビの画像が可愛すぎる🥰
うちのは神経質でツンデレなメスとマイペースで食いしん坊なオス
どっちが自分に似ているんだろう…
猫のためにも幸せでいないとね
兄弟猫でも性格が違う、ビビリな子人懐っこい子で色々
この説は面白いが適当な事を書いてはいけないと思うな~
※19
人間の子供でも、同じように精神不安定な親の下
機能不全家庭で育った兄弟同士であっても、個人単位で見れば
片や健全な情緒に育ち 多くの友達や伴侶を得て
片や対人関係に問題を抱えている、という例はある。
が、全体的な傾向でいえば、
やはり養育者の精神状態が不安定だと
それに育てられる側も、情緒的な問題が起きる確率が上がる。
全体傾向で「○○ならば、××が多くなる」という話をする時に、
「○○だけど、××じゃない奴もいた!」という個別例を
(「うちの爺ちゃんはヘビースモーカーだけど90歳でも元気」的なの)
反論に出してくるのは、適切ではない。
悲しくて辛いとき
猫も人を気遣うかのように様子見に来ることはあったよ
近所の猫ちゃんは、先が見えなくてどうすればいいか分からなくて不安で一杯だった時に、ぴったり寄り添ってくれたな
優しい子だった
犬でも猫でも持って生まれた性格によるところが大きい
複数の猫を飼ったけど、犬みたいな社交的な性格は1匹だけ
飼い主の性格に左右される部分のと言うのは、ないとは言わないけど影響度としては遺伝的傾向よりは小さいはず
やはり互いに強い愛情で結ばれた生き物同士にはシンクロニシティが発生するよ。
どんな組み合わせであろうと。
メンタル強い人であってもどうしても落ち込むことはあるからなあ
ある程度仕方ないし、完璧でいなきゃなんてピリピリしてる方がよっぽどペットにとって良くない
私は暗いけど猫は明るかった
私の影響を受けずに明るい性格でいてくれた
良かった